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首をかしげる女の子
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「北村薫 / ターン」

29歳の女性版画家、真希は版画作品を作りながら子ども絵画教室を手伝ったり、地味ながらも静かで充実した日々を送っていた。しかし交通事故にあった瞬間に普通じゃない世界に放り込まれてしまう。そこは自分以外の人間(生物)が存在せず、ひとりぼっちの世界。しかも同じ24時間を繰り返す世界だった。お金を使っても、怪我をしても、何しても次の日には元通り。そんな不思議な世界で生きる気力を無くしかけていた真希だったが、150日たったいつもと変わらない世界に、電話のベルの音が鳴り響く。

世にも奇妙な物語でやりそうな話だった。タモさんが語り部で出てきそうで。
この人の小説は初めて読んだ。すごく読みやすかった反面、無意味に長い印象だったなあ。
怖くはないけど、すごく不思議な感じの小説だった。神隠し、なのかな?
比喩の使い方が回りくどくて、シンプルじゃなくあんまり好きじゃなかった。

以下、ちょっと批判点。偉そうにごめんなさい。

一人の世界になってから過ごす日々の描写が長くて、途中飽きる。
「柿崎」という人物が出てくるんだけど、出てくるのが最後の方すぎて、展開に無理な感じがあった。
最後、むりやり終わらせた感が否めなかった。トリックの説明もなんだかいまひとつ納得しない。
真希を助けようとする男性の名前が、僕の仕事関係ですごく苦手な人と同じ為、すこしいらついた。

前半、ひとりぼっちなはずなのに「自分の内面に響く声」という少しよく分からない人物と会話する真希。
その声の正体も最後は分かるんだけど、なんか「後でなんとでも言えるじゃん」と率直に思った。
せっかちな僕には、内容の割には長すぎる(412P)小説だったかな。。
でも本当に読みやすかったから、おすすめはしないけど否定もしない感じの小説でした。

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The End_655 学芸大学 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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