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同窓会の夜
33歳にもなり、この仕事も12年くらい続けていると、いかんと思いながらも惰性になっている部分を感じる。いちいち考えなくても分かる部分が多くなり、それで満足して新しい事にチャレンジしなくなってたりする。自覚があるのでまだ良いほうかもしれないけれど、僕の立場上このぬるま湯はいかがなもんかと思うのです。そんな中、昨晩は卒業した学校のインテリアデザイン科の同窓会がありました。インテリアデザイン科という名目でこうゆう会があるのは2回目なんだけど、現役はもちろん退職した先生方や、卒業生だけでなく在校生まで参加するという、こうゆう機会はなかなかないので新鮮です。以前、僕とフジ暴で授業めいたものを何回かやった事があるので、まだ僕は面識がある人が多かったはずだけど、他のみんなは知らない人だらけだったんじゃないかなあ。

それはさておき、卒業してからもちょくちょく会っているので懐かしさもなにもありませんが、僕の中で恩師と言える人に会ってきました。今では校長という立場になっていますが、相変わらず偉そうに見えないのがすごく良い事だと思います。その先生に「結局学校で何を教わったのか、それが社会に出て役に立ったか」と聞かれた。即答しちゃったけど、僕の中で学校で教わったことはデザインでもなんでもなくて「考える」という事に尽きるのです。考えたものを結果的に形にしていく方法は学校でなくて社会、実務で覚えたと思う。だけどその基礎にはやっぱり「考える」というものがあって、考え方やそのアプローチ方法、そして一度煮詰めたアイディアを壊すこととか、そうゆう「面倒くさい」ことを学生時代で教えてもらったというのはすごく大きいと思っているのです。学生時代にどんなに優秀でも実務においてはやっぱり赤子同然。でも実務はやめないで続けていれば覚えていくもので、そんなものの差はいくらでも後で埋まるのだ。けど、考えるという行為はなかなか後から出来るようになるものじゃないと思うのです。歳とともに頭は固くなるし。そしてその行為は別にデザインとかじゃなくても、いち人間としての奥行きを作る事だと思っている。そうゆう意味で社会に出ても役にたっていると思います。人間形成においてという話になってしまうけど。。デザインの学校なのに、デザインを教わってないような言い方もどうなんだと思うけど、それを全部含めてデザインなんだと思います。なんか偉そうにすみません。

話は戻ると先生と話して、僕のその惰性めいた日常に喝が入りました。ふんどし締めてまた頑張ろう!と思ったのです。先生は相変わらず人の事を全く褒めない、でも最後の最後で優しい言葉とかをかけてくる。。お前はダメだ的な事を言われた後に、ぼそっと「彼の写真はすごく好きなんです」とかみんなに言ったりする。ツンデレだ。僕はそのツンデレに舞い上がり、うまく操作された学生生活を送っていた。昨晩もそのツンデレ感は健在で、ものの見事に僕の心の中では野心やチャレンジ精神に灯がともったのです。人に頼らず自分でなんとかしないといけない事なのかもしれないけど、そのへんはすんません。昨日は二次会で少しゆっくり話せたけど、相変わらず会話は本の話ばかり。やっぱりデザイン関係なかった、笑。またしばらく時間が経ったら会いに行こうと思います。。先生が主宰のNGOへの寄付は、震災以降シフトしてしまっているけど、儲かったらまた再開しますので待っててね!

あとこれは月並みな話ですが、この歳になるとみんなそれなりな事情があって、いろいろ悪戦苦闘してるんだなあと思ってしまった。会社のこと、結婚のこと、家庭のこと、子どものこと。20代とは違いみんな背負う荷物が増えてるんだなと感じました。それに比べ僕は身軽で身軽で!どちらが良いという話ではなく、なんか色んな意味で面白かったです。それともうひとつ余談だけど、、カメラ持ってると「どうゆう写真撮ってるんですか?」とか聞かれる。あれは本当に返答に困るのだ。「風景写真です!」とか言えればいいんだけど、風景なんかきれいに撮れないし、なにかモチーフを決めて撮っている訳でもないし。。真剣に「心が動いたときに撮ります」とか答えると大概が失笑で終わる。昨晩もいっぱい失笑された。でも失笑されるのも意外と嫌いではないのです。

te863.jpg

The End 863 上大岡あたり / Nikon F3

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