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しましま山の登頂
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「スティング」

僕はロバート・レッドフォードが大好きなんだけど、今よりやっぱり昔の方が好きだ。
じいさんになってからはあまり魅力を感じていない。歳を取ったからこそ出る「渋さ」を感じないから。
ショーン・コネリーやジャック・ニコルソン、アル・パチーノ的なあれがないのだ。
もう監督業に専念したほうがいいと思うけど、やっぱり好きなのでとりあえず昔の映画を見てみた。

1930年代のシカゴ。血で血を洗うギャング同士の抗争が日常茶飯事に起こる町。そんな町で詐欺師をしているフッカーは、ある男から金を奪った。その男はニューヨークの大親分ロネガンの手下で、報復として詐欺師仲間のリーダー格、ルーサーは殺されてしまう。フッカーは復讐を誓いゴンドルフという男の元を訪れた。その男は過去の仕事でFBIから追われ売春宿に身を隠していた。自暴自棄になり酒に溺れていたが、フッカーの相手がロネガンと聞くと目を輝かせた。

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R・レッドフォードのファンだと言っておきながら、ゴンドルフ役のポール・ニューマンがかっこよすぎる。
R・レッドフォード演じるフッカーは役柄が三枚目なので、主役にはなりきらない。それはそれでいいんだけど、とにかく!
ポール・ニューマンが良すぎる。酒に溺れ酩酊してても、キシードを着ても、ズルズルのTシャツを着ててもかっこいい。
僕はすでにおっさんと言われる年齢だけども、もっとおっさんになったらこのファッションを真似ようと思う。

この二人が共演した映画といえば「明日に向かって撃て!」という1969年の映画が有名。
正直その映画をみた時には、彼の魅力はあまり感じなかった。しかしこの映画はR・レッドフォードがかすむほどの存在感。
役柄もクレバーでハードボイルドで、豪快かつ繊細で。男子だったらみんな好きな感じなんだろうな。
ルパン三世を好きな人ならきっと好きだと思います。ぜひみてみてください。

物語は幕間の挿絵で区切られている。
「Set Up 段取り」「Hook 引っ掛け」「Tale 作り話」「Wire 電信屋」「Shut Out 締めだし」「Sting とどめの一撃」
この演出が個人的にはすごく好きで、一息つくのと同時に次のシーンへのワクワク感が大きくなった。
ゴンドルフとロネガンのポーカー対決。そして最後のトリックなど、見所は多く終始飽きずに見れた。良い映画だ。

おもしろい映画に古いも新しいも関係ない、と心の底から思う。面白い物は面白いのだ。
しかしこの頃のR・レッドフォードを見てると、本当に、本当にブラッド・ピットに似ている。
ブラピが出てきた時「ロバート・レッドフォードの再来」と騒がれたのも納得です。
ということはブラピもあとうん十年もしたらしわしわじいちゃんになるのか。。

とあるシーン。フッカーが想いを寄せる女性の部屋を夜中眺めてるんだ。雨が上がったばかりで塗れたアスファルト
現代で言えば完全にストーカー行為になるこのシーンをみててなぜか懐かしくなった。
最近夜に出歩く事がめっきり少なくなった僕。いつでも自転車だから「とぼとぼ夜道を歩く」という事がなくなった。
夜な夜な酒を飲み、夜露に濡れる道をとぼとぼ歩いたものだ。今はお酒をやめちゃったけどそれはそれで懐かしいな。と

映画とは全く関係ない話だけど。

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The End_907 武蔵小山 / NIkon F3

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ハイネケンの空き缶
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「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」

甥っ子のクリスマスプレゼントであげたやつを、クリアしたっつーから貸してもらった。
元々買うつもりだったし、甥っ子にはなんかしらあげなきゃいけないし、一石二鳥。ずるい大人。

かつて世界を恐怖に陥れた大魔王ガノンと、7人の賢者たちとその力を受けた勇者との激闘が伝説として語り継がれるハイラル王国。ある時、大魔王ガノンの復活を企てる司祭ユガがハイラルの地を訪れる。まるでかつての伝説をなぞるように次々と封印されていく賢者の子孫たち。そして最後の賢者ゼルダ姫も封印され、リンクはユガの魔法で絵にされてしまう。ハイラル王国ともう一つの世界「ロウラル王国」の二つの世界を舞台に、少年リンクはゼルダ姫を助け、王国の平和を取り戻す旅に出た。

同世代の人ならスーパーファミコンの「神々のトライフォース」に夢中になった人も多いのではないか。
もう22年前の話だけど。。今作は前作を未プレイの人でも問題なく遊べます。そして素直におもしろい。
だけどプレイしている人であれば、プロローグの時点で前作の記憶が甦るだろう。僕は甦ったよ。
それがなんとも懐かし嬉しいで、よりいっそう楽しめるのです。

前作。僕の記憶が定かであれば、結構な難易度のゲームだった記憶がある。
そして22年が経ち今作はやたら簡単だった!謎解きはなかなか頭を使うけど、ボスがとにかく弱かった。
大人になったからか当時の僕の腕が低かったのか謎だが、金があればほとんどの武器が最初から使えるってのが大きい。
前作はボスを倒して手に入れた武器で次の迷宮へ。。的なステップがあったよな。。でもこれはこれで楽しいです。

ゼルダシリーズはwiiのスカイウォードソード以外はほとんどやってる。外れはないなあ。大好きだなあ。
ところがばってん一番の名作と言われている「ムジュラの仮面」をやってないんだな。
ゲームキューブの頃はほとんどゲームしなかった気がする。今更やるのもどうかと思うし、そもそもできるのかわからん。
ムジュラの仮面に関しては、3DSに移植の噂がちょくちょく出てる。出せば売れるくらい支持されてるのにな。。

これだけゲーム歴が長いと、自然とリメイクを熱望するゲームって多くなる。
この時代になって初代PSのゲームはいくら内容が良くても、画質の悪さでプレイする気にはならない。
無理にCGで頑張ってた時期。それがあって今があるからなにも言えないけど、メタルギア1なんてとても出来ない。
逆にSFCあたりの安定した2Dの世界は今でも問題なくできそう。じゃ、ムジュラ。いや無理だ。リメイクを待ちます。

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The End_906 平塚 / Nikon F3

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人生は一瞬で変わる
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「ランド・オブ・プレンティ」

このブログでいつも言っているけど「一番好きな監督は?」と聞かれたらヴィム・ベンダースと答える。
イニャリトゥも、PTAも、クリント・イーストウッドも、岩井俊二も、ウォン・カーワイも、マイケル・マンも、
宮崎駿も、レオス・カラックスも、M・アントニオーニも大好きだけど、ヴィム・ベンダースが一番だ。
そこまでヴィム好きを公言しておきながら、みてない作品も結構あった。この作品もそのひとつです。

アメリカ人としてアフリカで生まれイスラエルで育ちの少女ラナは、亡くなった母から伯父のポールに渡すよう頼まれアメリカに帰ってきた。ポールはトナム戦争で受けた枯葉剤の影響で長年後遺症に苦しんでいたが、誇り高き自由の国アメリカを一人で守ろうとしていた。9・11以降のアメリカという国のあり方、価値観。そして傷ついたアメリカ人の心情を描いている作品。

いわゆるヴィム作品の色はほとんどない。青い空や、音楽のバイーン感(←これ分かる人かなりヴィム信者)
トロナという町にトラックで向かうシーンが「ロードムービー感」があるだけで、その他は特にを感じなかった。
最近の映画はスカッと透明感があって綺麗。デジタルだから?わからないけど、パリテキサス的なざらつき感は皆無です。
ヴィムじゃなくても良かったんじゃないか、、?という感想は大いにありましたが、物語はわりと好きでした。

物語と言うよりも、これはドキュメンタリーに近い。9・11以降のアメリカに問題定義した作品。
そうゆうくちの映画はあの事件後にすごく多くなったけど、この作品の違う所は、へんな色眼鏡がなかったところ。
マイケル・ムーアの完全アメリカ批判ではなく、俯瞰的に、客観的に、フラットに物事を見ている感じがあった。
特に「アラブ人=テロリスト」というステレオタイプなイメージに疑問を投げかけている所はすごく見て取れた。

アメリカは世界で一番の大国だけど、ロスは世界で一番飢餓がすすむ町だったり。
あれだけの事が起きたグラウンド・ゼロをみて「ただの工事現場だ」と言ってみたり。
優しく温和なアラブ人に囲まれてみたり、爆弾だと思っていた石鹸の箱の中身は、、とか。
物事を冷静にみて、真実とは、大切なものはなにかとか、ちゃんと決断しないといけないよ。と言ってる風だった。

9・11以降のアメリカ人の価値観の話をしている映画なんだと思う。
でも僕は3・11以降の日本の話だなあ、と思ってみていたよ。
たぶん自然災害と事件、全然違う話なんだけど共通する部分は多かったかな。
物事を客観的に見える視点。話をシンプルにすること。そして続ける事。本当にそれだけなんだよ。

僕はミシェル・ウィルアムズが意外と好きです。とびきり美人でもなく、とんでもなくブスでもなく。
そうゆう親近感がかもしだしているのかもしれないけど、素朴な質素な演技がすごい好きです。
今作のラナ役は彼女なんだけど、これまたすごく合っててさ。特に派手な事はなにもないんだけど、すごく良いです。
ブルーバレンタインの時も良かったもんな。。テイク・ディス・ワルツもみなくてはいけない。

以下引用ー
この豊かなる国の光が真実を照らす日が来ますように。
今の時代が心配です。子どもが大人になった時の世界が。
本当の勇気が必要な時。それを救えるのは僕ら大人だけ。

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The End_905 羽根木 / Nikon F3

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