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レンブラントへの手紙
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今年初めての映画館。お世話になりっぱなしの早稲田松竹。今年も足繁く通う事になりそうです。
高田馬場までもちろん自転車でいくんだが、まったく遠いと感じなくなってる自分が少し怖い。
映画館はやっぱり好きなんだけど今日は目の前の席が若いアベック。男子が座高が高いのか頭がすごく出てた。
それだけでも邪魔なのに頭がフラフラ落ち着かない。後半腕あげてのびとかしちゃったり。すごく気になっちゃった。

そんで、今回の二本立て一本目は、ダニー・ボイル監督作品の「トランス」
正直、前情報ゼロでみました。どんな話かすらわからん。ダニー・ボイルという事だけしか知らんかった。
一応二本目の「クロニクル」目的で行ったので、対して期待もしてなかった。。だからかもしれないけど、面白かった!
ダニー・ボイルっぽい映画というか、もうロンドンっぽい映画だった。音楽も含め。もちろんそれは嫌いではないです。

ゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」が出品されるオークション会場で、競売の末約40億円という超高額で落札された瞬間、会場内が催涙ガス弾で襲われた。競売人のサイモンはマニュアル通り絵画をバックに入れ裏口にまわるが、ギャングのリーダー、フランクが待ち構えていた。実はサイモンもギャングの仲間で、計画ではここでフランクに絵画を渡す予定だったが、サイモンは裏切りをはかる。怒ったフランクはサイモンを殴り絵画を奪い逃亡する。サイモンはこの時のショックで記憶喪失になってしまう。

前半なんかもう、ぐっちゃんぐっちゃんだった!サイキック映画とゆうより深層心理メンタル映画でした。
インセプションの「夢」とも違う、なんだろ、催眠的トランス、か。すごく不安定な恐怖感。。
フィジカルホラーは無理だけど(そうゆう言い方で合ってるかわかりませんが)こうゆうホラーはすごく好きなんだよな。
しかし絵画の絡め方がいまいち理解できなかった。エンドロールでも出てたけどあれはなんかメッセージがあったのかな?

意味深な表現、撮り方、セリフ、現実と非現実の曖昧さ、断片的なカット。全部ダニー・ボイル臭がすんごく強かった。
つっても僕「トレインスポッティング」と「ビーチ」と「スラムドッグ$ミリオネア」しか知らないんだけどね!
終盤の、今まで出てた断片的なヒントのまとめ方は、なかなか気持ち良いものがありました。スッキリ!
ラストに向けてターミネーターを見てる感覚におちいったのは僕だけだろうか。。

メンタルミステリー感、アクション性、エンターテインメント性、物語性、どれもバランス良くたのしめました。
青い絵がすごくいい。すごくいい。音楽も相変わらずUNKLEやMOBYとか、色んな意味でロンドンだった。
催眠療法士役のロザリオ・ドーソンという女優さんがすごく良かったです。
スパイク・リーの「25時」とかこないだみた「イーグル・アイ」にも出てたらしいが、まったく覚えがない。

人は自分自身にも秘密を作る。それを忘れると呼ぶ。

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The End_894 赤坂 / Nikon F3

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