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見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある。
見られる傷みに耐えようとして、人は歯をむくのだ。
ー安部公房 箱男より

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「ブリッジ・オブ・スパイ」

さいきんめっきり忙しくて映画をみる時間がない。
というよりもなんかみる気にならない。
本は読んでるな。そうゆうタームなんだと思う。たぶん
でもこれはみた。なんとなく。映画館でみそこねたから。
でもおもしろくなかった。というよりも入り込めなかった。
トム・ハンクスはやっぱりトム・ハンクスでした。
また次の機会にみてみようかな。スパイ物好きだし。

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孤独とは、幻を求めて満たされない渇きのことなのである。
ー安部公房

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「ポール・オースター / オラクル・ナイト」

「ムーン・パレス」で火がつきそうだったけど、僕は好きになるとそればっかりになるので今回はゆっくり行こうと思います。
珍しくオースターだけでなく洋モノ小説に気が向いてるので、いろいろ読もうと思っています。
だけどブコウスキーが終わって、さあ次に何を読むかなと考えていると手が伸びました。
なにかで「村上春樹/世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が好きな人はこれを!なんて言葉もあったので。

死の淵から生還した小説家の男シドニー。リハビリの為にしていたブルックリンの散歩中、不思議な文房具店「ペーパー・パレス」を見つけた。そこで魅入られて購入したポルトガル製のブルーのノート。シドニーは退院してからしていなかった執筆をそのノートで始める。何かに取り憑かれたかのようにシドニーの手はそのノートに物語を書き始める。その物語は、これからシドニーの廻りで起こる奇怪な物事を暗喩した物語だった。

「ムーン・パレス」とはまた違う雰囲気だけど、これもかなり面白かった!
オースター得意の「小説内小説」には慣れてきていたけど、これは「小説内小説内小説」だ。
なので自然と登場人物が多くなり、いろんな物語がいろんな階層で微妙にリンクしてくるので混乱するところはちょっとあった。

その中のひとつの物語は明確に出口を失ったものだった。
読んでいる僕は物語が死ぬ所を体験するのだ。
とても魅力的な物語だったので続きを知りたいという気持ちはあったな。
でもそれは叶わない。ちょっとだけ死ぬというという事がないように、その物語はしっかり死んでいた。

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写真は時間の微分なんだからそれを積分してやることで動きだし、積分定数の選びかたによっては送るはずだった別の人生の姿を見ることができる。
エーテルの波に乗って空を飛ぶんだ。

ートマス・ピンチョン

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「チャールズ・ブコウスキー / パルプ」

復刊して平積みされていたので。最近は柴田元幸訳のものばかりよんでる気がする。
これは最高に超下品な小説だった。いちおう探偵小説です。LAの。
刑事コロンボとか松田優作のような「ダメな感じだけどやるときはしっかりやる」とかではない。
自称スーパー探偵だがしてることといえば競馬と飲酒。そして悪態をついてばかり。
なにか問題が起これば、逃げる、ごまかす、暴力または拳銃で脅す。
格好いい探偵像なんてみじんもありゃしない。史上最低の私立探偵だ。
でもしっかり(なんとなく)事件は解決するし、しっかり小説としておもしろかった。

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「ポール・オースター / ムーン・パレス」

オースター作品は、ニューヨーク三部作と「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」以外は知らない。
有名だからこそ手を出せない現象に苦しめられていましたが、なにかのなにかが来て読みました。
結果はこれでよりオースターが好きになり、ファンのレベルにまでなったと思う。

人類が初めて月を歩いた夏から始まる「僕」の物語。
「ムーン・パレス」がタイムズスクウェアにある中華料理屋だったり「キティ・ウー」という女の子とか、
エフィングという車椅子の偏屈な老人、ブレイクロックの「月」という絵画。いろんな登場人物と暗喩にあふれていた。
基本的に幸せに満ちあふれた話ではなく、ろくでもない事しか起こらない。偶然ではなく必然的な喪失の物語。
それでも読み終わった後に読み手の心に残るものは、実体はなくとも無視できる物ではない。

以下引用ー
・私たちはそれぞれ反対の方向にでかけていく。でもいずれまた同じところに行きつくはずだよ、きっとね。何もかもいずれはうまく行くさ。
・太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である。
・芸術とは理解する手立てなのだ。世界に入り込み、そのなかに自分の場を見出す道なのだ。

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「ケリー・リンク / マジック・フォー・ビギナーズ」

村上春樹再読イヤーが無事に終了したので、次は洋モノにしようと思ってました。
って思っておきながら「ガダラの豚」を読んだんだけど。
実は僕は、あまり洋モノを読まないので、こうゆう風に思う事は自分でも珍しいです。
そのとっかかりとして、村上春樹が大絶賛してたのと柴田元幸が翻訳していたので。
、、読んだ結果、僕は趣味じゃなかった。おしまい。

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「村上春樹 / 風の歌を聴け」

言わずとも知れた村上春樹処女作。
村上フリークな僕ですが、実はこの作品と、次作の「1973年のピンボール」が苦手です。
「羊をめぐる冒険」からは大好きなんだけど。でもせっかくなので読み直してみた。
苦手意識は完全には払拭できなかったけど、前とは違う良い印象でした。
デレク・ハートフィールドTシャツを作ろうと思っています。

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「タルコフスキー / 僕の村は戦場だった」

A・タルコフスキーの事実上の処女作。
ナチスドイツに対する激しい憎しみからパルチザンに参加する少年。
雨上がりの森の描写が美しかった。
モノクロなのにモノクロに感じないのはなぜか。

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