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爪を立てる恋
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「野沢尚 / ふたたびの愛」

彼の小説は3冊か?4冊か?読んできて、未だハズレがない野沢尚。
いままでのは全部長編だった。そして今回は短編集です。これはこれでいい!
脚本家なのであたりまえですが、長編は連続ドラマ観てるようで、短編は世にも奇妙な物語観てる感じ。
すごく情景が浮かぶんだよな。。肌が合うのかしら。

表題の短編がいちばん好きでした。シーズンオフの沖縄で偶然再会した男女。女は売れっ子脚本家、男はかつての有名脚本家。男が講師をしてたシナリオスクールの生徒だった女は、5時間に一度しか笑わない女。ふたりは恋人関係になるが男には妻がいた。そして彼女が売れっ子になるにつれ疎遠になった。沖縄で再会しお互い意識しつつ距離をとる二人。そんな雰囲気の中、女は男にあるお願いをする。

時代が時代だから、少しバブリーな背景に違和感を覚えるけどまあ面白かったわ。
ストレス無しですらすら読めるってことだけで、気持ちいいんだけどさ。
それだけじゃなく内容も面白いので、もうすごく好きな作家さんになったよ。
あと何冊ぐらいあるんだろう。調べてみよう。全部読もう。

そして、この短編集が遺作になったみたい。巻末には次回作の草案めいた文章が載ってた。
高野和明が解説してたのも読んだけど、みんな訃報をすごく残念に思っているみたいだ。
当時のことを僕はまったく知らないけど、今こうして彼の小説を読んでいると、僕もすごく残念。
才能ある人の作品がもう読めない(観れない)というのは本当に淋しいことだ。

村上春樹が死んだら僕はどう思うんだろう。。
そして新作長編、4月発売のニュース!1Q84のBOOK4じゃなかったなあ。。
もう出ないんだろうか、、それならそれで読み直したいんだけどな。BOOK3読んでないし。
長編の後ってエッセイとか短編を書く印象だったけど、また長編なのもビックリ、嬉しいけど。

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The End_702 武蔵新田 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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Comment

とりの

2013/05/13 12:01 ・・・EDIT

  jamstrawberryさま
コメントありがとうございます。
村上春樹、苦手という人も多いですが、はまる人には深層心理をくすぐられてどっぷり来てしまいますよね。
同じ作品でも自分の心境の具合によって、違う風に捉えられるし。何度でも読めるんでしょう。僕が60歳になったときにに読んだら、どう感じるのか、今から楽しみです。

jamstrawberry

2013/05/13 10:31 ・・・EDIT

  村上ファンです。
村上春樹の小説を読んでる時、自分の中にある普段隠れている自分との対話をするような感じですね。
そして、何度も読んでも飽きられないことか。

最近の新作に登場した曲のCDも購入して、曲を聞きながら、小説を読んで、なんとか、村上春樹さんと同感したような感じをします。おすすめです。

ちなみに、ブログにも感想を書いていた。是非、ご覧ください。
http://classiccat.seesaa.net/


 

 

 

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