FC2ブログ
ル・マル・デュ・ペイ
1472collarere.jpg

「コラテラル」

トム・クルーズの映画なんてなにぶりに観るんだろう。MI1くらいかも。覚えてない。
レインマンくらいの昔のアレならアレだけど、今のハリウッド丸出し映画は、ね。じゃなんで観たのか。。
最近なぜかよくBUDDHA BRANDを聴いていて(笑)NIPPSがマイケル・マンと言ってたから。
そんでマイケル・マンってあんまり知らないなあ。あ、でもこれ予告観た事あるな。じゃ。という流れです。

マックスはいつかメルセデスをかってリムジン業をやるという夢を持ちながら、ロサンゼルスのタクシードライバーとして働いていた。ある夜、アニーという女性検事を客として乗せ、少しのコミュニケーションがあり、それは新たな出会いを匂わせる雰囲気に満ちていた。連絡先を交換し下ろした矢先、すぐに乗り込んで来た客。そこから彼の運命は怒濤の急展開を見せ、やんややんやと事件に巻き込まれていく。そんな一晩での出来事を語った物語。

トム・クルーズという事でバカにして観てた。でもこれね、すげえ面白かったです。トムが悪役なんです。
最初の30分すぐに物語に入り込んで、途中で飽きも来ないし最後の30分はドキドキしっぱなしでした。
アクションだけではなく、哲学的なセリフが要所で出てくるのと、映像美。深夜のハイウェイと夜景がすごく印象的。
調べたら、マイケル・マンはLAを舞台にするのと、夜景を多用する監督なんだそうな。それがすごく好きでした。

そもそもアクション映画はほとんど観ないんだけど、これは良い具合のアクションで、血もそんなに飛ばないので大丈夫。
アクションよりも、マックスの良い人具合と、巻き込まれ具合と、アンラッキー具合と、絶望感がすごく良い。
伏線の張り方も最後の収束感もすごく良いし、タクシー内でのトムとの会話が哲学的ですごく好き。
FBIの使えなさっぷりにびっくりした後半のクラブのシーンも良かった。マックスのガッカリ顔、笑。

なにが悪なのかを考えさせられる映画。本当に価値観の話をしている映画で、その人が立つ場所によって物事は変わる。
君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい。ボブ・ディランだ。
トムは仕事。マックスはモラル。トムはマックスを助けても悪?悪人なら殺しても善?悪人とは誰が決めるの?
というなんともうまく白黒付けられない事が細かくちりばめられている。いちいち考えてしまったよ。

マイケル・マン。冒頭にタクシーの中でロマンチックになるシーンがある。
それがすごくすごく都会的な雰囲気で、すごくロマンチック。素直にドキドキしてしまった。
すぐに急転してロマンチックとは縁もゆかりもない話になるんだけど、
こうゆうの素直に撮ったら壮大な恋愛映画が撮れそう。演出がうまいという事か。

最後に水を差すようで申し訳ないけど、この映画。トム・クルーズである必要は1ミクロンも無い。
むしろトムじゃない方が良いんじゃないかな。「トム・クルーズが悪役!?」的な売り方ですごく予告してたけど
それが理由で正直観るのをためらってた部分がある。そんな売り方しなくても内容がすごく良いのにな。
トムの名前かりなくても、普通に売れば売れたと思う。それがちと残念でもすごく良い映画。もう一度観たいくらい。

マイケル・マン、掘ってみよう!

te795.jpg

The End_795 多摩川 / Nikon D600

「THE END WEB STORE」 いろいろ売ってます

「THE END PHOTO」「PHOTO ARCHIVE」「Trinograph. INTERIOR」「Facebook」
■■■ | Comment : 0 | Trackback : 0
▲▲▲

Comment


 

 

 

Trackback

このエントリーのトラックバックURL:

http://endscope.blog90.fc2.com/tb.php/1253-35956663
⇒ この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)