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修論の内容
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「森博嗣 / 喜嶋先生の静かな世界」

押井守のスカイクロラをみたことはあるけど、あまり好きじゃなかった。
その原作者という事は知ってたし、なんかいっぱい本を出してるのも、理系の小説家という事も知っていた。
今まで気になっていたことはあるけど、手をださなかった。今回読もう!と思ったのはなんでだろ。
夜な夜な新しい作品探しをしている時にレビューを読んでて、薦められると弱い、僕だからです。

文字を読むことが苦手だったから小学生の時は勉強が大嫌いだった。しかし小学4年生の時に区の図書館で偶然手に取った本。意味の分からなかった本だけれど、書いてある内容は今自分が一番興味があるものだった。読む事や理解する事が人より遅くても、意味の通る解釈がいつか自分に訪れる。意味のわからない物を、わかる物に変えていくプロセスを楽しむとう事が勉強。小さい頃にはまだ分からずしていた事だったけれど、大学に入り喜嶋先生に出会った事により、その事に気付いた。著者の自伝的小説。

初めて読んだけど、淡々と語られる物語は好印象でした。
物語に起伏もあまりなく、もう淡々と語られる。静かに。
それでも退屈しなかったな。終始、特に事件もなにも起きないのにな。
文字が頭の中にすっと入ってきて、すっと抜けていく気持ちよい文章でした。

普段生活していると、いろいろな事が多すぎて見失いがちになるけれど、大切な事はいつも変わらなくて
それを見据えて生きているかどうかで、生き方は良い方向に大きく変わるんじゃないかと思っている。
物事をや問題を構成しているものは凄くシンプルで、複雑にしてるのも自分自身という場合も多い。
しかしその事も忘れてしまう程日常はめまぐるしい。この本を読んで落ち着き、また思い出せた。良かった。

「喜嶋先生」というキャラがとても愛らしく魅力的なキャラでした(男)
明確な事しか言わないし、無駄な事はあまりやらなそうなくせにどこか抜けてるキャラ。
終わり方もすごく切なくて良い終わり方。ちょうど今の時期に読んだからかな。。
マイウェイ熱唱も、すごく良かったです。これがシリーズ化すれば良いのに、って無理か。

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The End_901 新宿御苑 / Pentax 645

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
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