DATE:2014/02/13(Thu) 09:10 No.1363

ダニー・ボイル監督作品。こないだ「トランス」を映画館でみて、ダニボ熱があがり物色してきた。
しかし、ゾンビ物なのかな?28日後、28週後、とかいう作品はホラー感ありありでパス。
「127時間」はオチがあからさまに想像できるのでパス。それで残りはこれ、という感じです。
「ファンタジックで心温まる作品」というキャプションがダニボっぽくないけど、まあいいのです。
イギリスがユーロ市場圏加入する直前の話。母親を失ったカニンガム兄弟は、父の提案で新しい町に引っ越してきた。弟のダミアンは信心深く聖人になることを夢みているが、ある日ダンボールで作った隠れ家に大量のポンド紙幣が入ったバックが降ってくる。歓喜に沸く二人だったが、現実主義の兄アンソニーは欲しい物を片っ端から買いまくる。しかし弟はその信心深さから貧しい人を助けようとチャリティーなどに寄付をするようになる。。しかしそのお金は組織的な列車強盗のものであり、バックを探している男が兄弟の廻りを探りだすのだった。
うん、まあ普通に面白かった。子どもが出てきて大人とやんややんやしだすとホームアローン臭がするな。
ダニー・ボイルといえばドラッグ&バイオレンス的なのがあるけど(トレインスポッティングだけ?)全くの対極です。
ダミアンは、妄想で聖者の姿をみる事ができるが、その辺がドラッグ感はあるかな。超ナチュラルだけど。
その割には宗教感があるわけでもなく、聖者の存在意義も少しよく分からなかった。
しかし夢中になって物語に入り込むような事はなかった。
良くも悪くもいたって普通。みてもみなくても良いような映画。といったら怒られるか。。
ちょっと話が散漫すぎてしてる感じがあって、なんとなくだるい。平和な感じもちとだるい。
強盗がお金をとりもどしに来る時も恐怖感はゼロだ。僕がバイオハザードやりすぎてるからかな?
編集や、音楽。物語の進み方などは普通に疾走感もあり楽しめると思う。
その辺はやっぱり有名監督ならではなんだろうな。でも今作は心に響かなかった。
コントラストの高い絵もどことなく「カメラ好き女子のトイカメラ」的な雰囲気で好きじゃなかった。
だけどダニー・ボイル、他にもみてみよ。なにかいいのあればいいけど。探してみよ。

The End_899 東村山 / Nikon F3
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