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イッツ・ゴーン
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「岩井俊二 / 四月物語」

デビッド・ゲイルが僕の中では衝撃的だったので、少しほっこりしたかった。
岩井俊二の新作、ヴァンパイアはまだ貸し出し中だし、その時はまだ四月だったからちょうどいいやと。
大好きな岩井俊二作品だけど、松たか子が好きじゃなかったので観たことがなかったのだ。
観たあとでもやっぱりあんまり好きではないけど、声は好きだという事に気付いてしまった。

桜が満開の四月、東京の武蔵野の大学に通うべく北海道から上京してきた卯月。もともと大人しい性格の彼女だが、ふさぎ込みながらも段々と東京の生活に慣れて言った。しかし東京の大学を志望した理由だけは誰にも話せないで居た。卯月は人には言えない動機があった。

良い映画に定義があるならば、観てる自分が主人公と同じような気持ちになれるかなれないか。という持論がある。
映画ではなく小説でも同じ。子どもの頃アニメの真似してスーパーヒーローぶったのも同じかもしれない。
この映画を観てて、僕にも不安と期待が入り交じった春の季節があったことを思い出した。だからきっと良い映画だ。
空っぽのアパート、夕方の自転車、学校の屋上や河川敷。その時の雰囲気を自分の記憶の中から引っ張り出せた。

やけに霧がかったロマンチックな映像は時代を感じさせる、キューブリックのバリーリンドンみたいな。
それだけではなく、実験的と言ってもいいほど光と影を感じさせられる映像が多かった。
黒沢清の映画で多様される「不自然なほどのスポットライト」とか「プリズム」とか。
この時代に岩井俊二はやってたんだなあと感心してしまった。どっちがオリジナルかどうかという話ではなくて。

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The End_745 神宮前 / Nikon D600 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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