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桜の通学路
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「トウキョウソナタ」

山田洋次の「東京家族」を少しみたい気がしてた。
でも劇場まで行く気にはどうしてもならず、DVDでいいやと思っていた。
この映画、ネットでいろいろ調べていると、どうも否定的な意見が多い。
小津安二郎の東京物語と、比べられるレベルにまで至ってないとか。どうとか。

僕は小津信者ではないので「関係ないじゃん」とは思うけど、みんな否定してると、観る気も、ねえ。。
そんななか黒沢清の「トウキョウソナタ」が結構目に付いた。同じ小津との比較的な意見だった。
だけどそっちはお褒めの意見が多かったのだ。だから観てみた。流されやすい僕だ。
黒沢清といえば「贖罪」と「アカルイミライ」を観て、綺麗な絵を撮る監督だという印象。

健康器具メーカーに務める父親は、厳格でプライドが高い。なので会社からリストラされ職を失った事を家族に言えないでいた。いつもつまらなそうに日々を過ごす母や、アメリカの軍隊に入ろうとして父親とケンカをする長男。そして次男は近所のピアノ教室の先生に恋をして、両親に内緒で通い出す。表面上は当たり前な家族だが、皆が皆、思いの丈を誰にも言えずに過ごしている。そんなある日その家族に異変が起こる。

観て思いだした。この監督はすごく影を出す人だった。それもすごく極端に。
室内のシーンとかはもうこれでもかってくらい露骨に影を出している。
それがなんか禍々しさをだすんだよなあ「贖罪」のときなんて本当に怖かったもの。
すごく良い意味で言っています。影とか光とか、写真の表現でも好きだし。

物語は、個々の断片的な物語の前半から、後半になるにつれ、、というか役所広司が出てきてからおかしくなる。
完全ネタバレになるので言わないが、そんな事起こらないでしょ!的なツッコミは満載な事が起こる。
だけどそれが興冷めな感じではなく、なんとなく受け入れられてしまうのだ。
日常で起こらないような事だけど、もしかしたらそれは自分が勝手にそう思っているだけの事、、かも?

あたりまえに続くと思ってた日常や、物事。だけどそれはいつか変わる。変わるタイミングが来る。
リストラや就職や進路とか。そもそも幸せや不幸せだってそうだし、言っちゃえば「死」なんてまさにだ。
そんな、なんやかんやで、やいのやいのだけど、最後のシーン。という流れなんだろう。
僕ね、この映画すごく好きでした。黒沢清が脚本もやってた。この人、好きだなあ。

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