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さあさあできたぞ、次は誰だ
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「高野和明 / ジェノサイド」

このミスで1位、本屋大賞2位。なので読んでみた。
すげえ長かった。590ページ、段落ほとんど無し。出てくる言葉はことごとく難しい。
でも物語に引き込まれた。それはそれは気持ち良く。
後半ネタバレ気味です!これから読む人は読まないで!

急死したはずの父親から送られてきたメール。創薬化学を専攻する大学院生、古賀研人は、そのメールを手掛かりに町田の隠れ実験室にたどり着く。ウイルス学者だった父はそこで何を研究していたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けていた。それは詳細不明の作戦で、事前に明かされたのは「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーはチームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入する。

前半はすこし走りきれない感じだったけど、イエーガーのコンゴでの作戦が進行するにつれてグイグイ引っ張られた。
それと同じ時間軸で進む新しい薬を作るための説明は、まったくチンプンカンプンだったけど話の進行に支障はなかった。
研人は韓国人大学生とタッグを組んで新薬を精製するんだけど、歴史的な背景もチラホラでてくる。
関東大震災で日本人が朝鮮人に対して行った虐殺行為など、日本人の朝鮮民族蔑視の国民性をかなり批判していた。

コンゴ紛争は10年間で540万人が犠牲になった第二次世界大戦以降最悪の戦争。現在も不安定な状況が続く。
ほぼ日本では報道されずゴリラが5匹殺されたことを率先して報道してた。ゴリラが殺されることを肯定してる訳ではなく。
フツ族とツチ族の対立から始まったこの戦争は、コンゴの豊かな資源を求めるアメリカや諸外国の代理戦争になっている。
資金や武器の支給を米国が率先し、戦争をさせて利益を生み出している。しかもどちらが勝っても米国が儲かるのだ!!

これが事実だとしたら僕のアメリカ嫌いはまた進んでしまうんだろうな。
それじゃなくても、子ども兵の問題。そして女性の12%はレイプ被害にあったあげく殺されている。
こんな事この本読まなかったら一生知らないで死んで行ってしまっていたかも。
僕はこれから死ぬまでに世界で起きている事の、いったい何%まで知ることができるのだろうか。

ダーウィンとウォーレスは進化論のなかで、今までの人間の進化は段々変わっていった訳ではなく。
ある日突然「新人類」として従来の人間とはあきらかに違う人間で生まれてくるものだ。と言った、らしい。
それはもしかしたら今現在「奇形」として生まれてきている子どもが、その新人類の可能性があると筆者は言う。
そしてその新人類の出現は、宇宙規模の災害、地球規模の環境変動、核戦争の勃発、未知のウイルスの出現につづく

「人類が滅亡する可能性」になるだろう、そしてその新人類はアフリカ大陸で生まれる。という話。

すごくすごく面白かった!
しかし疲れたなあ、読後はもうぽっかり。終わりは爽やかで好印象。でした。

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The End_564 丸子橋 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「Flickr」
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