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たゆたう夢
凶悪

「凶悪」

映画館でみてきたのでとりあえず先にかいてしまう。

死刑判決を受けた元ヤクザの須藤に指名された雑誌ジャーナリストの藤井は、面会に行った先で須藤の告発を受ける。それは須藤が死刑判決を受けた事件の他に、3つの事件に関与しており、その全ての事件に「先生」と呼ばれる人間がいるというものだった。須藤はその人間がのうのうと娑婆で生きている事が許せず、藤井に事件が明るみにでるような記事をかいて欲しいと頼んできた。藤井は会社からの許可が出ていない中で独自に取材を進め、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。

この映画、まずはノンフィクションだということ。現実に起きた事件だということ。
そして俳優の演技のうまさ。ピエール瀧、リリー・フランキーが素晴らしく恐かったこと。
前半の圧倒的に理不尽な暴力はピエール瀧。静かで変態めいた権力的暴力はリリー・フランキー。
その二人がとんでもなく恐い、につきる映画。「僕たちはお互いが持ってないものを補い合っているんだ」と笑う。恐い。

前半にグロ表現がありました。こうゆうのがずっと続くとしたら嫌だな、みれないな、と思ってたけど
そうゆう表現はだんだん落ち着いていってくれて良かった。暴力表現はてんこ盛りなのでご注意ください。
暴力表現は好きじゃないけど、その暴力は見ている側の心をつかむ物だった。反吐がでるという意味で。
まだするの?もうやめてあげて!と心の中でつぶやきながらも画面から目が離せなかった。

とにかく物語には入り込んだ。2時間ちょいだと思うけど、すごく短く感じられた。
物語は冒頭にネタバレ的なシーンがあって、そこに向かって進んでいくパターンで構成されていた。
事件を追う記者の視点や、現在、過去が上手い具合に重なっていって、事件の終着に向かう。
その構成は素晴らしいと思った、素直に。原作読んでないから分からんが監督の手腕なんだろうか。

ひとつだけ思ったこと。凶悪な犯罪があって、その事件にはこんな被害者がこんな目にあったのだ。という事と。
捕まった者と捕まってない者。真実を追う記者。そして贖罪とはなにかの問題定義。それだけで良かったのかもしれん。
それに付け加えて、老人、高年齢社会問題まで入ってそうな節があり、そこで少し分散した印象がありちょっと残念。
でも単純に恐い。というだけではなく、スリリングで、見えない心の動きも表現されてて、すごく良い映画だった。

こうゆう凶悪事件ってノンフィクションって形でよく映画化される。冷たい熱帯魚(二度とみない!)とか。
死刑囚が告発ってのが他のと違うよね。こないだの尼崎の事件とかも映像化されるのかな。
世の中には恐い人たちが普通にいるんだな。そうゆう人が何食わぬ顔で同じ社会で生きていると思うとすごく恐い。
古谷実みたいになってくるな、、職人さんにもの申すのも僕の仕事のうちだけど、気をつけて言葉選んで言おう!

個人的な意見ですが山田くんは好きな俳優です。池脇千鶴も好きです。

te831.jpg

The End_831 日比谷 / Nikon F3

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