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僕だって嫉妬くらいする
ちょいと更新サボっていました。元気です。
慢性的な体調不良、二日酔い、仕事少し忙しい、でちょっとつらかった。
でも今日は元気元気!昨日はワイワイ楽しかったし、今日は大好きな雨だし!

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「藤原新也 / 台湾 韓国 香港 ー 逍遙遊記」

好きな作家は?と聞かれたら、村上春樹か藤原新也と応えると思う。
学生の時の先生におすすめされて読んだ「印度放浪」からのファンだ。
いわゆる旅モノっちゃあ旅モノなんだけど、写真がものすごく良いのだ。
知らなかったが彼はこの本で木村伊兵衛賞を受賞していた。1978年のことらしい。

写真はすごくぶれてたり、極端にアンダーだったりオーバーだったりする。
本の印刷自体すごく荒いし、きれいとは言えない写真。だけどすごく良いんだよ。とにかく良い!
生々しくて、グロくて、世の中はきれいなものだけでできていない事をすごく感じる。
それは文章と相まって、あたかもその場所に行ったかのような気になる。旅モノとしては最高だ。

逍遙(しょうよう) ー 気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。

旅モノってなると著者がその場に行き、感じたことを書く訳だ。
それは商業主義の匂いがプンプンする物も少なくない。女優がどこそこに行きました!的な。
一時のインドブームの時なんてそんなものであふれてたような気がする。くそくらえ。
旅モノといえば妹尾 河童とか、椎名誠とか、沢木耕太郎とか大好き。だけど藤原新也は全然別物なのだ。

まず特に彼は観光地に行かない。台湾編なんて坂道を行ったり来たりするだけだ。
しかも「淡水」という地名だけに惹かれ、なにも調べずにとりあえず行くのだ。
そこで出会った人々、観察した物をあくまで主観で語るのみ。
ごく普通の光景の生活を日本の旅行者の目で見ただけ。それだけ。

それだけなのに読んだ後に、僕自身もそうゆう体験がしたいと思ってしまうのだ。
藤原新也の文章と写真には、そんな不思議な力があるんだと思う。
「メメントモリ」が一番有名なのかな?僕も持っている。でもあれはきれいすぎ。
死体を食べる犬とかじゃんじゃん出てくるけど、きれいすぎなんだ。ああ言葉にできない。

原点に戻り「印度放浪」読んでみようかな。文章で暑さが伝わってくるあの本を。

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The End_640 山手通り / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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