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時間つぶしを楽しむ会
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The End_1421 椿山荘 / Nikon F3

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ブラック、イコール、ホワイト
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「苦役列車」

普通だったらみることないだろうな、、と思っていた映画のひとつ。この流れでみないと一生みないだろうな、と思いみてみた。
森山未來はBunkamuraで舞台「テヅカ」の時にすごい肉体美を肉眼でみたけど、この映画の身体はダルダルだった。それも役作りか。
高良健悟は「ソラニン」の時に大否定したけど、その後いろいろみてて好きになった俳優さん。
両者とも好きな俳優さんだし、芥川賞受賞作だし「みない映画」には入らないんだけどな、なんでかな。

1980年代の後半。中卒で19歳の北町は日雇い労働で稼いだお金を、酒と風俗に使い果たすその日暮らしの男だった。場末の家賃も延滞が続き、人を避け孤独に暮らしていた。そんな無益な彼だが、本を読んでいるときだけ夢中になり時間と現実を忘れられた。ある日、同じ日雇いの仕事場で専門学校生の日下部と親しくなる。同い年だった彼らは意気投合し、行動を共にするようになる。そして北町は日下部に、ひそかに想いを寄せる女性の存在を打ち明ける。

フィルムっぽかった。時代を表現するためなんだろうかな。その雰囲気と高良健悟となると「横道世之介」が出てきてしまう。
あの映画わりと好きだったんだよな。なんでもない映画なのになんか印象に残っている。
西村賢太原作は芥川賞受賞作、原作者は映画の出来に超不満足だったということが書かれてた。
僕も、、正直あんまり面白い映画だとは思わなかったかな。いや、みて損という訳ではなくて。

自分ばっかりその日暮らしで廻りはどんどん進み、皆が大人になり自分だけ疎外感を抱きながら生きる。
その切なさはすごく分かるしどちらかと言うと好物な方で、ちょっと胸がくるしくもなるんだけど。
だけどこの映画の主人公、北町は本当に自業自得でしかなくて、救いようがなかったりする。
若気の至りだったり、曲がった純粋的な矛盾なのにキラキラしてるものがあまり感じられないのだ。

悪態ついて酒飲んで女を小馬鹿にしてるだけなんだもん。それで淋しい、悲しい、孤独だ。というのはちょっと違うと思う。
僕が大人になったからそう思うのかな。たぶん違う。ほとばしる根拠のない自信、立場を気にせず噛みつく牙、そして酒に溺れ自己嫌悪。
そんなことをいっぱいやってきた僕。そして今でもまだそんな雰囲気を持ち合わせている僕が言うんだから間違いない。
かっこ悪くのたうちまわるけど不器用に進み、生きる的な描写がなかったからこの映画は面白くなかったんだと思う。

原作はどうなんだろう。芥川賞にそんなに信頼感はないけれど読んでみようかな。

前田 敦子もちろん興味なんてなかったけど、映画に出てるとなんか好感をもってしまう。
決して演技は上手ではないけど普通にかわいい女の子だし、その辺にいそうな感じがまた良かったりする。
この映画でも隣に住んでる寝たきりのお爺ちゃんの世話をする羽目になり、しびんで下の世話をするシーンがある。
その時の演技が好きだった。事務所の方針なのかわからんが、そうゆうヨゴレ役もやる感じがすごく好感でした。

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The End_1420 学芸大学 / PLAUBEL makina 670

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みえない人間の肖像
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The End_1419 渋谷 / PLAUBEL makina 670

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人の服を着る感覚
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「キサラギ」

「エイプリルフール」が意外と面白かったので、それと同じような種類の映画としてプッシュされていたこの映画。
存在は知ってたんだけど、キャストを見る限り、今後一生みることはないな、、と思っていた。
でもそうゆう映画こそみていかないと趣味が偏るな、というなぜか少しだけ義務感めいたものを感じて、みてみた。
同時に僕は一体何がしたいのか、ただ映画を楽しむだけじゃダメなのか、とか自問してしまう。

全然売れなかったアイドルがある日自殺した。その事件から1年、彼女のファンサイトに参加している男5人が追悼会という名目で集まることになる。発起人は「家元」そして参加者は「オダ・ユージ」「スネーク」「安男」「いちご娘」というHNの面々。彼らは思い出話しや、招集アイテムを自慢し盛り上がるはずだった。だが「彼女は殺されたんだ、、」という言葉から会は思わぬ方向に進み始める。

この映画、前半クソみたいにつまらない。正直最初の30分で最後までみれるか不安を覚えた。
中盤からやっとエンジンがかかってきた感じはあるけど、同じセットのシーンで物事が進んでいくのでたまにすごい飽きる。
伏線張りのネタばらしも小出しだけど、全部が全部バレバレなのでなんにもビックリしない。
特にユースケサンタマリアが演じる人の正体はバレバレ。あれでビックリする人いるのかな。

ちゃんと広げた風呂敷は回収できています。それは良い。最後の締めくくりもそれなりに勢いがあったからまだ見れた。
だけど一つ一つの伏線のレベルが低い。こんなこと言うと怒られるな、まあいいや。だって全然ビックリしなかったんだもん。
最後にアイドルの顔が出てくるのはいらなかったかもな「桐島、部活やめるってよ」の桐島的な感じでずっと出ない方が良かったかも。
そして最後の最後の宍戸錠は、、もうなにもコメントできません。なんなんだろうか、あれ。

ネタバレしたらおじゃんな映画なので、内容については触れません。それなりに楽しめれるレベルかもだけど僕はあんまり満足しなかった。
やっぱり一つの部屋で回想していろいろなことが判明して真実が分かる。というのは良いんだけど少し閉塞感はある。
前に書いた「エイプリルフール」も「運命じゃない人」もやっぱり部屋の外でいろい起こっている。その方が良いのかもな。
少し演劇感が出ちゃうのも難しい所だなと思った。そうゆうのがまた、セリフをより不自然にさせる所はあると思います。

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The End_1418 学芸大学 / Nikon F3

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英語スペキュラム
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The End_1417 羽根木 / PLAUBEL makina 670

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リアリティを超えたリアリティ
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「エイプリルフールズ」

この手の映画は少なくない。あっちではこうなって、この人とこの人は繋がってなくても少し関係してて。
実はこの人があれだけど、あの時になんとなく動かしたあれがいまここで関係してきて、的な。
みんな他人だけどちょっとずつ関係し合ってるバタバタ群像だけど最後はうまくまとまるような物語。
思い当たる所では「サマータイムマシンブルース」「アヒルと鴨のコインロッカー」あと大好きな「運命じゃない人」邦画ばっかり。。

病院の清掃員、あゆみは同じ病院の天才外科医に恋をしてしまい、一夜限りの関係持ってしまう。その天才外科医と食事をするCAの女性。そのレストランのオーナーシェフとウェイター、ヤクザの男、占い師、偉い人、あと誰だっけ、、ああもう面倒くさいな。とにかく!色んな人がでてきていろんなことが起こるエイプリルフールの一日の物語。

メジャーな人たちが出てて、フジテレビが作ってる映画なんかで絶対感動しないからな!絶対ドキドキしないからな!
と思ってみてたけど、完全に否定はできなかった。ベタって大切。スタンダードって大切です。
突っ込み所は少なくないし、とても不自然な所もすごくある。出産とか屋上でパソコンとか。
だけど伏線の回収で不自然な所はなかったし、ちゃんと全部が気持ち良く終わってた。だからこれはこれで良いのではと思う。

まあでも、ありがちといっちゃあありがちな展開かもしれない。ネタバレになってしまうので多くは語りません。
あんまりビックリする所がなかったかもしれない「ウソ」ってのがもう少し前に出るとコンセプトが立ったのかもしれない
どうしても「運命じゃない人」と比べてしまうけど、全部うまくつなげましたどうですスッキリでしょ?という意図がみえみえ。
確かにうまくまとまってるんだけどどうにも毒がなくて、よい子ちゃん物語にしかみえない所はあったかもしれない。

しかし普段TVをみないせいか、若い俳優さんで知らない人は多かった。
これはじじい発言に取られるかもしれないけど、もともとあまり興味もないのでいいのです。
寺島進がちょっとオーバーすぎな演技だったけど、これまたベタなエピソードが絡んできて良かった。
ベタって大切。スタンダードって大切。

今回、意図せずブルーレイディスクでみることになってしまった。
もともと画質にこだわらず、物語を重要視して映画をみる方なので、画質はDVDで十分だと思っています。
でもこんなにキレイなんだ!という感想は否定できなかった。特に東京の夜景、空撮のシーンはもうすごいスッキリしててとてもキレイだった。
これがそのうちスタンダードになり、DVDは廃れるんだな。僕のDVDコレクションも懐古主義といわれる日が、遠くない将来やってくるのだ。

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The End_1416 学芸大学 / PLAUBEL makina 670

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合体させて、引き裂く言葉
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The End_1415 羽根木 / Nikon F3

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その一度で何もかもが変わるの
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「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」

まず最初に言いたい。この邦題はどうなんだろうか。原題は「Locke」主人公の名前アイヴァン・ロックから。
タイトルなんて物語が良ければどうでもいいんだけどさ。それにしてもひどい気がする。

バーミンガムで工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロック。出張中に一夜限りの関係を持った女性が早産の危機にあることを知る。ロックには翌日、ヨーロッパでは前例のない規模で行われるコンクリートの大規模打設が予定されていた。自宅では妻と息子が彼の帰宅を待ちわびているが、その女性の出産に立ち会う為にロックはロンドンへ向かう。全てを投げ出してハイウェイをひた走るロックには、子供の頃に父に見捨てられいまだに父を許していない背景があった。自分は父と同じ過ちを犯すまいと心に決めていた。

とにかくハイウェイをひた走る。86分間ずっと。
そして電話が鳴る。そして電話をかける。86分間ずっと。
ハンズフリーとはいえ、夜のハイウェイをかっとばしながらよくそんなに電話できるなと感心する。
僕は一度に一つのことしか考えられないでも到底無理だ。きっとすぐ事故る。まあそんなことはどうでも良いんだけど。

しかし本当に、最初から最後まで車でハイウェイを走らせながら電話で話すだけの話なので、苦手な人は退屈かも。
同じシーンで進む物語「十二人の怒れる男」という名作を思い出した。陪審員制度を扱った名作。三谷幸喜の「12人のやさしい日本人」も。
走っている間、まわりのどんどん状況は変わりハラハラした。物語はリアルタイムで流れ、上映時間と同じ86分間で終わりを迎える。
まさにライブ中継のように物語が進む。その臨場感は個人的にすごくすごく好きでした。

急に破水し早産だが急遽出産することになった女性。ロックの代わりに工事の段取りをすることになった男。
上司のクソ野郎。そして家で発狂する妻、とサッカーをみてる息子。
映像はずっとハイウェイを走る車だけだけど、その場にいない皆の感情がどんどん伝わってくる。この表現はすごくうまかった。
見始めてから86分後、とてもスッキリしている感覚があった。面白かったと思います。でもこうゆう映画は1回みればお終い。それが少し残念。

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The End_1414 中目黒 / PLAUBEL makina 670

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全裸でサイン・イン・ニューヨーク
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The End_1413 羽根木 / Nikon F3

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おそろいの赤いノート
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「テリー・ギリアム / ゼロの未来」

「未来世紀ブラジル」で有名な監督。でも僕みてないんです。最近ちょっと克服しつつあるけれど、SFが苦手なもので。
スターウォーズ的なSFは良いんだけど「ブレードランナー」とか「フィフス・エレメント」的な未来感が少し苦手。
この監督の「12モンキーズ」は好きだった。あの近未来感は大丈夫だった。ウイルス的な物語だったからかブラピ効果かはわからん。
でも初めてブラピ格好いいと思ったのは「12モンキーズ」だったような気がする。昔の話すぎてわからんけど。

コンピューターに管理、支配された近未来。その世界に馴染めずにいた天才プログラマーのコーエンは、廃墟になった教会に一人で生活を営み、コーエン自身の人生の意味を告げてくれるという電話をずっと待っていた。その電話を待ちながら、謎の数「ゼロ」について解明するべく作業に没頭していた。ある日、上司に無理矢理パーティに連れ出されたコーエンは、そこで魅力的な女性ベインスリーに出会う。積極的なベインスリーに戸惑うコーエンだったが、次第に彼女にひかれていく。

最近そんなんばっかりだけど、この映画も人間の存在意義について語っている。
イニャリトゥ監督の問いかけているものと違うのは、コンピューターに管理されて便利になったけど、結局は人間同じような事で悩み、
同じようなことを考え、悲しみ、そして孤独でしょ?でも生きていくでしょ?その意味ってなに?というような事かな。
漠然としたテーマには漠然とした答えしか生まれない。というセリフがあったけど、それも全体でいいたい事の揶揄めいた感じがあって好きだった。

でも既にネット社会をテーマにした映画ってものすごく多いから、有名なテリー・ギリアムといえども斬新さには欠けてしまう所がある。
禁止行為の看板の多さだったり、歩行者のペースについてくるしつこい広告とか、ビジュアルは目新しいけど言ってる事は特に新しくない。
ラストのシーン。コーエンの観念的な物の先にあった少しだけの救い。ちょっと画は旧エヴァンゲリオン劇場版のラストと被った。
カトリック的な表現もエヴァっぽい。キリストの頭部にカメラとかもかなりの皮肉だし。

ベインズリー役の女の子のがすごく良かった。最初は邪な気持ちで近づいてきたけど、最終的にはすごく良かったし。切ないけど。
決して美人じゃないが元気で明るくて影もある「私はあなたに必要とされたい」とか言い出すし。そうゆう頼られる感じ大好きだ。
「普通なら老人には惹かれないだろう」という質問に「彼が好きなの、彼へのこの想いは確かだわ、彼には何かがあるから」とか言うし。大好きだ。
最終的にコーエンはゼロの意味を知ったのかな。。「自分は何も知らない」というソクラテスの様に。

以下、社長息子ボブの言葉引用ー
※りょうくんは読むのは注意。そう書くと読まない訳にはいかなくなるんだろうけど。

宇宙は何の意味もないことを証明しようとしている。すべての物質、エネルギー、何もかもは一度のビッグバンによる偶然の産物だ。膨張し続ける宇宙はやがてブラックホールにのみこまれる。あまりに強い重力ですべては0次元である「点」に収縮され、空間、時間、生命、来世。なにもかも消える。何もない。ゼロだ。

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The End_1412 大岡山 / PLAUBEL makina 670

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カーボーイブーツの子ども
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The End_1411 渋谷東急工事 / Nikon F3

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悲しみを砂に埋める人
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「デビッド・リンチ / ロスト・ハイウェイ」

久しぶりのデビッド・リンチ作品。これもツタヤ中目黒でみつけた。
ちょっと間があくとリンチ抗体は少なくなっているみたいで、観るのにまたある意味でのテンションが必要だった。
でも中目黒でDVDを借りると、そんなに遠くはないけど旗の台的な気楽さはないみたい。
それは延滞しても面倒だし、みないで返してまた借りるのも面倒ということ。しかも旗の台と違って旧作100円じゃない。貧乏性。

ジャズサックス奏者のフレッドは早朝に鳴るインターフォンのベルで起きる。その声は「ディック・ロラントは死んだ、、」と言った。フレッドは外に出るが誰もいなかった。翌朝、妻のレネエが玄関に置いてある封筒を見つける。その中にはビデオテープが入っており、映像はフレッドの家を外から撮影したものだった。翌朝もまたビデオが届き、中を確認すると映像は家の中のものであり、寝室で眠るふたりの姿が映されていた。

暗い。今までのリンチ作品の中で圧倒的に暗い。夜はもとより家の中でもまっ暗、朝のシーンもまっ暗。
リンチ特有といえばそうなんだけど、今までのはホテルとか、ある特定の部屋とか、、いわゆる異世界めいた場所であの暗さを使ってた。
だけどこの物語は、マイホームであの暗さがある。日常生活の中にあの暗さがあるのだ。なにこれすごくこわい。
真っ暗な廊下の奥に消えるフレッド。妻は呼び止めようと闇の中に声を投げかける。それは闇の中に消えていく。電気つけろ、電気を。

ただ、その暗さは前半のことみたいで、中盤以降ガラッと変わる。
ネタバレになるのであまる語りませんが、簡単に言うとあるポイントからフレッド主観から違う人に変わります。
そして映画の雰囲気もそれまでの暗く、おどろおどろしいものから一気に変わる。簡単に言うと、パルプフィクション化する。笑
そしてそして、まったくここから理解ができない物語になる。僕の脳内は???で溢れた。

それでも最後まで物語に入り込み、一度では無理なのは分かっているけど理解しようとはした。
物語を最後まで引っ張る牽引力はさすがに大きくて、意味不明なくせに最後まで持っていく力がある。
最終的な感想はなかなか難しい物語だけど、個人的には「マルホランド・ドライブ」と同じようなことをやってる感じがあるかな。
あんまり語れないけど、妄想と現実が入り交じってて、フレッドが現実でした事と人格乖離して妄想に逃た部分が混じっている。と思う。

調べたら1994年の「O・J・シンプソン事件」がこの物語のヒントになっているらしい。
あの奥さんと浮気相手?を殺した容疑で逃亡してカーチェイスまで起こした事件。
奥さんを殺した(かもしれない)のにひとり楽しくゴルフをやってるO・J・シンプソン。
普通には考えられないことだけど、人格乖離だとすれば色々なことが納得できる。この映画もそうゆうことなんだと思う。たぶんね。

レンタル期限が迫る関係で、とても気持ちの良い早朝にこの映画をみた。
そのギャップといったらもう、とても新鮮だった。

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The End_1410 多摩川 / PLAUBEL makina 670

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クラック・クラック・ビドラック
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The End_1409 西小山 / PLAUBEL makina 670

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プールの上に住んでいます
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「アントニオ・G・イニャリトゥ / アモーレス・ペロス」

こないだ「バードマン」を改めて見直したら新しい発見が色々あった。
それを改めて書くことはないけど、やっぱりイニャリトゥ監督作品って好きだなーと思った。
その中で一つだけみてなかった映画がこれ。初監督作品、ずっとみたかった。
ツタヤ中目黒店にはやっぱりあったのでさっそくみてみた。都心って便利。

メキシコ・シティを舞台として、境遇の異なる男女3人それぞれのエピソードで構成されたオムニバス形式の物語。まだ少年の雰囲気が漂うオクタビオは、同居する兄嫁に密かな想いを抱いていた。バレリアはメキシコでは誰もが知っている売れっ子モデル。そして最後はゴミを集めながらクラス老人、エルチーボ。3人が同じ交通事故に居合わせたことを軸にしてそれぞれのストーリーが構成されている。

アモーレス・ペロスとはスペイン語で「犬のような愛」という意味らしい。
そして劇中に犬はいっぱい出てくる。それは暗喩でもあり直喩でもあるんだけど。
血やグロがダメな僕には厳しい場面は少なくなったです。犬とはいえ、ね。
そして「インビジブルウェーブ」の時に書いた東南アジア的なヌルヌルとはまた違うメキシコの不潔さ。ちょっとだけ厳しかった。

タイトルにもなっている様に、三人とも愛に飢えている。それはかなり複雑な愛の形だ。
オクタビオは虐待されている兄嫁に、バレリアは不倫の末いっしょになった男性に、エルチーボは父親の存在を知らない娘に。
そこにはバードマンでも主題になっていた「人間の存在」という大きなテーマが見え隠れする。人間と犬と愛がもたらす苦悩と孤独に満ちたドラマ。
交通事故を軸として張り巡らされる伏線は、大げさではなく、やりすぎでもなくすごく好みでした。

全てのエピソードで犬が大きな役割を持っている。個人的にはバレリアの飼ってる犬が新居の床下に入り、出てこなくなるというものが好きでした。
村上春樹のファンを公言しているイニャリトゥ監督ですが、このエピソードは本当に村上春樹の短編を読んでいるかのようです。
超一流のマンションの床が抜け(そのまま生活してることが不自然だけど)そこに犬が入り込み出てこなくなる。
そしてキレイなマンションと、穴と、犬と自己が段々とバレリアを変えていく。その雰囲気が異常に好きでした。

ちょっとこれを機に「バベル」とか「21g」とかを見直したい気がしています。年内にできれば良いんだけど。
というのは、年末にかけて目黒シネマ、早稲田松竹のスケジュールが激アツです。是非チェックしてみてください。
ガルシア・ベルナル「モーターサイクル・ダイアリーズ」とか「チェ」とかのゲバラ役で有名な俳優。
個人的にはすごく好きな俳優です。最近は「NO」か。でも今作はまだ少年の雰囲気が残ってた彼の長編発主演映画。

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The End_1408 馬喰横山 / PLAUBEL makina 670

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The End_1407 三宿 / PLAUBEL makina 670

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