FC2ブログ
ザーザー降りの夜
IMG_1262.jpg

「貴志祐介 / 新世界より(下)」

で最後。もう書いちゃおう。

中巻の終わりで、彼ら5人の関係は大きく動く事になる。
仲間で一番の秀才、瞬の存在。同姓を越えた愛情を持つ真理亜の決断。劣等感から自分を責め出す守。
そして主人公の早季と覚の関係もいろいろ、いろいろ動きだす。
いわゆる学園モノの延長だった上巻から、一気にミステリー&戦争アクションに変わって行った。

上中下巻に別れたレビューなので、どうしてもネタバレになってます。
未読の人は以下の文章は読まない方が良いと思います。
結果的にはすごい面白い小説なのでなおさら!

夏祭りの夜に起きた惨事。バケネズミの襲来によって悲鳴と怒声に包まれた神栖66町。町を抜け出して早季と覚は廃病院に向かうが、そこで遭遇したものは身の毛もよだつ存在だった。選ばれし者は自分に与えられた使命を遂行するべく、1000年前に首都だった東京に向かう事になり、早季は極限状態での選択を迫られる。大長編の最後を締めくくる最終巻。

下巻だけ100P多いと書いたけど、気にならないほどのスピードで読み切った。
ページをめくる手は止まらなかった。垣根涼介のワイルドソウルと比べても劣らない作品でした。
前半のバケネズミの襲撃、廃病院での件、神栖66町までの道程、そして東京編と。
てんこもりすぎてもう発狂するとこでした。夜を徹して本を読んだのはすごく久しぶりな事です。

完全にネタバレですが、早季が廃病院で出会ったのは「悪鬼」中間で過去に現れた悪鬼の描写があって
それはもう戦慄が走る恐怖感だった。でも過去の事。で今回は実際に悪鬼に遭遇してるのだ。これだけで恐怖極まりない。
あの緊迫感の描写はすごいと思います。著者の別作品をみると「悪の教典」など映画化されてるものがあって。
予告みて絶対みない映画に分けられてますが(グロ無理だから)本なら読んでみても良いかも。はまってるな僕。

と、大絶賛してる感じですが、少し腑に落ちない点も多かった。
広げた伏線は全て回収されてないく、少し無理矢理感があったように思う。
スピード溢れる展開は気持ちいいんだけど、それでごまかされてる感もあった。
意味深な書き方して後で分かるのかな?と思ったらそのまま終了的な。僕が見落としてるだけかもしれませんが。

下巻だけを思い出すと、ガダラの豚と、AKIRAと、ドラゴンヘッドと、漂流教室が合わさったような話だった。
僕個人の意見としては、終わり方に少し違和感はあった。少しあっけなく釈然としない気持ちがあったのだ。
すぽーん!おしまい!気持ちいいー!という感じではなかった。しかし差し引いても素晴らしい作品には変わらない。
すごく長くて内容も疲れる部分は多くて大変だったけど、読んで良かった。こうゆうのがあるから読書はやめられないのだ。

貴志祐介。ちょっと他のも読んでみようと思います。
「新世界より」はアニメ化もされてるので時間見つけてみてみたい。
だけど1話30分と言えども20話以上もあるのか。見れるかな。。
そうゆう時間って歳をとるごとに無くなってくるな。気持ちの問題か?

te889.jpg

The End_889 古市場 / Nikon D600

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1353-a04ba87d
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)