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いなくなった人
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「クラッシュ」

この映画はみたのは去年の事です。なんで知ったんだか忘れた。
みたあとの大まかな感想は、とても良くできた映画。という素直な感想。
テンポも、構成も、物語も、メッセージ性も素晴らしかった。
イニャリトゥのバベルっぽい感じが少しある。繋がってなさそうで繋がっている。

クリスマス前のLA。ハイウェイで起きた1件の自動車事故をきっかけに、いろんな人の運命や背負っているものが明るみに出てくる。黒人に差別意識がある地方検事のリックとその妻。病がちな父親の介護をする警官とその部下。黒人の有名TVディレクターとその妻。車を盗んで生計を立てる二人組の若者。銃を買った雑貨店のペルシャ人。貧乏ながら小さい子どもを育てる鍵屋。白人の同僚であり恋人を持つ黒人の刑事。それぞれの人間が抱える、それぞれの事情が物語にいろいろな影響を与える群像劇。

出てくる人がそれぞれの宿命を背負い生きている。そして皆が自分の境遇や不幸を呪い他人を責め立てている。
そんな感情が腹の底で渦巻いているのに、我慢して押さえている感じがすごく良く出てた。
最初は、こいつらなんでこんなに嫌なやつなんだろうか、、と思ってみてたけど。
後半は感情移入して段々と共感する部分が多くなってきた。あなたの気持ちも分からないではない、かも。と。

これは持論だけど、差別や偏見はそれぞれ個人の心の中にあるし、決してなくならないものだと思ってる。
人種差別も完全な意味ではずっとなくならないんだろうと思ってる。悲しいけどそれが人間なのかしら。
黒人、白人、アジア人、ヒスパニック。いろんな人種が生きていて共存し、依存し、対立している。
それに付け加えて家族もすれ違う。夫婦もふたりの関係ではない所で傷つけ合いすれ違う。非常に虚しかった。

「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本書いた人が監督した作品なのね。ポール・ハギスという人。
ダニエル・クレイグ版の007の脚本もやってて、クリント・イーストウッドとの関わりも深い。
父親たちの星条旗、硫黄島からの手紙とか。この2つはあまり好きな映画ではなかったけど、、
でもなんか気になってくるのでとりあえずラッセル・クロウの「スリーデイズ」というのを今度みてみる。

この映画サンドラ・ブロックが出てるけど、主役という訳ではなくみんながみんな主役という感じ。
こないだみた「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」に出てたサンドラ・ブロック。
あんまり知らないんだけど、この映画と「ものすごく~」をみる限りすごくいい女優さん。
顔は好きじゃないけど、女優さんとしてはすごく好きです。ゼログラヴィティも、みたいな。

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The End_886 野川公園 / Pentax 645

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