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虎・馬・マンモス西
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「ピクニック・アット・ハンギングロック」

作家の窪美澄さんが、この映画をみると「海辺のカフカ」を思い出すといってたので観てみた。画角が6:7だった。
これはなに系って言うんだろ?バラの花を浸した水で洗顔するような世界。ロリータ?ゴシック?なんて言うんだろ。
岩肌まるだしの荒い山の風景に、妖精のような女学生がヒラヒラ舞っていたり、寝ていたり、コソコソ内緒話したり
そんな絵はすごく異様な怖さを感じた。しかしオーストラリアの映画って珍しいね。他に知らない。

寄宿制学校アップルヤードカレッジの女生徒たちがある岩山にハイキングに出かけた。食事の後にまどろみだす一行だったが、ある4人の生徒は好奇心から岩山を登りはじめる。頂上で4人のうちの一人が「物にはすべて正しい始まりと終わりがある」と急につぶやいた頃、麓にいるひとたちの時計が全部12時で止まっていた。そして生徒のうちの3人と、引率の先生が忽然と姿を消してしまう。

なんかこの映画、1900年にオーストラリアで実際に起こった事件を元にしているみたい。
本当にこんな事件があって結局発見されなかったらしい。神隠しじゃんねそれ。
そういえばジブリの「千と千尋の神隠し」は韓国版だと「神隠し」に適する言葉がなくて
「千と千尋の行方不明」になったそうだ。間違ってはいないんだけど、なんか、ね。

僕はこのブログで何回も言っているが、ホラー映画がすごく嫌いだ。
血がでるスプラッター系も、ゾンビも、日本風お化けも、ビックリ系も大嫌いだ。
だってそんなもの観てもなんにもならないし、意味もないし、だいいち怖いじゃないか。
多分これは小さい頃に観た伊丹十三(黒沢清?)のスウィートホームという映画が原因だと思っている。

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でもこの映画はそうゆう怖さじゃないんだよ。メンタル的な怖さでもない。
映画の冒頭でナレーションが入る。

見えるものも
私たちの姿も
ただの夢
夢のまた夢

ひー、こんなセリフをゆっくり優しくささやくように言われたら、もうすごく怖い。
これは観ないと伝わらないかもしれない感覚だけど、観た人全員が感じる事でもないかもしれん。
しかしなにか異様な怖さで満ちあふれた映画だと思う。なんかよくわからんけど怖い。ということだ。
稲川淳二の「こわいなー、なんかこわいなー」と同じかんじだと思う。

海辺のカフカのエピソードはうろ覚えだけど、戦時中に疎開してて、山登りに出かけ、集団催眠にかかるんだっけ?
ばったばたと倒れる話だよな。集団ヒステリーだっけ?それで一人消えるんだっけか。確かにすごく同じような内容。
集団催眠といえば山本直樹のビリーバーズ。新興宗教信者が無人島で洗脳され、意味のない修行に明け暮れる話。
確かその団体の名称は「ニコニコ人生センター」だったはずだ笑。なつかしい。

こないだ観た「ミツバチのささやき」には井戸が出てくた。ねじ巻き鳥クロニクルみたいな。底に水はあったけど。
そして深夜の森の中で精霊と出会う。森といえば海辺のカフカとか1Q84とかいろいろ。
そして今回のこのお話は「海辺のカフカ」っぽいエピソードだ。こじつけですがなんか村上春樹熱が上がってくるなあ。
多崎か、多崎つくるを読めと言うことか。どうしようかな。

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The End_753 西小山 / Nikon D600 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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