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風きり音
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「わたしを離さないで」

SFめいた話なのかしら。人間の平均寿命が100歳を越えた。という前提の話。
その理由には、臓器移植をするためだけに生まれて来るクローン人間の存在があった。
娼婦や殺人犯などのDNAを使い生まれたクローン人間だけど、普通にケンカもすれば恋愛もする。
ただひとつ違うのは、自分のすべての臓器を移植をするために生まれて来たという事だけ。

映像というか、風景がすごくすごく綺麗でした。本当に感動した。行ってみたくなった。
スコットランドっぽいなとおもったらしっかりイングランドだった。
映像に仄暗さがすごく出てて、すごく好きだった。寒々しくて、良かった。
ロケ地検索したら結構ヒットした。曇り空や雨が好きな僕はすこぶるテンションが上がるのだ。

前半はどこか平和的で牧歌的。クローンがいたって普通の環境で集団生活をする。
子どもの頃から洗脳され、3回か4回の手術で命を終える宿命だということを教え込まれる。
中盤すぎ「提供」という名で臓器移植が進むと、一気にシリアスさが増していった。
痛々しくて見てられない。全ての移植が済む事を自分で「終了」と言うのもなんか心が痛む。

少し設定が微妙だったかも。みんな臓器提供して死ぬ運命を悲観してるけど、いくらでも逃げれるじゃんと思った。
でも逃げたやつもいないし、みんな逃げない。一人ぐらい逃げて、その後どうなった的な件があってもよかったかも。
悲観するということは洗脳しきれてないのでは?空き箱のような人間になるはずだ。それがあたりまえなんだから。
だけど自分の運命を受け止めてるって訳ではなく、なんかみんな葛藤してる。なんかどっちつかずだった。

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子どもの頃から同じ施設で生活していた3人が、打ち上げられた船を見に海に行くシーン。
どこまでも続く砂浜にぽつんと船が打ち上げられている。窪美澄さんの「晴天の迷いくじら」を思い出しちゃった。
風が強く海と船と砂以外はなにもない。すごく美しいシーンでした。こんなになにもない海って日本にはない気がする。
なんかいもいってしまうが、ここ行ってみたいな。無表情な海の写真撮りに行きたい。

引用ー
私たちと私たちが救った人々に違いがありますか?
皆「終了」する「生」を理解することなく命は尽きるのだ。

「DRIVE」に出てて今度「グレート・ギャッツビー」のリメイクにも出るキャリー・マリガン。
やっぱり僕この人好きだ。犬顔ばんざい!

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The End_700 鶴見 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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