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水浸しの家屋
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「ミヒャエル・エンデ / モモ」

今年になって読書熱よりも映画熱の方が強くて。しかもゲームが、とび森やりながらKH3D、ドラクエ7と続き
移動時間はすべてゲームに当てられた。それに付け加えて仕事も忙しくなり、読書は二の次になっていた。
それでも寝る前のベッドの中だけは読書の時間。と決めていて、毎晩寝落ちしつつも読み進めてた。
寝る前に夜空を観ながら読む本はファンタジーに限る。星新一を読んでるときもそう思ったな。

ある日円形劇場に現れた浮浪児のモモ。モモの特技は人々の話をきちんと聞くこと。それによってモモは皆に愛される女の子になった。しかし街に現れた灰色の男たちによって、無駄なものに時間を費やす事が、罪になり悪になった。灰色の男たちによって、効率良くお金を儲ける事が人生の喜びだという事になり、人々はギスギスした関係になっていく。

32歳にもなって児童書を読んでる自分はどうなんだろう。と思うところもあるけど、結構好きなのだ。
ベルヌも好きだし、宮沢賢治も、サン=テグジュペリも、今はダレン・シャンが気になっている。
こうゆうのは大人になってから読み返すと、内容も忘れてるし、すごく新鮮に読めるし。
なによりもすごく純粋に、綺麗な事(言葉)が書かれているので、汚くなった自分が恥ずかしくなるのだ。

灰色の男たちの言う「無駄な時間」とは、合唱すること、映画を観ること、本を読むこと、友達に会うこと。
それらは役に立たない事とされた。それらは非生産的で、成功する事には繋がらないから。だそうだ。
それを削ったら人間味なくなっちゃうじゃない。と思うけど、案の定人々の生活は細くなっていく。
大人はイライラ、せかせか、ケチケチして、子どもは将来役に立つような遊びを強要される。

僕の経験談になってしまうが、人間はおとなになるにつれて「無駄な事」が必要になってくる。
無意味な時間が必要になる。ぼーっとする時間とか、直接お金に結びつかない事とかがすごく必要になってくる。
それは努力の対価がお金だけという事の虚しさが根本にあるような気がする。なにか、虚しいんだよ。
僕も生活があるのでお金は必要なんだけど、、本当に心の底から「嬉しいなあ」と思うのはそこではないのだ。

豊かさとは決してお金ではない。
それはきれい事に聞こえるかい?

全然関係ないけど、ジジの一言が印象的でした。
「人生でいちばん危険なことは、かなえられるはずのない夢が、かなえられてしまうことなんだよ。」

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The End_709 目黒本町 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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