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たった一週間の話
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「宮崎駿 / 風立ちぬ」

遅ればせながらみてきた。ジブリ作品だし、あんまり早く行くと混んでるかな、と。
人が多いところが大嫌いな僕は、そうやって後伸ばしにして結局公開が終わってしまう事は多い。
でも宮崎駿引退だって言うし、DVD出るまでおあずけもアレだしで、みてきた。
忠告通り泣いた時用のタオルを持ってったけどそこまでは号泣しなかった。三回泣いたけど。

零戦の設計者、堀越二郎をモデルに1930年代の日本での飛行機作りに情熱を注いだ青年の物語。零戦の誕生や、飛行機にかける熱い思い。そしてある少女の出会いなど、激動の時代を駆け抜けたロマンに溢れた、今作で監督業を引退する宮崎駿監督の集大成ともいえる作品。

僕的にはすごく良かったです。飛行機好きを置いといても、かなり好きな作品でした。
でも冒頭の飛行シーンをみた時は少し不安だった。予告でもみて同じ心配をした記憶がある。
ハウルの時の「明らかに飛ばなそうな飛行機」が出てくるのかな、、。と不安だった。
だって、プロペラ機のくせに真上に離陸するんだもん、、でも大丈夫でした。ちゃんと飛行機してた。

イタリア飛行機界の父、カプロニが登場するんだけど、その立ち位置が微妙。
カプロニと言えば、ジブリの語源「GHIBLI」のCa309爆撃機が有名。そして格好いい飛行機が多いのだ。
堀越二郎とは時代が絡まないらしく、夢とか妄想の中で色々絡む。それがファンとしてはすごく微妙だった。
単純に彼の飛行機作りの哲学みたいなのを前にだして、それに感銘している堀越二郎。で良かったのに。

でもカプロニは言うのだ「設計とは夢を形にするものなのだ!」と。すごく心に響いてしまった
僕の生きている世界では「モノ作り」という言葉が先走る傾向があり、昔からそれに違和感を感じている僕だ。
もっと軽い気持ちでいいのにと本心では思ってる。でも堀越二郎のように「夢中になる」というのはすごくいいな。と。
僕も仕事は好きだし、モノを作ったり考えたりするのは大好きだけど、やればやるほど嫌な部分も多くなっていくし。

ヒロインの菜穂子は初めての出会い以降、前半はほとんど出てこないし堀越二郎は飛行機作りに夢中だから
僕はまったく存在を忘れてみていた。しかし再会してからはすごい存在感でした。
ばっちりとくっついて、揺るぎないものに変わる。すごくうらやましかった。むかし僕が求めていたあれだ。
僕は一気にファンになってしまった。僕の中でジブリ女の子ランキングがあるならばフィオ・ピッコロに並ぶ勢いだ。

出てくる度に髪の毛が伸びていく様は、パリ・テキサスのナスターシャ・キンスキーを彷彿させた
あの映画だと、出てくる度に髪のボリュームが減っていくんだけど、笑。
ある儀式の時の菜穂子は、お化けみたいな美しさがあった。いつもの宮崎駿の描く女性像とは違う雰囲気だが好きだ。
あんな子とお近づきになれるなんて堀越二郎め!とふつうに嫉妬してしまうのは二次元オタクかしら。

そして彼女は言うのだ「風があなたを運んできた」と。
ラストはもっと劇的にする事はできたと思う。そしてその方が号泣したんだと思う。
だけど僕はあれで良いんだろうなと素直に思った。
そして宮崎駿監督にはやっぱり敬意を払いたい。お疲れ様でした。

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The End_841 荏原 / Nikon F3

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■■■ | Comment : 2 | Trackback : 0
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Comment

とりの

2013/10/26 21:43 ・・・EDIT

  けいたくんもみたんだ!
そうなのよちょうどいいのよ。しかしあれ以上引っ張ったのも正直みてみたい気もするけどね。。

kpita

2013/10/26 19:07 ・・・EDIT

  ぼくも、同感ラストのストンっと感がちょうどいい。あれ以上引っ張ると、お涙頂戴になって裏を呼んでしまう。そこを、勘ぐらせる位ならストンってとこが潔い。


 

 

 

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