DATE:2013/12/06(Fri) 11:16 No.1335

「オーケストラ!」
だれかがおすすめしてたのをなにかで覚えてて、ツタヤで目に入ったのでみてみた。
2009年のフランス映画。基本的にフランス映画は得意な方じゃないけど、これは気にならなかった。
コンサートホールの清掃員をしているアンドレイは、かつてロシアのボリショイ交響楽団で指揮を務め、天才指揮者とうたわれた男だった。しか共産主義時代のロシア、ユダヤ系の演奏家を排除せよとの命令に背き、名声の絶頂期に解雇された経緯があった。それから30年、清掃作業中に受信したFAXの内容を見てしまったアンドレイ。FAXは演奏を取りやめた楽団の代わりにパリで演奏してくれる楽団を募集しているという内容だった。それをみたアンドレイは昔の仲間を集め、ボリショイ交響楽団としてパリで演奏することを思いつく。
ウォーターボーイズ的な、スイングガールズ的な物語かと想像していた。僕がよく言ってるけど、、
やるべ!→できない→皆にバカにされる→奮闘→わりといける→問題勃発→乗り切る→大団円だと思ってた。
そして僕はそうゆうベタな物語が嫌いではなく、割と好きな方なので期待してみてた。
見てみたらそれっぽいところは多かった。コメディ感もわりとあった。でも根っこは違った。
共産主義時代の不自由な生活の中でも、自己表現しようとした熱くほとばしる気持ちとか
アンドレイが演奏する曲目をチャイコフスキーのバイオリン協奏曲にこだわった理由とか
アンヌ=マリー・ジャケという美女ソリストとして指名した理由とか
バラバラになった楽団員があるひとつの言葉で大集結した理由とは。なんかいろいろ素晴らしかった。
フィニッシュはウォーターボーイズ的な大団円に近いものだったけど、僕は好きなのでなかなか感動しました。
こうみえてクラシック音楽はそれなりに好きで、ベタだけどベートーベンやチャイコフスキーは大好きです。
ショスタコーヴィチ、一時期はまったな。。井上道義、全曲講演、日比谷。懐かしいな。
なのでより楽しくみれたけど、クラシック知識無くても全然楽しめます。結構なオススメ具合です。
アンドレイ役のアクセレイ・グシコフという人は、目付きが野口先生に似ていた。しかめっ面。
そしてソリスト役のメラニー・ロランという女優さんが素晴らしく美人だった!
タランティーノとブラピの「イングロリアス・バスターズ」に出てるらしい、でもあれグロ注意報出ててみてない。。
これを機に頑張ってみてみるか、とも思うけど、。無理かな。
いま一緒に仕事してるアメリカ人の友達、クレイグのおかげで僕は今お肉すら食べられない状態。
もともと牛肉は食べない(好きじゃない)人なのであれだけど、今は豚、鶏、両方だめ。ハムもウインナーもだめ。
時間経てば大丈夫になるかもしれないけど、しばらくは無理そう。。
野菜が一番という事を再認識しています。クレイグめ!クッキーおごってもらお。

The End_872 読売ランド前 / Nikon F3
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