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ちょっと虚無の近くまで
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「太陽を盗んだ男」

邦画をみるサイクルになっている。僕は本も映画も音楽もゲームもそうゆうサイクルがあるのだ。

こないだ「邦画はみない」と断言してる人に会った。なんでそんな線を引くのか全然分からなかった。
なんでもそうだけど、ジャンルで線を引いちゃうと世界が狭まってしまって損だと思う。
90年代に邦画がすごく叩かれる時期があった。つまらない、オチがないと皆が口を揃えていっていた。
でも僕はその頃の邦画が好きだった。答えのないものにその頃から魅力を感じていた。

東海村の原子力発電所からプルトニウム239が盗まれた。その事件は政府の威信に関わるため公式に発表されなかったが、犯人は中学校の物理の教師、城戸誠個人のしわざだった。城戸はそのプルトニウムを使って原子力爆弾を作ろうとしていた。しかも自分のアパートで。独自の理論と、計算でプルトニウムを分離する事に成功する。そして原爆を完成させた城戸は手始めに、警察にナイターのTV放映延長を要求する。

めちゃ面白かった!これは80年の映画とは思えない。渋谷での暴動の撮影、そしてカーチェイス。
当時の撮影技術がどんなもんなのかは知らんけど、すごい規模での撮影をしている。
しかし冒頭のプルトニウム盗むシーンだけがすげえチープ!笑。007の初期ってこんな感じだったな。
一個人が原発に忍び込みプルトニウムを盗むって、超非現実的だけど。。時代だな!時代!

1980年の映画、僕の生まれた年。映像には当時の町並みが映ってて楽しい。
中央線沿線の団地、木場、渋谷の公園通り、歌舞伎町、コマ劇前、とか。レトロな町並みが良いです。
他にも国鉄や電電公社、パトカーがクラウンやコスモスポーツ!だったりする。昔のこち亀みてるみたい。
そしてみんなハイライト吸ってるのだ。僕はかつてハイライトを吸っていてたので少し懐かしい。

主人公の城戸は、原爆を作ったのにそれで何をしたいかが特にない。
「原爆を作りたい」それだけだったのだ。だからとりあえずの要求がナイター放送の延長というもの。
とても哀しい人間だった。でもプライドは人一倍。だから最後はやけくそ感が満載だった。
こうゆう人ってたまにいるよな。僕か。

にしてもやっぱり菅原文太はかっこいい。彼の角刈りは文化だ。「救急車持ってこーい!」と叫ぶのが最高だ。
終盤にヘリにつかまって登場した時はびびったなぁ。ランボーじゃん!と突っ込んでしまった。
しかもそのヘリから飛び降りるんだがその高さ推定30m~40m。ビル10階以上。窪塚洋介か!
刑事なので仁義シリーズとは立場が違いますが、また違った「漢」がみれます。気になる人は是非。

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The End_859 古市場 / Nikon F3

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