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遅れてきたアップライトピアノ
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「佐藤多佳子 / サマータイム」

例の「夏前、切なくほろ苦い作品読みたい欲望」の流れでいろいろ探してた。
そんで誰かがオススメしてたし、あらすじでなにかが引っかかったので読んでみた。
この人の本は「黄色い目の魚」ってのを読んだことがあるだけど内容をまったく覚えてないや。
デビュー作らしいこの小説。もともとは児童文学の人なのね。

姉の佳奈が12歳で、僕が11歳だったある夏の日。どしゃぶりの雨で、僕以外誰も泳いでいないと思っていたプール。じたばたともがくような、不自然な泳ぎ方をする彼に出会った。事故で左手と父親を失った彼はその代わりに同年代とは思えない「大人っぽさ」を持っていた。姉と僕と彼の不思議な三角関係、友情でも愛情でもない、なにかもっと特別ななにかがあったあの夏の物語。

あらすじだけ読むと、僕が求めていた内容に限りなく近い。でも夏の話は表題のサマータイムだけだった。
他はそれぞれ違う季節。四季をテーマにした作品だったのね。というわけで少し外してしまいました
でも小説としてはすごく面白かったと思う、少しきれいすぎ(素直すぎ)かなとも思ったけど。
児童文学だからそれでいいのか。いいのか?他の作品も読んでみたいな。

読んでると、僕も小学校高学年の頃こんな感じだったのかな。となにか物思いにふけるきっかけになった。
まだ夏が来ることが待ち遠しかった頃。長い年月をかけて今では夏が大嫌いになりました。
だって暑いんだもん。疲れるし、電気代かかるし、熟睡できないし、虫苦手だし。
今年はそれに付け加えて、自転車通勤というものがネックになってきそう。真っ黒になりそうだ。

引用ー
僕はたくさん失ってきた、今までもこれからも。
時が流れ、色はあせていくけれど。それでも僕はきみを待っている。
そのことを僕自身が忘れないようにしないといけない。

自分の事を代弁してくれてるみたい。小説家って素晴らしい!

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The End_767 武蔵小杉 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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