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みるも無残な食卓
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「青春デンデケデケデケ」

こないだの大林宣彦、尾道三部作のながれで。
浅野忠信も出てるし、みないとっつー事で。しかし浅野、若かった!

1965年、香川県の観音寺市。高校入学を控えた「ちっくん」こと藤原竹良は昼寝をしている時にラジオから流れてきた、ベンチャーズのパイプライン(デケデケデケデケ)に衝撃を受け、高校に入ったらバンドを結成しようと心に誓う。3人の個性あふれる仲間と出会い無事バンドを結成するが、夏休みにバイトして楽器をそろえる所からのスタートだった。バンド名は「ロッキング・ホースメン」に決まり、段々と学内での人気も上がってくる。高校三年間をロックに捧げたちっくんの青春を、ほのぼのとコミカルに描いた物語。

みていて「めちゃくちゃ面白い!」という映画ではないけど、面白くない所もない。
バンド仲間探して、バンド組んで、バイトして、楽器買って、練習して、少し恋もして、そして本番。
ただそれだけなのにみてていて面白い。というか映画の中の人たちが本当に楽しそうなのだ。
こんな高校生活だったら楽しいだろうな。と憧れの眼でみてしまった。

原作は「東京シックブルース」が大好きだった芦原すなお先生。
この時代の青臭い男子の日常を描かせたら右にでるものは居ないはずだ。
特にちっくんの初デートのシーンなんて、はがゆくて死にそうになる。
海まで歩いてって女の子作ってきたお弁当(バスケットに入ってる!)を食べるのだ。はがゆい!

しかし狂乱の3年間は瞬く間に過ぎ去り、彼らにも卒業の時期が近づく。
家業をつぐもの、進学を志すもの、期待と不安でなにがなんだかわからなくなる時期。
自分がなにものなのか分からずに、ただ時間だけが進み決断を迫られる時期。
ちょっと待ってくれ!という気持ちとは裏腹に暴力的に時間は進む。そして劇的な夕焼け。

祭りの後のような、甘い物の後のしょっぱい物のような、そんな感じがすごくしみるのだ。
ちっくんの廻りの仲間の、ベタすぎる演出も最高だった。というかやっぱり僕は泣いたよ。
映画の舞台を湘南にする案もあったみたいだけど、香川県で良かったと思う。
言い具合の田舎さと、やっぱり大林宣彦の映画は坂が多い町が良いみたい。

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The End_824 渋谷 / Nikon F3

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