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時を越える音楽とにおいがあること
ぼくの人生においてとても大切な人へ
たんじょうびおめでとう。

GOOD LUCK!

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The End_1258 Calla lily / Hasselblad 500CM

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山にキノコとりに
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「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのいつものコンビ作品。
昔の、それこそ「グッドフェローズ」や「カジノ」の頃のスコセッシ作品はとても好きなんですが
「シャッターアイランド」あたりから不穏な風が吹き始め「ヒューゴの不思議な発明」で、もうダメだと思った。
でもこの映画、クソ映画だけど、すごく面白かった。すごいクソ映画だけど。

22歳でウォール街の世界に飛び込んだジョーダン・ベルフォードという実在する人物の物語。学歴もコネクションもない彼が、天性の話術と人の心をつかむアイディアで瞬く間に成り上がっていく。年収4900万ドルを稼ぐまでになるが、桁外れの浪費と、ドラッグの常用、セックス依存症として有名だった。飛ぶ鳥を落とす彼だったが、成功には破滅がつきまとい、不穏な影がいつもで彼の廻りにあった。

これは本当に面白かったです。3時間の長い映画だけど、まったく気になりません。
だけど良い映画かと聞かれたら、本当にクソ映画だと思います。R18よりもっと厳しくても良いと思う。
血だったり、グロとかは無いけど、まったく青少年に悪影響でしかない。セックス、ドラッグ、金、
そしてアメリカ人の悪のり下品極まりない表現は見ててものすごく不快。でも面白い。

アメリカ人って本当にバカだな、、って思ながらみてた。
基本的に僕は、あまりお金にゴリゴリしている人間ではない(と思っている)けど、ここではお金ありきで話が進む。
ここまでお金でテンションがあがるという事、ビジネスとプライベートの境界がハッキリしているとはいえ。に、いささか冷ややかな目でみてしまう。
お金を稼ぐ=ゲス野郎という空気がなんとなく日本にはあるんだな。とも思ってしまうけれど。

ディカプリオの演技が絶賛されているけど、だんだんジャック・ニコルソンみたいになってきてる気がしてる。
二枚目俳優からいい感じに抜け出してて、昨今としては好きな俳優といっても良いくらい。
他にも、すごくちょい役だったけど、インターステラー、ダラスバイヤーズクラブのマシュー・マコノヒーが良かった。
奥さん役のマーゴット・ロビーも良かった。かなり恐いけどかなりの美女だし。

基本的にゲスく金稼いで、クスリやって、酒飲んで、商売女はべらかして、ワイワイ騒いでいるのが続きます。
3時間が長く感じない理由は、要所要所で見所がうまく配置されてるからかもしれない。
金稼ぎにピンチもあるし、女遊びにも、奥さんともピンチだらけだし、挙げ句にはドラッグでベロベロになるシーンがあるんだけど
このシーンは本当に見応えがあります。ディカプリオ、熱演してますので、是非みて欲しいです。笑

この映画みてて、気付いた。アメリカ人、もしかしたヨーロッパ人もそうかもしれないけれど。
1、来客時、ドアを開けた時に、会えて嬉しすぎて困ったように名前を言いながら抱きつく「オ〜ジョーダン〜!!」って。
2、プレゼンなどで紹介され、壇上に上がる時小走り。そして観客に向けてどや顔で指を差す。言葉はない。そして握手。
これ今度やってみよう。特に「1」事務所に遊びに来る人、そのつもりでドアのチャイムを鳴らしてください。


エンディングに流れた曲が大好きで、懐かしかったので貼っておきます。

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The End_1257 古市場 / PLAUBEL makina 670

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恐怖を喚起する音
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The End_1256 洗足 / Nikon F3 + ILFORD DELTA

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「村上春樹 / 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(下)」

僕は村上春樹の大ファンだけど、研究家ではないし、いわゆるハルキストでもないので、難しい考察なんて書きませんし、書けません。
読み終わったあとそうゆうサイトをみると、すごく説得力あって素直に感心するし、本当に良く研究されていてすごいなと心底思う。
否定するつもりもないし、色んな楽しみ方があると思う。だけど僕が村上春樹の小説が好きな上で、そうゆう部分は結構どうでも良かったりする。
なんか分かんないけど、心が動いた、という事実だけで良いのです。単純に脳みそが追いついてないだけですが。

計算士を職業とする「私」の物語。ある老科学者から仕事の依頼を受ける所から物語は始まる。計算士と敵対する記号士、そして地下世界を徘徊する「やみくろ」の存在。独特の言葉を使う全身ピンクの太った女の子など謎に満ち、魅力的な登場人物の中で「私」にとってハードボイルドな展開が次々に起こる。一角獣の頭骨や、ペーパークリップなど、暗示的な物であふれる少し変わった世界で、「私」は自分自身に隠された大きな秘密に向き合う。そして同時進行していくもう一つの物語との関係性とは。※あらすじは上巻と同じです。

下巻の感想なので、必然的にネタバレになってしまう部分があります。未読の方は読まないでください。
しかしながら、僕が村上春樹の小説をおすすめする時、この作品をあげることは多いです。
実際、一番好きだと豪語してた時期もあります。今も一番かと問われたら少し悩んでしまうけれど、それでもかなり上位に食いこみます。
氏の小説の中でも群を抜いてエンターテインメント作品だと思ってます。読み返してまた思う部分は多々あるけど、おすすめです。

「ハードボイルド・ワンダーランド」の下巻の最初の方で、博士から今回起こってる物事の説明がされる。
それを納得するかどうかは置いといて、それでもうほぼこの物語は終わりっちゃあ終わりになります。
その後地下を出てからの「私」は大した行動はしないし、劇的な展開もない。それでいいのだ。それが村上春樹だ。
それでもちゃんと読後感もあり、喪失感もある小説です。それはこの物語だけに言える事ではない。そしてそうゆう所が大好きだ。

氏の他の小説で出てくる「森」や「井戸」というキーワードが、人間の無意識下に降りていくものだとしたら
今回の地下の冒険が(少し劇的すぎるけれど)それにあたるのかもしれない。
そのシーンを読んでいると、イデア論に繋がるような気がしたのは、前に読んだ時にも思ったのか、今回だけかは、わからん。
なんにせよ、ピンクの太った女の子と縦横無尽に地下の暗闇の中を歩き回る様は、他の小説にはみられないスピード感です。

前回の上巻の感想を書いたときに「世界の終わり」の章についてあまり書かなかったので、ちょっと書いてみます。

「ハードボイルド・ワンダーランド」が無意識に乗っ取られる前の話で「世界の終わり」は無意識に乗っ取られた後の世界。
そこは周囲を絶対的な高い壁に囲まれた街で「僕」は影を切り離され、街に来る以前の記憶を全て失っていた。
その街に住む人々は皆、心を持たずに生活をしている。そのせいか平和で静寂な時が流れている。
「ハードボイルド・ワンダーランド」で博士が「そこにはあんたが失ったもののすべてがあるのです」と言ってた。その意味。

下巻では上巻では語られなかった街の成り立ちや、性質が細かく説明されている。夢読み、獣の存在、図書館の女の子の心、森、そして影。
影は失ってしまった自分の記憶。アイデンティティ。それが消えるという事は記憶を礎にした感情、意思、欲求も無くなるということ。
僕は心を失い平穏に生きるか、心を守り影と一緒に別の世界へ行くかの選択を迫られる。その心の動きの表現はもう秀逸で、好きな場面です。
壁で囲まれた閉鎖的なシチュエーションだからか、現実世界がハードすぎるのか分からないけど、こちらの物語は静かに進んでいく。その様が好きだ。

1985年に発表された小説で、その後短編にタイトルになるキーワードがよく出てきた。人間の無意識下にあるものを「象工場」と言ったり
「メリー・ゴー・ラウンドの馬に乗ってデッド・ヒートをやっているようなものだ」とか。村上春樹ファンだとニヤっとしてしまう所は多い。
そして上巻と同じくらい意味深なキーワードは増えて行く。「ボブ・ディラン」とか「ダニー・ボーイ」とか「手風琴」とか。
世界は暗喩で満ちているのだ。村上春樹の小説を読んだ後は、だいたいが世界をそうゆう目でみてしまう自分がいます。

また何年後かに読もう。

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The End_1255 羽根木 / Nikon F3

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BとCとDの関係
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The End_1254 渋谷 / PLAUBEL makina 670

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宇宙のボールのような猫
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「ジ、エクストリーム、スキヤキ」

「TOKYO TRIBE」みて窪塚洋介熱が少しあがり「PING PONG」以来の共演だと騒いでたのを思い出した。
「横道世之介」の監督だってことも後押しして、前情報なにもなしでみてみた。
こうゆうカタカナで意味がありそうでなさそうな、でもありそうなタイトル、最近多い気がする。
アイネクライネナハトムジークはモーツァルトだっけ?デッドデッドデーモンズデデデデストラクション、とか。嫌いではないです。

洞口(ほらぐち)は社会人になって以来15年、人生を虚しく感じ飛び降り自殺をする。彼は自分の中で人生の絶頂期だった学生時代を思い出した。当時親友だった大川とも卒業以来、絶縁状態にあった。

冒頭の飛び降り自殺から急に場面は変わって、大川が暮らしているアパートを訪ねるシーンに飛ぶ。
その説明はまったくない。そもそもこの映画に説明というものはほとんどない。
それは最後に分かるっちゃあ分かるんだけど、特に劇的なものもないので感想も特にない。
再会した友とその恋人やらなんやら、ゆるゆる進むけど、本当に説明はなにもなく淡々と進む。

これ、前半みてて「ハズレかな。。」感がすごくあった。始まり(自殺シーン)はすごく良かったんだけど。
くだらない、アホな与太話をダラダラと流しているだけだったので。でもそれがだんだん面白くなってきてしまった。
なんでもないただの会話だけどちゃんと突っ込みもあるし、それがわざとらしくなく日常感であふれてた。
窪塚洋介のアホキャラも好印象でした。デボン紀の話とか超アホだった。アホだなってだけの感想しかないけど。

こないだの「百瀬、こっちを向いて。」の時にも書いたけど、まだ永遠に近いほど時間で溢れていた頃の記憶が甦る。
なにもやることがなく、行き当たりばったりで良かった日々、それでも不安よりも期待の方が大きかった。
今の方があの頃より現実的に出来ることは増えているはず。でもなにもなかったあの頃の方が輝いてみえるのはなぜか。
そして世界が今よりも近かった。戻れないということがそう思わせるのかもしれないけれど、それだけじゃないよな。

窪塚洋介、ARATAのピンポンコンビと、市川実日子というキャスティング。あと倉科カナというかわいい女の子。
なんか本当に昔から仲が良い友達っぽかった。劇的でないにしても、とても楽しそうだった。
皆で雑魚寝してる中、好きな女の子を見ていたら向こうも目を開き、こちらを見つめてきた。
そして誰にも気付かれないように手をつないだシーンが好きでした。

「忘れるということは、なにもなかったことにするということ。
そんなの淋しすぎるだろう。だから嫌なことも、よいことも、いっしょに生きていくしかないんだ」
ムーンライダーズの挿入曲がぜんぶ良かったです。
時間に余裕のある人、映画に哲学を求めない人には意外とオススメの映画かもしれない。

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The End_1253 渋谷 / Nikon F3

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すぐに開封しなさい
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The End_1252 東 / PLAUBEL makina 670

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ホーリー・プレイスの入り口
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「デビッド・フィンチャー / GONE GIRL」

前に「こんなに早くDVD化されていいの!?」的なこと言いましたが、これも見逃していた僕としてはありがたいんです。
いろいろ考えると複雑な心境ですが、大好きなでフィンチャー作品なので良いんです!

運命的な出会いをし、仲が良く誰もがうらやむ夫婦だったニックとエイミーの二人。しかし結婚5周年の日に突如エイミーが姿を消してしまった。ニックはすぐに警察に通報するが、面白おかしく報道を続けるメディアや、廻りの人間によって物事は思いも寄らない方向へ形を変えていく。幸せに満ちあふれた結婚生活はどんどん崩れゆくのと同時に、表面には見えなかったドロドロした真実が見え隠れし、挙げ句にはニックに妻の殺害の疑惑までかけらてしまう。

男性がみると結婚したくなくなる。とか、恋人と一緒にみるべきではない映画。とか騒がれていた。
それ知っててみたけど、女性や、結婚どうこうが嫌になるとかはなかったかな。
「女性って恐い」という感想ばかり聞いたけど、きっとこの映画に出てくる女性が恐いだけで、万人に値することではない。
そしてこの映画の中の女性は、それはもう恐怖以外のなにもでもなかった。そこまで考えるんだ、、とか。あ、それで満足するんだ、、とか。

序盤は正統にミステリー映画的な展開をみせる。真相はなんだかわからんけど、ヒントが散りばめられてて、いろいろ妄想させる。
背景の設定がいろいろ複雑で、妻の母親が有名な絵本作家でその絵本の題材がうんぬん。旦那の母親の体調が悪かったり父親の存在もうんぬん。
ちょっとハテナな部分はあったけど物語はどんどん進み、進んでいくうちに分かってくるので気にしないでよかった。
そもそも、そんな所を気にするような物語ではなかった。。

フィジカル的恐怖の部分も少しあって、僕はちょっと目を覆ってしまったシーンはあるけれど、基本的にはメンタルスリラー映画。
特に男性はいろいろ考えてしまうと思います。世界の終わりに近い物がある。
、、ってやっぱり女性は恐いぜ、的な感想が先行してしまうけど、もこの映画の男性ベン・アフレックに関しては、自業自得の部分は否めない。
でもその対価が、、これか、、ということです。微妙な感想で申し訳ない。

いわゆるフィンチャー的などんでん返し感は薄いかも。びっくりはしたけど。そもそもフィンチャー的どんでん返しって最近の映画だと無くない?
セブン、ゲーム、パニックルーム、あたりまではあったけど、ベンジャミンバトン、ソーシャルネットワーク、ドラゴンタトゥー。
とかフィンチャー作品はとりあえず全部みてるけど、ドンデン返し感はない。あ、エイリアン3はみてないや。
ファンとしては、序盤である意味ネタバレその後二転三転。というある意味ヒッチコック的なフィンチャー作品がみたい。

フィンチャー作品は内装のデザインがすごくかっこいい。「ゲーム」のマイケル・ダグラスの邸宅も格好よかった。
「ハウス・オブ・カード」のケヴィン・スペイシー邸のような。いかついオーナメントを天井、窓枠、巾木、使い放題。
それにブラックorグレー系の家具。床はヘリンボンフローリングor絨毯。そして照度はフィンチャー的に極端に暗く。で完成。
住みたいとは思えないけど、とても好きなデザインです。

ちょっと思ったんだけど、この映画なんで「WOMAN」じゃなくて「GIRL」なんだろうか?

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The End_1251 羽根木 / PLAUBEL makina 670

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ロブスター業界の罠
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The End_1250 西新宿 / PLAUBEL makina 670

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局地的な砂嵐に似たもの
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「クリストファー・ノーラン / インターステラー」

前に僕はここで「インターステラーはDVDでみればいいや」と書いた。
今回、早稲田松竹の特集で「ゼロ・グラビティ」と同時に上映しなかったらそうなってたはずだ。
そんな訳で映画館でみてきた感想は「映画館でみてよかった!」です笑。物語とは別にして大画面、大音響でみれて良かった。
普通のことなんだろうけど、僕の場合、物語重視な所があるので。でも映画をみる姿勢が少し変わった。(映画によっては)迫力って良い!

近い未来、地球全体の規模で起こっていた食糧難と、環境の変化に伴い、人類は滅亡の危機に脅かされていた。その状況で、ある組織が秘密裏にすすめていたミッションがあり、そのキーマンにある男が抜擢される。その男は元宇宙飛行士で、現在は農業をしながら家族を支えていた。そのミッションとは、宇宙の果て、ワームホールの先にある銀河で発見された未開地へ旅立つというものだった。男は地球に残さなければいけない家族のことを思い葛藤する。

僕はクリストファー・ノーラン信者ではありません。でも「インセプション」は大好き。他のはあんまりかな、、嫌いではないけど。
そして今回のこの作品は「インセプション」と同じくらい、それ以上に好きになったかも。少なくともまたみたいと思ってる。いや、みるだろう。
「インセプション」が「夢」という意味で人間の意識の中へ中へ降りていく物語だとすると、今作は宇宙なので外へ外へ向かう物語だと思う。
僕は勉強はできないけれど、物理の話は大好きだし宇宙の話も大好きだ。そして哲学の話も大好き。その全部がこの映画には詰まっていた。

簡単に言うとこの物語は、むかし手塚治虫や藤子不二雄、松本零士がお腹いっぱいになるほど描いていた物語と大差ない。
人類の危機を救うために何万光年も先の、それもワームホールを通って、遠い遠い別の銀河を目指した物語。
そこに家族の愛を描いた、ってすごくベタな話だと思う。だけどいわゆるワープの表現は「光速でドキューン、はい到着」ではなく
ちゃんとコールドスリープして木星の側まで行き、そこにあるワームホールから別の銀河へ行く。などちゃんと表現されている。

実際問題、それが合ってるのかどうかは僕は知らないけど、なんかちゃんとしてるような気がするんです。
ワームホールとかブラックホールの形状の説明とか、特異点とか事象の地平線とか、聞いててドキドキした。合ってるのかどうかは僕は知らない。
宇宙の知識がなくても楽しめるけど「重力が強いと時間の進み方が遅くなる」という一般相対性理論のとりあえずの知識は合った方が楽しめるかも。
「この星の1時間は地球の7年分だ」なんてまるっきり銀河鉄道999だけどね。時間は絶対的なものではなく、相対的なものなのよ by メーテル。

大好きな映画になったので、これ以降壮絶にネタバレします。未見の人は読まないでください。
宇宙の話に疎い人は「?」の部分が多い映画かもしれない。だけど僕の中では大絶賛できる映画です。
僕の宇宙論、物理学、量子論の知識は佐藤勝彦の本を、さらっと、本当にさらっと読んだだけの薄っぺらい物ですが、それでも十分楽しめます。
上映時間180分、少し長いけどあっという間に終わりました。ちなみに僕は映画館だったけどちょっと泣いたよ。そのくらい良かった。

ミッションはいわゆる人類移住計画なんだけど、発案者の博士は死の間際に「そのプランは実現不可ということを知っていた」とか言い出す。
その計画に要する計算には「重力の謎」が解明されないと解けないらしい。そしてその鍵はブラックホール内の量子力学のデータが必要なんだって。
これは後で調べた事だけど、全人類を宇宙に送り出すには巨大な質量(宇宙船やコロニー)を宇宙に飛ばす為、重力を操作する技術が必要らしい。
ブラックホールは重力が強くなりすぎてできたものなので、一度入ったら出られない。だから鍵は手に入らずプランの実現も無理ということらしい。

でも主人公クーパーは、仲間のアメリアの為に自らを犠牲にしてブラックホールに落ちていく。その先に特異点があり「5次元の中の3次元」がある。
そこはテサラクトと呼ばれるみたいで、量子論や超ひも論が関係するらしいけど、僕には正直まったく理解できない。
なんにしてもそこで起きた事が全ての始まりになった事。そこには時間や距離を超えたものがあって全てのつじつまが合う。「彼ら」の意味も。
この辺のつじつま合わせは、さすがクリストファー・ノーラン。でも合ってるのかどうか、まったく僕は分からない。

とにかくラストです。「5次元の中の3次元」なんて理解できる訳ないけど、物語としてつじつまも合う。無理矢理合わせた感も否めないけど。
いろいろあるけど時間と距離を超えたシンプルな愛か、、ハードなSF映画なのに最終的には愛だろ、愛。と娯楽映画に落ち着いてる所がすごく良い。
「死ぬ瞬間に思い浮かべるのは子どもの顔」という言葉とか、すごくベタな言葉なのにやけに心に響いてしまった。
後日譚、クーパーが向かうのはまた宇宙の果てに残してきたアメリアの元だし、、もう愛だよ、愛。

細かい所は抜きにして、これは最高に頼めるSF映画でした。DVD買っておこうかなと思っているくらい。
なんかで読んだけど、クリストファー・ノーラン監督は大のスマホ嫌いなんだそうだ。だから映画でもスマホは出てこない。
昔は夢を抱いては遠い空を見上げていた。でも今の若者は下向いてスマホの小さな画面ばかりみてる。って。
僕もスマホ持ちだけど、たまに電車乗るとみな同じ姿勢でスマホみてる光景に少しうける。本読んでる僕も同じような物なんだけどね。

ちなみに、SF映画につきものの世話役ロボット。スター・ウォーズのR2-D2や、2001年宇宙の旅のHAL的なあれです。
今作は謎の立方体ロボです。賛否両論ありそうだけど、僕はとても好きでした。
かさばりそうな形状も、動きも、性格も(これは設定できるみたい)名前あったのかな?
ロボット=ただの機械。感情も設定だし、、とわかっているのに感情移入してしまう気持ち。男子だけかな?

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The End_1249 渋谷 / PLAUBEL makina 670

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Sさんの一言
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The End_1248 東 / PLAUBEL makina 670

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自己嫌悪と二日酔いの関係
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「ゼロ・グラビティ」

早稲田松竹の宇宙特集で「インターステラー」と同時上映してたので、みてきた。
女の子と映画をみにいく時はこうゆう映画が良いんだろうな、と思った。

地表から600キロ、気温は-125~100℃に変動する。音はない。気圧はない。酸素はない。宇宙では生命は存続できない。という言葉から始まる。3人の宇宙飛行士はスペースシャトル、エクスプローラーの船外活動を行っていた。その最中ヒューストンから作業の中止命令が入る。ロシアが自国の人工衛星を破棄するため爆破した。その破片同士がぶつかり合い、数を増やし軌道にのり彼らの元へ向かっているらしい。彼らは急いで作業を中断し船内に戻ろうとするが、破片は思の外すぐにやって来た。

面白いし、映像もすごいし、CGもすごいし、どうやって撮ったのか全然わからなくてすごい、けど話の中身がない。
という評価を良く耳にしていた。実際みてみるとまったくその通りだったけど、僕はこれはこれですごく満足しました。
確かに物語に哲学もないし教訓もない、だけど僕はずっと手に汗を握っていたし、終始ドキドキしてみていた。
宇宙空間という、一歩間違えれば永遠に戻ってこれないという極限状態が続いて、かなり疲弊してしまったけど。

おっしゃる通り中身はないし、ただ大変だ!大変だ!という感想が続くだけだけど、こうゆう娯楽映画も良しです。
サンドラ・ブロック演じるライアンは、ひとりぼっちの宇宙空間で、パニックになりながらも決断を迫られる。
弱気になって諦めかけたりするし、急に子どものこととか話し出して、ちょっとみてる方も困惑するところもあったけど。
90分の短い映画で最後まで飽きることなく突っ走りました。気持ち良い映画だった。

サンドラ・ブロックの肉体は、エロい意味ではなくてすごい。筋肉がすごいのはあれだけど、美しい女性的なラインは残しつつ、いかつい。
彼女は「クラッシュ」の頃から高い演技力が評価されていて、今ではベテランの域に達してる感じ、かな?
今回は半分以上宇宙服のヘルメットを被っているので、表情を伺えない部分は多かったけど、若い頃より今の方が好きだ。
ジョージ・クルーニーは苦手な俳優ベスト10に入るであろう人物ですが、サンドラ・ブロック同様あまり顔が見えないので気にならなかった。

ネタバレになっちゃいますが、一つだけ気になることがある。

中国の宇宙ステーションに逃げ込み、そのまま大気圏に突入し無事地上に降り立つんだけど、なんで燃えつきないで済んだんだろう?
そもそもあのステーションでは大気圏突破は不可能だ、的な説明があったような。。他にも消化器で宇宙空間を泳げるのか?とか
自国の衛星を爆破した破片が他の国の船ににぶつかるなんてことあるの?とか(そんなこと起きたら戦争が始まらない?)
細かい突っ込みはいろいろあった。だけど、そんなの気にしなくていのか。娯楽映画としてはかなり良いと思います。

そして次のインターステラーをみるための良い準備運動になりました。
そして次に書くけど、そのインターステラー。すげえ面白かった!もう本当に面白かった!それはまた後日。

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The End_1247 多摩川 / Nikon F3

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神の撮影方法
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The End_1246 武蔵小山 / PLAUBEL makina 670

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入らずの森の伝説
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「リトルフォレスト 夏・秋」

「海獣の子供」という漫画で、圧倒的な描写力で海の神秘について描いた作家。五十嵐大介の同名作品の映画化。
こないだキネカ大森にいった時に、ポスターみて知った。四季に分けたエピソードを、1時間ずつ4編。2本の映画に分けた作品。

東北地方の「小森」という集落で、自給自足の暮らしをしている若い女性。いち子の物語。都会から東北の実家に戻ったいち子が、地域の人々や友人と一緒に生活し、生き方を見つめ直す物語。自然の恵みを丁寧に料理し、食し、生きる様が描かれる中、断片的にいち子の過去や、哲学的なエピソードが挿し込まれていく。

ストーリーはほぼない。でもある。曖昧な言い方だけど、多分そうんなんだと思う。
小規模公開だったみたいだけど、もったいないような、嬉しいような、複雑な気持ちです。
「あまちゃん」の橋本愛主演ですが、ぼくはこの子の淡々とした演技好きでした。特に料理や農作業の自然さ。
僕は経験ないけど、付け焼き刃でできる物じゃないと思います。手つきやしぐさ、何回も練習したんだろうなというのが見えた。

日常の生活で、他の生命を頂いて自分たちは生きてるということ。言葉で言うのは簡単だけど。
自給自足というのがきれい事ではないこととか、無駄にすることなくちゃんと料理し、ちゃんと頂くと言うこととか。
日頃忘れがちなことが淡々と語られる様が気持ち良かった。なによりもうまそうで、お腹が空く。
そして人間と自然との距離感。近すぎず遠すぎず、干渉しあい拒絶しあう。漫画と同じくらい表現されてたと思う。

「言葉はあてにならないけど、私の身体が感じたことなら信じられる」
冒頭、夏、自転車で山の中の坂を登るシーンがある。登り切った時「ほっ」と声が漏れる。
こんな一言に共感してしまう自分。山に登ってて、山頂じゃなくても急に景色が開けた時「ほっ」と声が漏れる。
もしかしたらその、言葉にもならない吐息に近いものだけの為に山に登るんだ。とかいったら言い過ぎかな。

今回は夏と秋のエピソードなんだけど、特に夏の生い茂る緑の美しさつったらない。
朝の素晴らしさ、雨に濡れる森、僕がハイキングに求めてる風景がそこにあった。新緑の季節!
前に書いたように、今僕は登山休憩中です。だけど、やっぱりこのまま終わることもないみたいでソワソワしてる。
そうゆう自分の気持ちに安心もしています。好き嫌いはっきり別れる登山。僕は好きな方に入ったみたいで。

すごく勝手だけど、ラマパコスのりかちゃんは好きそう。彼女は同じような思いで料理してるイメージがあります。
この映画、音楽が、とてもとても良かった。宮内優理、昔わりとこうゆう音楽を聴いていた。今聴くと新鮮で気持ち良い。
サントラ欲しいと思ったくらい。でも売ってないみたい。。この映画のあれではないけど、動画貼っておきます。
「冬・春」も楽しみ。



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The End_1245 渋谷 / Nikon F3

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コンゴ=キンシャサの夢
杓子山(1597m)

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The End_1244 杓子山 / Nikon D610 と PLAUBEL makina 670

その後も岩場がしつこく続きメンタル面を削られ、山頂直下の急登は僕の股関節を痛めつけ、フィジカル面も厳しかった。
それを乗り越えた後なんとなく頂上の雰囲気がして、脳内オーケストラがフィナーレの音楽をかき鳴らしつつ、山頂へ到着。
ここがまあ富士山正面にして360度すっぽんぽん。とても気持ち良かった、、はず。心にどこか少しだけわだかまりがあった。
その時も義務を果たしたという気持ちがあった。義務ってなんだ?と自問自答したまま登り、落とし物&迷いもありテンションが低かった。
本当に景色も天気も気持ちも良かった。けどテンションはあがり切らなかった。最後にも書くけど、やっぱり無理はいけないんだなと思った。
でも誰もいない山頂はベンチとテーブルもあり、快晴で360度すっぽんぽん。で山頂で作るラーメンとサンドウィッチは安定の美味しさだった。
これだけでも十分来た意味あるんだけどさ。でもなんかテンションが上がりきらない。何度も言おう、無理はダメ。
落とし物とか、道迷いもあったけどそれでコースタイム通りだったから、まあ早かったのかもしれない。でも早々に山頂を発った。
山頂から再出発する時の感慨深さってなんかある。さようなら感があって、とてもセンチメンタルになった。

後半、僕の最初の計画では、石割山を通り山中湖まで下りるルートの予定だった。でも帰りのバスが極端に少なくて、時間との闘いだった。
とりあえずしばらく下りだけど、ルンルン下りとは行かず相変わらず岩場にロープ。それと北面の凍った雪が緊張させる。
だけど30分も歩くと落ち着いてルンルン下りになり、やっと気持ちに余裕がでてきた。これは山中湖までコースいけるかなと思っていた。
その時、地面に落ちる自分の影に違和感を覚えた。トレポの影が1本しかない、、戦慄が走った。リュックをおろして調べるとやっぱりない。
そういえば下りの岩場で尻もちまではいかないけど、ちょっとずり落ちた。その時かな、、でもあれは1時間くらい前のことだ。
この時の僕は潔くあきらめた。登山の前半ならまだしも後半で、しかも下ってきた道を登って取りに行くなんて無理だった。
トレポはリュックのサイドに付いてるポッケに挿してるんだけど、止め方が良くなかった。ゴムで固定できるんだけど、固定方法が甘かった。
軽く付けとけば出しやすいと思ってたけど、出しやすい=落ちやすい、ということに気付かなかったのだ!バカ!僕のバカ!
でも前にも書いたように失敗して、今後気を付けるようになるんです。痛い出費ですが人間として成長できたので、いいのです。泣
ついでにいうと、この登山でデジカメの液晶保護プロテクターと、レンズのホコリを吹き飛ばすブロアーも落としていた。
それに関してはたいした金額じゃないので良いんだけど、山にゴミを増やしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。泣

という訳でもうすっきり諦めてズンズン進むけど、テンションはがた落ちなので、時間に余裕あっても山中湖はやめとこうか、と思い始めた。
朝、登り始めた所に戻るルートがあるので、その選択も視野にいれつつ進んでいたけど、決められないままその分岐に到着。
左には来た道よりしっかりした道。そして右方向に「→バス停」の看板。登り始めの所に戻れるルートだ。その時僕は迷ったあげく、、
「時間も余裕あるし、山中湖はやめとくにしても、石割山方面にもうちょっと進んでみようかな。もう少し歩きたいし」と思った。
なので左のしっかりした道へ。その道はあまり手入れはされてなさそうだけど、広くてしっかりしてるし、ちゃんとピンクリボンも多かった。
しばらく行くと道がまたまっぷたつに分かれ、そこに看板はなかった。地図にもそんな表記ないので、コンパスで方角調べて目的の方向へ行った。
10分くらい歩くとなんとなく嫌な予感がした。理由はない、なんとなく、本当になんとなく嫌な予感がした。不吉な鳥も鳴いていた。
「嫌な予感がしたら戻れ」というのを何かの本で読んでたことがあった。なので僕は最初の分岐まで戻った。
するとさっきとアングル違うので「→バス停」の道とは別に、獣道のような道があることに気付いた。
その獣道の足元には看板が朽ち果て落ちていて「石割山方面」の文字。僕が進もうと思っていた道はそっちだった。
僕はもう気が抜け、緊張の糸が切れ、頭にも来て「もうやめた!帰る!」となかば半ベソで下山を決めた。

決断してしまうと気は楽になり、緩やかにくだる林道を歩くだけだし、バスの時間にも余裕があった。
という訳で、適当に林の中で休憩した。お湯を沸かしコーヒーを入れ、パンの残りを食べたりしながら
誰もいない静かな林の中でゆっくり休憩した。これでもかってほどボケーっとした。それが今日一番で気持ち良かった。
いつも余裕なくてできなかったけど、こないだの記事に載せたアトリエブルーボトルさんの写真を撮ったりもした。
僕はまだまだ登山キャパが狭いので、登山=チャレンジ感は強い。達成感あって良いんだけど、そればっかりだと辛くなっちゃう。
なによりも最初の頃に言ってたように、僕はダラダラと森の中を歩くくらいの方が好きみたいです。
鷹ノ巣山の山頂の景色にドキドキしたけど、やぱりこうゆう静かな林の中でぼーっとしてる時間も大好きだ。何よりも安心。

それからは頃合いをみてバス停までゆっくり歩き、念願のコーラ一気飲みをして、時間通りにきたバスに乗り込んだ。
そういえば今回の登山、本気で誰一人にも会わなかったことに気付く。最初から最後までゼロです。それはそれで怖い。
でも乗り込んだバスは富士山観光の中国人がいっぱいで、都心だけでなくここまで中国人で溢れていることに辟易した。
バスから今登ってきた山を眺めて、僕のトレポと液晶保護プロテクターとブロアーのご冥福を祈った。
富士山駅でお土産のほうとうを買って、また長い時間かけて帰った。長い時間電車に乗ると、読書が進んでよろしい。でも長すぎる。

今回登山において反省点はいっぱいある。低山だからといってなめきってる自分。
そしてなによりも体調と、無理はいけないということ。無理して行っても危険だし、なによりも楽しくない。
僕は一度思うとあれこれ考えずに突っ走る部分があるから、気を付けないといけない。
この登山のあと、少し休憩という意味で山にいってません。春爛漫で天気が良い日は少しソワソワするけど。
これから新緑の季節だし、秋から山登りを始めた僕にとっては、また新鮮な時期になるとおもいます。
登山はきっと一生の趣味になる。という気持ちは今でも変わってない。だけど、だからこそ。ゆっくりマイペースにやっていこうと思います。

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杓子山 | Comment : 0 | Trackback : 0
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