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グイグイ広小路
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「アヒルと鴨のコインロッカー」

観るのは3回目。伊坂幸太郎はすごくすごく苦手なんですが、この話は好きだった。
映画も好きでたまに見たくなる。キャストも松田龍平、瑛太と、好きな俳優さんなので。
センチメンタルな初春にはもってこいな映画かも。まったくハッピーエンドでは無いけど。
最近、あたり!と思える映画に出会ってなかったもので、安全牌として観たのだ。

仙台の大学に合格し、一人暮らしを始めた椎名。ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら片付けをしていると、隣の部屋に住む河崎という男に声をかけられる。初対面なのにいきなり椎名に「本屋を襲って広辞苑を奪う」という作戦を説明しだし、それを手伝えと言う。困惑しながらも手伝いをしてしまう椎名だったが、この話はそんなうわべだけの事では済まなかった。ブータンからの留学生、ペットショップの女店長、河崎の元彼女、猫殺しの犯人グループなど。いろんな人間を巻き込んだ事件に、椎名は途中参加する事になる。

前述しましたが伊坂幸太郎はすごく苦手。もう小説は読まないと思う。
でもこの物語だけは好きなんだ。フィッシュストーリーもまあ好きかな。その他は良いとは思わない。
この物語は良い具合のセンチメンタルな雰囲気や、言わないけどラストもすごく好き。
伊坂幸太郎の特長でもある「広げた伏線、最後にきっちり回収します!」的な気持ちよさがある。

ぶっちゃけ小説(文章)だからできたトリックはあると思うな。
映像化するとすこし突っ込み所はある。それでもなんで好きかっていうと、やっぱり悲壮感なんだと思う。
悲しくて、虚しくて、これからなにを頼りに生きるんだろう。僕だったら生きる自信なんてなくなっちゃう。
そして見終わった後に「彼らのその後」とかを想像しちゃうんだ。そうゆう物語はすごく好きなのだ。

春が一年で一番嫌いな季節だという事の理由。

毎年言ってますが、なにか世の中が不安と希望で入り交じって、ふわふわ浮き足立ってる雰囲気が苦手。
新しい事を始める季節なのであたりまえかもしれないけど、その不安なくせにポジティブな感じが嫌だ。
「ねたみ」にも近いその気持ちを、この季節が来るたびに僕は胸に抱くのだろう。死ぬまで。
この映画はそんな季節に起こった悲しい話だ。だから好き。良いことばっかないんだぞ!と言いたい。早く梅雨よ来い!

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