DATE:2013/01/30(Wed) 09:18 No.1135

「サラの鍵」
TSUTAYAで物色してたら見つけた。小説友達の愛ちゃんが前に言ってたな。という訳で。
愛ちゃんは本をオススメしてたけど映画で観てもうた。想像するとだけど、これ小説の方が良いかも。
ドイツだけじゃなくフランスに住んでたユダヤ人もこんな酷い目にあってるんですよ。感が薄かったかな。
説明が雑な印象だったのだ。だからか話に感情移入しづらかったのかな。単純に僕が無知なだけかもだけど。
現代のジャーナリスト、ジュリアがユダヤ人サラの足跡を探る話と
フランスに住んでいたサラが子どもの時の話がいれこになって物語は進む。
前半はサラ側の話がすごく良かった。ドイツほどではないけどないがしろにされるユダヤ人。
家族をバラバラにされる理不尽さとかそれなりに心苦しいけど、ジュリア側の話になるとなんかよく分からん。
そして後半になるとサラの物語はすごく断片的になる。ジュリア個人の家庭の話が多くなってくる。
あんまり言えないけど、サラの物語と、サラの息子の話と、ジュリアの話がすこし離れすぎてた印象。
これがバッチリ絡んでくると、ラストシーンに大きな感動を呼んだんじゃないか。と個人的には思う。
戦後のサラの話もなんか心動かなかった。もっと悲しく、もっと虚しくできたと思う。だってすごい悲しい話だもの。

サラの子ども時代、収容所を逃げ出し一面の小麦畑を突っ切り森へ逃げ込むシーン。
本当に本当に美しかった。日本にも一面の小麦畑とかあれば良いのに。。あるの?
曇天の海辺で車を止め、水平線を眺めるシーンも美しかった、小雨なんて降って来ちゃってさ。
映像はすごく良かったです。冬のうちに写真撮りに海に行きたい。グレーな海に行きたい。
僕はストレスが溜まっているかもしれない。

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