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きみはアトリエ・ブルー・ボトルを知っているか!?
登山のことを書きだす時、よくある登山ブログにはなりません。と僕は書いた。
そのよくある登山ブログには、山行記録以外にも、服や道具のレビューなどの記事が多い。
主観といえどもすごく研究されてて素直に感心するし、もちろん僕も参考にしてて、すごく勉強になっています。なにより楽しい。
だけどそうゆうのも僕には書けないと思う。なので書かない。勝手に調べて、勝手に揃えて、勝手に楽しもうと思う。
ですが今回はあるブランドのことを書こうと思います。山登るべ!と思い立ち、必要な物を揃えていた時にお世話になったブランドです。

登山用品を物色している時に一番困る、というか一番悩むのは、使ってみないと良い所も悪い所も分からないということ。
そして登山用品のほとんどが、じゃ、とりあえず買って使ってみよう。と気軽に思えるようなかわいい値段ではない。
じゃあ決め所はどこか。最後はやっぱり「よし!買うぞ!」という勢いになることかもしれない。だけどその前にいろいろいろいろ考える。
登山するうえでリュックサックはかなり最初に必要になる。基本だからこそ納得のいくものが良いし、後悔したくない物だった。
でもなにで満足するのか自分でも分からない。自分でもどんな物を求めているのかが分からないから。
将来的に小屋泊するのか、テント泊するのかによって容量が変わる。そんなこと最初の僕には想像すらできない。
そして僕はカメラ機材があるから、人より荷物が多い傾向になる。だけど多いってどのくらい?基準がないのだ。
他にも、雨蓋つきが良いか、ロールトップが良いか、メーカーは?素材は?色は?もう考えれば考える程買えなくなる。

悩みに悩み抜いた最後の僕の決め手は、もしかしたら「知っている人が自分の手で作っている」ということだったかもしれない。
もちろん、容量や意匠、値段など、やっぱりいろいろいろいろ考えたけど、最後はそれだったかもな。
そして彼らが作っている物だから、間違いはないだろうという安心感も背中を押してくれました。
前置きが長くなりましたが、、

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↑お願いした僕のリュックサック、かっこいいでしょ!
PAC-03 (ウェストパッドなし)

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↑登山中に使ってるお財布、かわいいでしょ!
Hiker's WALLET

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↑おっと、これは僕の水筒ですが、ブルーのボトルだったので、オマケで付けてくれたステッカーを貼り
 オリジナル商品かのように使っています。まるで大ファンみたいでしょ!

atelier Blue bottle

アトリエ・ブルー・ボトルさんは、ご夫婦で、自らの手で生産しているブランドです。
使ってみた結果、彼らのリュックが機能的にどれだけ素晴らしいかは僕には分かりません。だって他のリュックの経験ないから。
だけど、なにも不便してないし、普通にいれるという事が彼らのプロダクトの素晴らしさを物語っているような気がする。
それは僕にとって幸せなことだけど、最初から良い物だとありがたみを感じられないことになっちゃったかもしれない。
山に行って不便さを感じ、その不便さを解消するために必要なものを揃えて行けばいいと思っているけど、最初から良いと、ね。
将来的に僕が違うリュックを買ったとき、彼らのプロダクトの良さをより痛感するのかな。なんか複雑です。

もっと使い心地とか、この機能が便利であれがあれなんですよ!とか言えれば良いんだけど、こんなレビューで申し訳ない。
でも繰り返しの言葉になりますが、使ってみないと分からない所が多い、けど実際使ってみたらまったく不自由してないという事実。
これはシンプルに素晴らしいことだと思っています。何よりも好きな物を背負って歩くのは、より気分も良いものです。
彼らのサイトのトップに書かれている「気がつけばもう何年もいっしょにいた。そんなものでありたい」という文章。
少なくとも僕はそんな感じになりそうです。

僕は物に依存する部分があります。カメラとか、ギターとか、自転車とか、家具とか、絵や洋服まで。
物に対して人の思い出が詰まってる物を好み、愛でる。このリュックも財布も(水筒も)僕の中でそうゆう物になりました。
山に行く前に荷詰めしてる時や、無事帰ってきてリュックに着いた泥を拭いている時。なんとなく彼らのことを考えていたりするんだ。
彼らとは不思議なご縁でお会いしましたが、今では会う機会はなくなっている。でもご活躍を知れたことはすごく嬉しいし、励みにもなります。
この度はいろいろとお世話になっちゃって、本当にありがとうございました。大切に豪快に使います。
僕はこのリュックを背負って、これからいろんな所に行く事になります。そう考えると楽しみでしょうがない。
僕が作ってもらったリュック以外にも、小さいリュックや、自転車用リュック、サコッシュ(ポシェットみたいなの)
その他、便利小物や、最近ではオリジナルの靴下まで作ってる!なんとも面白い人たちです。ぜひウェブサイトをみてみてください。

それではまた。ごきげんよう。

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エディンバラの祝祭
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「パシフィック・リム」

僕はこうみえて「ロボ系」に疎い。小さい頃ガンダムもそんなに好きではなかったし、攻殻機動隊とか知らね。
トランスフォーマーとかおもちゃ持ってたかな?記憶にないや。小さい頃は画を描くか、ファミコンしてたことしか覚えてない。
あ、ヱヴァンゲリヲンは好きだけど、あれはロボじゃない。。まあそんな僕ですが、見てみました。
公開当時、業界ではすげえ話題になってた。映画界というか、ファッション界で話題だった印象。そうゆうの、すごい苦手です。

近未来、太平洋の海中に崩落ができ、異次元の扉が開いてしまった。そこから怪獣が現れ、世界中の都市を襲うようになる。人類はなんとか力を合わせ、怪獣を倒すことに成功するが、これはただの予兆にすぎなかった。すぐに新たな怪獣が現れ、しかもそれは強大になっていた。人類は智恵を結集し怪獣を倒すべく「イェーガー計画」として巨大なロボットを作り出した。それは人間二人が乗り込み、神経をシンクロさせて操縦するものだった。

結果からいうと、やっぱりロボットに関してはまったく心が動かなかった。
そしてCGの凄さにもあまり心が動かなかった。そもそもCGでドキドキしたのはFFが最後かもしれない。
僕が映画に求めている物と対極にある映画だと思った。そんなこといったらハリウッド映画みれないのは分かってる。
痛烈!爽快!ストレス発散!という意味では良いのかもしれない。けど中身はまったくないに等しい。

ヒューマンドラマとして見ると、パイロット達のキャラクターも、彼等が抱える人生的背景やトラウマも
なんだかどっかで聞いたようなもので、特に目新しくもなく、魅力的だとも思えない。
物語も、結局いろいろあるけど、いわゆるハリウッド王道である訳で。
ズコーンバコーン!やばいピンチ!でも命をかけて何とかする!うおおー!なんとかなった!

そしてラスト、愛がすべて、愛だろ、愛。的な流れが鳥肌モノだった。良い意味でも、悪い意味でも。
なんでタイトルが「パシフィック・リム」なんだろう。と思ったら太平洋ってことか。というどうでも良い感想が残ったくらい。
これDVDでみたから迫力に欠けて、イマイチ心動かなかったのかな。こうゆうのこそ映画館の大画面でみるべきなんだろうか。
でも僕の性格上、この映画を1800円払って映画館でみることは一生ないと思う。

正直最近、これは!と思える映画に出会えてない気がする。特に新しい映画は。昔はもっと心動いてたよな。。昔の映画だからかな。
そりゃ映画の歴史からして、今までの映画の量と新作の量は比べものにならない。量が多ければ良い映画も多い。逆もしかり。
でも、それだけではなくやっぱり昔の映画の良さってある。昔みたから時間効果で良い印象のまま輝いているだけかもしれないけど。
新しめの追っかけるのやめて既にみたことある好きな映画を、見直したりした方が有意義のような気もしている。でもそれって、、老後感あるよな。

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The End_1230 元住吉 / PLAUBEL makina 670

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運転手はキミだ!
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新しいカメラの試し撮り

The End_1229 通勤路 / SONY RX100M3

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それ自体が行動原理
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「ジャージーボーイズ」

昨年、映画館でみようみようと思ってたけど、みれなかった映画。もうレンタル開始してたので、早速みてみた。

見逃した僕にとっては嬉しい事だけど、こんなに早くレンタル開始して良いのか少し疑問。映画館で1800円払って見る意味がどんどんなくなる。
ちょっと待つだけで、安く、気楽に、ちょっと戻せたりしながら自宅でゆっくりみれる。そっちの方が良いという人は少なくないと思う。
映画館の大きい画面、音響はやっぱり良いし、足を運び物語を鑑賞する行為や時間は大好きなので、皆にもっと映画館に行って欲しいと思ってる。
だけどいかんせん高いんだよ。もっと割安にして気軽に映画に行けるようにしないと、悪循環の果てに衰廃してしまいそうな気がする。

アメリカ、ニュージャージー州の町で生まれた、4人の青年は、掃きだめのような町から逃れる術を考えていた。その術は、ギャングになるか、スターになるか、軍人になるかの選択しかなかった。コネクションもお金もない彼らだったが、天性の歌声と、曲作りの才能、そしてハーモニーを持っていた。紆余曲折あったが、彼らは認められ「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にスターの座につく。

この映画、いわゆる業界の人や、音楽関係、バンド関係の人が熱狂と共に大絶賛していた。あと団塊の世代のおっさん。
なんか団塊のおっさんが泣きながら映画館から出てくるらしい、笑。そうゆうのいいよね。
だけど僕としては、ちょっとイマイチだったかも。フォー・シーズンズは大好きだし、クリント・イーストウッド作品なので期待は高まっていた。
期待しすぎたのかな。いや廻りが騒ぎすぎだ「音楽に携わる人は必ず見なくてはいけない」とか某ミュージシャンが言ってた。余計なお世話だ。

クリント・イーストウッド作品は、基本的に大好きです。戦争モノは少しステレオタイプに思えてしまうけど、
「グラン・トリノ」辺りから感じ取れる「言葉にしない美学」的な生き様はすごく格好いいと思う。僕は喋りすぎなんだよな。。
でも最近のイーストウッド作品は、前より魅力を感じてないかも。製作総指揮という言葉が先走り、少しスピルバーグ感が否めない。
良い脚本を買い、便宜的に名前をクレジットしてるだけのような気がするのは僕だけだろうか。。

物語について。実在したバンドのお話なので、脚色はあれど絵空事ではなく楽しめる。
そして前情報通りフォー・シーズンズの名曲がいっぱいで、ファンならずとも耳にしたことのあるだろうメロディを楽しめる。
編集がすごくうまい、という印象。シーンの繋がり型がうまくて、すごく気持ち良い。その辺はイーストウッド作品みてるとよく思う。
テレビからヒントを得て名曲が生まれたり、ケンカして指輪を捨てられた階段の上とか。フォー・シーズンズの命名のシーンとかすごい好きでした。

僕はバンド結成なんてしたことないし、ひとり淋しくアコギを響かせる程度の人間です。
いわゆるバンド内で起こるトラブル「方向性の違い」という神言葉。そしてアメリカンドリームが巻き起こすジャスティンビーバー現象。
そうゆうなんか王道のトラブルっていうのがバンドにはつきものなんだなと思う。理想という感情がそうさせるのか、金が人を変えるのか。
まあでもそれってセオリーなバンドエピソードっぽいので、目新しい感情は特に持たなかった。音楽が良かったから最後までみれたなー。

クリストファー・ウォーケンが出てるんだけど。歳とったな。。しわしわだ。
「ディア・ハンター」の衝撃的な演技、もう一度見たいとは思わないけど、すごく記憶に残っている。
この映画の中で出征前の若者が酒を飲みビリヤードをしながら「Can't Take My Eyes off You」を大合唱するシーンが大好きなんだ。
時間と映画を飛び越えて、今作ジャージーボーイズでまた彼らの歌を聴いている。そのことに僕は切なさと感動を覚えた。



↑これこれ
そんな中、我らが早稲田松竹でディア・ハンター上映!4月4日、しかもオールナイトマイケル・チミノ祭り!
僕は夜は寝たいので行きませんが、こうゆう企画 & 選出。やっぱりミニシアターバンザイだな。

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The End_1228 恵比寿 / Nikon F3

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レニングラードの夢
他人から教えられたことはそこで終わってしまうが、自分の手で学びとったものは君の身につく。
そして君を助ける。目を開き、耳を澄まし、頭を働かせ、街の提示するものの意味を読み取るんだよ。
村上春樹 / 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

頭でわかったつもりでいるだけではなく、自分で考えて実際にやってみることが大切なのです。
ホンマタカシ / たのしい写真3

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The End_1127 新宿 / PLAUBEL makina 670

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科学研究の目的の純粋性と、プラトンの関係について語りましょう。
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「筒井康隆 / 七瀬ふたたび」

小説離れが進んでいますと書いたけど、少しずつ時間を見つけて読み出している。
それでも前ほどかぶりついて読んではない、だけどやっぱり文字を追う時間って好きみたいです。またそうゆう時間が増えてくればいいんだけど。
という訳で、筒井康隆のサイキック小説を久しぶりに読みました。面白かった。
でも「七瀬シリーズ三部作」の二作目だったことを後で知った。気にしなければ気にならないけど、なんか気持ち悪い。

人の心を読むことができるテレパスの火田七瀬は、自分が超能力者だということを世間に悟られることを恐れ、母の実家に帰ることにした。その夜行列車内で自分と同じ能力を持つ少年ノリオと、予知能力を持つ青年恒夫に出会う。七瀬たちは、雨の降る夜目的地へと進む列車が事故にあうことを、恒夫の予言で知ってしまった。

筒井康隆って子どもの時に「こわいおじさん」というイメージが付いていて、大人になってからもどことなく避けていた。
だけど2年くらい前にそのみえない壁みたいなものが無くなると、これがもう面白くて、なるほどこれが文豪か、と思う程。
それでもいわゆるお堅い文豪ではなく、シリアスな物からSFやファンタジー、ブラックな笑い話まで幅が広い所が魅力だと思う。
調べたら「世にも奇妙な物語」ででも映像化されているのは多かった。当時は知らずに見てたけど、うなずけるよね。

この物語は「時をかける少女」くらい映像化されていて、ドラマになったり、映画になったりしてるらしい。
昭和53年発表の今の原作は、今読んでも(夜汽車とかのギャップはあれど)特に古さを感じない。
少しレトロな時代設定のドラマを見ているかのように文章が脳内で映像化されていく。それはもう鮮明に。
だけどサイキック小説だからこそ文章の方がいいのかも。。変に映像化されてチープになりそうな所は多かった。アニメならいいんじゃない?

冒頭の「邂逅」という編で出会うノリオという少年。彼や他の仲間と共に、彼らを抹殺しようと企む謎の暗黒組織と血みどろの死闘を繰り広げる。
これだけ聞くと幼稚で、面白くなさそう。仮面ライダー感があるな。。だけど、これが面白いんです。
大人が読んでもワクワクしてページが進むし、超能力を使いまくり暴れまくりの超能力者がかっこいい。
中でもクールで美人の主人公七瀬は、読んでるだけで虜になってしまう。そのくらいリアルな文章です。

エンターテインメントなんだけど、筒井康隆的な人間の汚いところへの皮肉だったり、ブラックなジョークもありで楽しめます。
筒井康隆のこと書く時に、いつもいってるかもしれないけれど、御年80歳。まだまだ作品を残して欲しいです。

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The End_1227 野毛動物園 / Nikon F3

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いいの、全然大丈夫.
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The End_1126 明神ヶ岳 / Nikon D610

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小さい雪みーつけた
金時山(1213m)明神ヶ岳(1169m)

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↑明星ヶ岳 山頂

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The End_1125 金時、明神ヶ岳 / Nikon D610 と PLAUBEL makina 670

金時山を下りきり明神ヶ岳に向かう道からは、ほとんど登山者に出会わなかった。ここから下山するまでに会ったのは2人だけ。
ここからが見たかった風景です。バリカン道とは良く言ったもので、2mを越す笹(なのかな?)をスパッと刈ったような道が続く。
道はぬかるんでて、ドロドロの所が多かったけど、岩場も、高くて怖い所もなかったので、ルンルン歩けた。
たまに疲れて立ち止まった時に振り返ると、雄大な富士山とまん丸の金時山。金時山のフォルムはかわいくて好きだ。
明神ヶ岳の頂上に着いたのは13時半。すごくお腹空いて途中で食べようかと思ったけど、ここ!という景色の場所がなくて
なんとなく頂上まで来てしまった。大涌谷を一望できる頂上は最初おっさんがひとりいたけど、すぐいなくなり、基本僕ひとり。
一番良い場所に陣取って、ご飯作って食べました。鷹ノ巣山までの感動はまったくないけど、やっぱり山頂で景色見ながら食べるご飯はうまいのです。
今回はバゲットをまるまる1本持っていき、ボイルしたウインナーと、チーズと野菜を挟み、オリーブオイルをかけて食べた。あとラーメン。
これがバカウマでした。こんど皆で登った時に作って食べさせてやろうと思った。

その後下山するまで、明瞭で気持ちの良い道が続きました。でもこのあたりから天気は曇ってきて、富士山もいつのまにか隠れちゃった。
雨までは降らなかったし、曇った林もなかなか悪くない雰囲気だったので、ぜんぜん苦にならなかったけれど。
せっかくなので明星ヶ岳も通っておき「これが山頂!?」と突っ込みいれてから、強羅駅方面に下り、バスで小田原に出て東海道線で帰ってきた。
奥多摩エリアの時は、新宿駅で日常に戻ってきたことを感じますが、今回は横浜で東横線に乗り換えるときにそれを感じた。
綺麗な服を着た人たちの中を、泥だらけの靴で突き進むのにも、電車内で嫌な顔されるのにも、かなり慣れてきました。

明神ヶ岳の頂上からは今日歩いてきた道を一望できた。箱根外輪山の一部。これ一日で一周できるのかな、とコーヒー飲みながら思った。
帰ってから調べてみたら、トレイルランニングの人で、そうゆうチャレンジしてる人がいた。
僕はトレイルランニングにあまり興味はないけど、箱根外輪山一周。。なんか楽しそうだな、と思ってる自分もいた。でも今はまだいいや。
なぜ僕がここまで登山を好きになったのか、なんともなしに考えてた。でも考えてみたら単純で、好きになる要素ばかりだった。
僕は20kmくらいまでならランニングする人間だし、写真を撮るのも好き、そしてひとりでどこかに出かけるのも、旅行も好きだ。
それに付け加え妙な緊張感と達成感。山の中でのうまい食事。と好きなことだらけである。
でももちろん、まだ恐怖感も不安感も多くて、億劫な時もある。でもそれを乗り越えると自分のキャパが広がっているのが実感できる。
実生活、及び仕事とかで、こんなに成長を実感できることってそう無い。今のテンションだからそう思ってるだけかもしれないけど。
少なくとも一生の趣味になる予感はしています。だからこそゆっくり、だんだん出来るようになれば良いかなと思っている。その方が楽しいし。
もっと早くから始めておけば良かったとも思うけど、まあそれはそれで良いのさとも思っている。なんにせよゆっくりで!

さあ次はどこへいこうか。

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金時山、明神ヶ岳 | Comment : 0 | Trackback : 0
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迷いの海
金時山(1213m)明神ヶ岳(1169m)

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The End_1124 金時山、明神ヶ岳 / Nikon D610 と PLAUBEL makina 670

3月5日。金時山と、明神ヶ岳に登ってきました。今回の登山は今までの奥多摩から離れ、箱根エリアの山です。
初心者向けの金時山から、なんとも個性的な明神ヶ岳までの道は、いろんな表情があって楽しかった。
標高はたいした数字ではないけれど、あとで調べたら合計15kmくらい歩いてた。
それなりにアップダウンもあったけど、基本的にルンルン歩ける感じで、景色も良くとても楽しかった。
ちなみに今回は、デジカメにマニュアルフォーカスの単焦点レンズをつけて行きました。
いつもNikon F3に付けてるツァイスのプラナーF1.4/50mm標準レンズ。これが山だとまた新鮮でした。
つってもズームレンズリュックサックにしのばせている自分。それに加えてプラウベルマキナも持ってる。
なんとカメラ関係だけで5kg!まったく軽量化が進まない。でもこればっかりはしょうがない。

もうソロ登山が普通になりつつありますが、今回も一人で登ってきました。
しかも今回は新宿から高速バスで行くという、なんとも遠足感あふれる感じです。
新宿西口、6時半始発のバスに乗った。この時間で、少しゆっくりだな、、と思うようになってる自分が少し怖い。
高速バスはすごく新鮮で、少年時代の遠足とか、修学旅行とかの記憶がすごく甦った。
落ち着かず座席を乗り出して後ろを眺める男子とか、好きな女の子の席が気になる自分とか、車に酔って吐くやつとか。懐かしい。
実際の乗客は仕事に向かうオッサンばかりだったけど、僕の脳内は完全に修学旅行みたいになっていた。

箱根に着く前に丹沢の山並みが見えた。googlemapで調べながら見てワクワクしていた。
このアクセスの良さは本当に気が軽くなる。平日だと、自宅から奥多摩駅に着くのはどうやっても3時間かかる。
しかし丹沢だと1時間半で行ける登山口がある。このアクセスはかなり魅力。いまから楽しみ。
そんな丹沢の山をかすめながらバスはグングン進み、雄大な富士山をちらつかせながら進んでいく。
御殿場を過ぎ、少しだけ山道を登り「乙女峠バス停」で下車し、そこからすぐ登山道が始まっていた。

奥多摩は狭いところにギュウギュウ山を詰め込んでいるイメージ。だから登り始めはどこの山も急な坂から始まる感がある。
箱根の山は(といっても初めてだけど)何か広い。ゆとりがある。景色も奥多摩的な植林の林ではなく、豊かな雰囲気だった。
登り初めてすぐ開けた場所に出て、大涌谷が丸見えになる。そしてそれを囲むような箱根外輪山もしっかり見える。そして硫黄の臭い。
数十分に一回、雷のような大きな音が響いた。なんだろうと思ってたけど、自衛隊の演習なんだそうだ。
なんだ戦争しないとか言っておきながら、ちゃんと戦争の準備してるんじゃん。と思ったかどうかは僕にもわかりません。

二時間くらいで金時山山頂。それまでは登山者と会わなかったけど、山頂にはそれなりに人がいた。
そういえば僕、山小屋って初めてだ。と思ってドキドキしながら覗いてみた。なにも買わなかったけど、駄菓子屋みたいな雰囲気で好きだった。
富士山見ながらインスタントのコーヒーだけ飲んで、次へ。ここからは平日なのに登山者が多かった。
ひとり静かに歩く登山はすごく良いし、それを求めてる自分もいるんだけど、すれ違う人が皆元気に、良い意味で馴れ馴れしく話しかけてくる。
それが(自分でも意外だけど)わりと嫌じゃない。元気に挨拶し返した「おはようございまーす!」って。なんだ僕意外と行けるじゃん。

やっぱり今回も写真が多いので、続きます。

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右側の時計と左側の時計
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「村上春樹・安西水丸 / ランゲルハンス島の午後」

村上春樹の小説は長編も、短編も好きなんだけど、エッセイも大好きだ。
数あるエッセイ集の中でもこの「ランゲルハンス島の午後」が一番好きで、何回も読み返している。
「小確幸」という村上春樹ファンなら有名な言葉もこの本の中に収められている。
前にも書いたことがあるけど、何でもないただの文章をただ読んでいる時間というのが好きだ。
文章が頭の中を通り過ぎるだけで、知識として残るものは少ないかもしれない。ただそうゆう時間が好きなだけかもしれない。
でも自分でも気付かない意識の奥底で、なにか残るものがあると思っている。積み重なる記憶と同じようなもので。

この本のタイトルにもなっている「ランゲルハンス島の午後」という文章が特に好きだ。
村上春樹が中学生の頃、忘れた教科書を自宅に取りに戻り、また学校に向かう時の春爛漫の中、少し寝っ転がって空を眺めた。
ただそれだけの話。本当にただそれだけの2ページの文章。だけど僕はこの文章を読む度に少年時代の記憶が甦る。
僕は多摩川沿いで生まれ育ったので、おそらく原風景といわれるものも多摩川の河川敷だ。
寝転がって空を眺めたり、走ったり、サッカーしたり、バイクの練習したり、女の子と歩いてみたり、少し泣いたりしてみたり。
僕の生活のすぐそばに多摩川があった。この文章を読むとその頃の記憶がなんとなく甦るんだ。

皆が学校にいる時間、自分だけが違う場所にいるという非日常感も、どこか僕の心をくすぐる。
学校教育というある意味暴力的なルールのうえに自分がいて、そこから少しでも外れた時の不安と期待の混ざった感じ。
風邪で休んで家にいる時とか、ひとり保健室で寝てた時とか、学校抜け出して近所の駄菓子屋にいくとか。
今考えるととても小さなことだけど、その時はその非日常感にドキドキしたものだ。
大人になった今その頃の記憶を思い出すと、僕は随分遠くまで来たんだなと思う。日常の部分が大きくなったということ。
歳を取れば取るほど、いろんなことをやればやるほど、知れば知るほど非日常の体験が少なくなる。
先人には、お前みたいな若僧がそうんなこと言うのはまだ早い。と言われそうだけど、だんだんドキドキすることも少なくなる。
それが大人になるということなのかもしれない。でもまだドキドキしたいよね。

今回、思う所があって、この文庫本を絵描きのいでたつひろくんにあげようと思った。特に理由はない。
なんとなく読み終わった後に表紙を眺めていたら、そう思った。そうでなければならないような気がした。
このエッセイの挿絵が安西水丸で、たっちゃんがすごい好きだといってたのを思い出したからというのもある。
どちらにしても自分が好きな本を、人にプレゼントするのはとても好きなことです。おしつけがましいですけど。
そんで昨晩たっちゃんに会ったので本を渡すと、すごい喜んでくれてた。これが仏のような顔か、と思った。笑
使い古しの本で申し訳ないけど、喜んでくれて良かった。展示会お疲れ様、という後付け感満載の言葉と共に。

最近はだんだんと春の気配を感じられます。毎年やってることだけど、春になったら多摩川で寝転がって本を読もうと思う。
少年時代のように春を身近に感じられないかも知れない。世界はあの頃よりも僕の近くにはいないから。
僕が離れていったのか、世界が離れていったのかはわかりません。でもあの頃にくらべて確実に距離は離れている。
それでも今年もゴロゴロしよう。そして少しだけ、あの神秘的なランゲルハンス島のことを考えてみようかなと思っている。

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The End_1123 象スタジオ / PLAUBEL makina 670

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落とし物デイズ
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「捨てがたき人々」

二本立ての二本目。原作はジョージ秋山!っていうだけでなんとなく物語の雰囲気が分かってしまう。
「銭ゲバ」や「アシュラ」など、タブーに近い作風の漫画家。僕はとても好んで読んでいた。

金も仕事も夢もなく、顔は不細工で無愛想、そして怠け者の狸穴勇介は「生きることに飽きてしまった」と言い、目的もなく生まれ故郷に向かった。そこは両親が自分を捨てた場所でもあった。そこで勇介は弁当屋で働く京子と出会う。京子は顔に生まれつきのアザがあり、新興宗教にのめり込む女だった。勇介にとって彼女は自分に笑顔を向けてくれる最後の女性であった。しかし愛情の表現を知らない勇介は、京子に生きる証を求め、あげくには強姦まがいに関係を持ってしまう。

予想通りと言えば予想通りのひどい映画でした。つまらないという訳ではなく、ひどかった。
ジョージ秋山なのでしょうがないし、いかんせんそうゆう話が嫌いではない自分がいる。
勇介の設定はダメ人間、そして顔も不細工ということだったけど、大森南朋はいかんせん格好良かった。
ダルダルの身体で結構なおっさんメイクもして、明らかに不潔だったけど格好良かった。あらモテるわ。

勇介はセックスのことしか頭にないダメ男だけど、どこか生きることに素直に見えてしまった。
反面、自分のことをダメ人間と自覚し、自分のダメ男の遺伝子を残す事に後ろめたさも感じている。その気持ちは少し分かる笑。
僕の良く言う「生まれてきてごめんなさい」に通じるものがある。基本的に自分はいない方が良い人間と思ってる節はあるので。
出来る限り他人に迷惑掛けないように生きたいとは思っているけど、こうゆう性格なのでなかなか無理がある。ごめんなさい。

性描写に関しての賛否はあると思います。だけどそれを抜いて見ると「生きる」ということにとても特化した話だと思う。
ダメ男だけど欲望に一番正直な勇介がもしかしたら「人間らしさ」というものに一番近いのでは?というメッセージが見える。
だけど正直なだけでは馴染まないものがある。世間体や子どものことなど。いろいろあって叩かれるし、変質者扱いもされる。
でも勇介と、隠れてコソコソ関係を持っている人との、行く末のコントラストがすごく明快だった。なにが正しいことなのか問われていた。

閉塞感満載の、地方の寂れた街の中では皆悶々としてる。じゃあなにで発散してるか、酒とセックスだ。
メチルアルコール的な酒と、タバコ、やさぐれた中年男女。そして寂れた街の中では、人間関係も肉体関係も狭かった。
田口トモロヲも、美保純もごさかんだった。特に美保純!衝撃的だった。。笑
地方出身の友達が言うには、地元の友達は結婚が早いし、3人くらい子どもいるのが普通らしい、理由はそれしかやることがないから。らしい。

紆余曲折あり、勇介にも日常的な、牧歌的な、ゆるりとけだるい、幸せで退屈な日々が訪れる。
だけどこれで良かったのか?とどこか腑に落ちない気持ちもある。でも日常は過ぎていく。
そこでごまかしごまかし生きて年を取っていくんだろう。それが人生でしょ?というまとめで終わるのかと思った。
でもラストはそう素直にいかなかった。劇的なシーンでないにしても、僕は考えさせられてしまった。

最終的にはやっぱり「愛すべきダメ人間」というものに尽きるのかもしれない。
タイトルにも現れているように。真面目なふりしてコソコソ本性出してもいいことあるのかな?
モラルから外れてしまっても生きることに素直でいたほうが幸せなんじゃないかな?
だってどっちにしても行き着く先は孤独だったり疎外感だったりするででしょ?という感じ。面白かったので漫画も読んでみる。

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The End_1122 恵比寿 / Nikon F3

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第三回路の中
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The End_1121 碑文谷 / Nikon F3

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ペーパー・クリップ・マウンテン
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The End_1120 羽根木 / NIkon F3

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手のひらですくえそうな闇
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「私の男」

今年初の映画館の映画館が無事に終了したので、続いて今年初の二本立てに。
「風立ちぬ」をみにきた以来のキネカ大森。桜庭一樹原作、浅野忠信、二階堂ふみ主演。

北海道南西沖地震で家族を失った少女、花は避難中に遠い親戚に当たる淳悟に出会い、引き取られることになる。父親になりたい淳悟と、家族が欲しい花との生活は大きな秘密を抱えた物になっていく。

こうゆう雰囲気の街を舞台にした映画に出会う率が最近多い。僕が自然とそうゆうのを選んでしまっているのかも知れないけど。
「共喰い」とか「そこのみにて光輝く」とか。しかもどちらも個人的に好きな映画に入るという僕。求めているのかもしれない。
この映画もドヤ街感というか、地方の決して裕福ではない地域に、日雇いで暮らしている人たちの話。と書くとちょっと語弊があるかもしれませんが。
そんな舞台でとても気色の悪い話が繰り広げられていた。とても気色悪かった。

桜庭一樹の同名の原作小説は、直木賞受賞作でその時読んだ。小説は時間がさかのぼるうちに真実が明らかになっていく構成だったけど
映画は普通に地震から始まり、普通に時間は流れていく。。小説を読んでいたからかもしれないけど、これだと面白さが半減してしまう感じがした。
でもどちらにしても気色の悪い話には変わらず、とても気色悪かった。気色悪いの種類については、それぞれのご判断にお任せします。
いろいろと真実が判明されるシーンがあるけど、映画だと少し弱かったかも、わー!びっくり!気持ち悪い!的感情は薄かった。

二階堂ふみの役柄、最初はちょっと知恵遅れ的な人の役だと思ってた。でもそんなことなかった。不思議キャラだったわ。
彼女のいう「あれ」というのが意味深で、いろいろ考えてしまった。
少しネタバレしますが、浅野忠信との濡れ場は良かったし、エロかった、女子高生(役)なのに妖艶で、すごく良かった。
でもあの血の表現は必要だったのかな。。映画だけのあのシーンで「実はこうなんか!びっくり!」と思う人いないんじゃないかな。

この映画、よくよく考えると「それおかしいだろ」と思う所は多かった。チンピラのような刑事の存在感なさと唐突さとか笑。
地元の名士であるオッサンの行く末も、不自然しか抱かない。高良建吾演じる坊っちゃん役もなんだかわからず中途半端。
反面効果音はすごく良くて、5時の放送の音楽とか、流氷がきしむ効果音とか、すごく意味深でうまかった。不吉な感じだった。
総評としてはまあ伝えたいことは伝わったのでいいんだと思う。とても気色悪くていいと思います。でも僕は原作をオススメするよ。

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The End_1119 渋谷 / Nikon F3

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DH制の怪
本日で35歳になりました。13日の金曜日に誕生日を迎えることに、どこか宿命めいたものを感じてしまう。
僕は独り身なので、自分から自分になにかプレゼントしようと思った。でも特に欲しい物がない。
じゃあ、今いちばん嬉しい(楽しい)のは山に行く事なので、仕事さぼって山に行こうとした。
でも天気予報は今日だけことごとく悪かった。地上ではこんなに春めいた陽気なのに。。
奥多摩、丹沢あたりの山はどこも風速20m/s 以上の予報。無理していくのもあれなので、やめた。

山行くテンションだった為、朝5時に自然に起きてから早朝ランニング。
そして少しだけ仕事して、買い物にでかけ、実家に顔を出した後、DVDで映画みて、風呂入って、本読んで寝る。前にこれかいています。
というしごくいつも通りの一日を送ってしまった。でもなんかその、いつも通り感がとても楽で心地よかった。
もともと日常を愛する人間なのであまり劇的なことは望んでないんだけど、ちょっと普通すぎてだいじょうぶかな、と思わなくもない。
でも思い返せば、去年の誕生日は終日仕事。その前の年は終日村上春樹ごっこ。今日とあまり、、というかほとんど変わってない。
まあそうゆうもんか。しかしブログに書いておくとそうゆうのすぐ出てきてとても便利だな。
去年の今日書いていた、写真とか、ランニング、筋トレ、読書、映画などのことは、今でも変わらず引き続きやってる。一生やるんだろうな。

去年の引用ー
この歳になってこの自由な感じはどうなんだ?大人としてだいじょうぶか?と少し不安になることもありますが。
この性格ばっかりはどうしようもないみたいで、あんまり深く考えないようにしています。
とりあえずの所、まだ独り身だし、特に重い責任ももないし、気楽にいこうかな。

と書いてるけど、これも引き続きな感じになりそうです。フジ暴と自分らの名前で仕事をしだして早くも12年目。
干支一周したのか。最近の僕は仕事にそんなにガツガツしてなくて、どこかゆとりを持ってしてる感じがある。
それはチャレンジ精神がないとか、手を抜いてるとかではなく、前より幅が広がったという感じがしています。
メンタル上の話ね。なんかボーダーレスでなんでも来い的な感じが大きくなった。そうゆう意味でのゆとりです。
仕事は相変わらず好きだし楽しいけど、とりあえず今いちばん邪魔なのは「デザイナー」という肩書きかも。
資格が必要な肩書きではないので、すぐ名乗れるもの。なので逆にすぐ捨てちゃおうと思っています。
じゃお前はなんなんだ。と問われたらまだ分かりません。肩書きなんてものいらないんだけどね。
ちょっと探してみる。自分探しの旅、35歳編。痛いな。でもいいんです。

今年もFBやメールでのおめでとうメッセージ。そしてまた手書きのお手紙まで、ありがとうございました。
今年は特に嬉しいメッセージが多かった。褒められて伸びる性格の僕には嬉しい先人からのメッセージだったり
花粉症や夢枕の話までふくらんだ、僕の人生で重要な人からのメッセージまで。歳とったからかな、そうゆうの素直に嬉しかったです。
相変わらずいろいろと人間的に問題がある僕ですが、例年以上に楽しい事を探して生きていこうと思います。どうぞ暖かい目で見守ってください。
そうそう、この何年か自覚はあれど認めてなかったんですが、今年は認めることにしました。僕は花粉症です!
言い切ります。長い付き合いになりそうだ。それもいいのか。

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The End_1118 証明写真 / i Phone 4S

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