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チョコレート・チョコレート
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「ミシシッピー・バーニング」

アラン・パーカーの映画。ミッドナイト・エクスプレスが面白かったので掘ってみている。
1988年公開の映画で、これもかなりな社会派映画。そしてすごくすごく面白かった!

冒頭から衝撃的な始まり方をする。誰もいない深夜の街道を一台の車が駆け抜ける。その車中には白人2人と黒人1人が乗っていた。しばらく走ると、ぴったりとすぐ後ろにつけてくる車が現れる。挙げ句の果てにはぶつけてきて、パニクった運転手はハンドルを切りあぜ道に逃げ込むが、後ろの車は赤色灯を付け追いかけてくる。追いかけてきた車はパトカーだった。意味も分からず車を止めると、警官は車内をなめるように観察しだす。白人二人が公民権運動家だと分かると躊躇することなく射殺する。もちろん残された黒人も。

この最初の10分で釘付けになった。音楽の使い方もすごく煽ってきて恐ろしい。うまいなあと思う。
公民権運動が盛んだった1960年代。ミシシッピー州で起こった3人の失踪事件を捜査するFBIを中心にした話。
「黒人」というだけで公然と差別され、町ぐるみで事件をもみ消す感じがすごく恐い。
刑事に話しかけられただけの黒人は、なにも答えてないのに家に火炎瓶を投げつけられる。とんでもない話だ。

KKK(クー・クラックス・クラン)白人至上主義。
黒人だけでなく、ユダヤ人やアジア人などの人種の市民権に対し抗議する団体。混血反対主義。
白い頭巾を被ってデモ活動するのはすごく不気味な感じで、単純に恐ろしい。良く映画にも取り上げられていて
僕が知ってるだけでマルコムXはあたりまえ。アメリカンヒストリーX、フォレストガンプ、風と共に去りぬにも出てきた。

ジーン・ハックマンがすごく名演だった。基本ゆるい捜査をするんだけど、締めるところは締める。
ハーバード大出身で、やる気満々の新人捜査官アランをうまくなだめながら、いぶし銀の捜査をするのだ。
浦沢直樹のマンガに出てきそうな、いわゆるアメリカの刑事。ビリーバットにもKKKの件あったな。。
史実に基づいての映画とあるけど、実際FBIはほとんど動かなかったらしい。時代もあるのかな、セルピコみたいだな。

白人至上主義ではないけど、僕が小学生の頃に教科書に載ってない事を教えてくれた先生がいた。
5・6年の時の担任の先生。小学生に対してアパルトヘイトの問題を授業にしてディスカッションした覚えがある。
「差別はいけない」という言葉だけではなく、なんでいけないのか考えさせられた。はずだ。たぶん。
映画の中の「見て見ぬ振りをした者は皆罪がある。我々皆そうだ」というセリフを聞いてその授業を思い出した。

アラン・パーカーは完全に良い印象になりました。あと何本か借りたので、それはまた。
そしてジーン・ハックマンも「俺たちに明日はない」しか知らないので広げてみよう。
麻布十番の裏手に、ゴシック建築めいた建物があって、西洋の甲冑がベランダに飾られている。
そこにも「KKK」って描いてあるんだよな。あれなんの建物なんだろうか。

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The End_732 飯田橋 / Nikon F3 「Trinograph.」「tumblr」「THE END」「Facebook」
■■■ | Comment : 2 | Trackback : 0
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Comment

とりの

2013/04/19 12:07 ・・・EDIT

  フライド・グリーン・トマト。知らないので観てみます!
僕もたいまつ持ってるイメージあるよ、しかも馬に乗ってる感じしない?ヒィィー!!

kpita

2013/04/19 10:19 ・・・EDIT

  KKKで覚えてる映画。「フライド・グリーン・トマト」これもあらためて調べて見たら、1987年の作品でした。この時代はKKKにフューチャーされてたのかしら?
でも、幼いながら、あの白頭巾の集団に囲まれる映像は今も鮮明に覚えている。しかも、タイマツ持ちながらだったような。恐怖以外の何者でもないね。個性がない集団って怖い!


 

 

 

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