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おはよう世界
専門学校の先生だけど、グラフィック科の先生だから直接授業を受けた訳ではないし
そもそもお会いしたのは1回だけで、卒業してから10年も経った飲み会の場だったけど
少し話しただけですごく魅力のある人だなあと、心から感じた先生。
とにかく「おもしろそうな人」という印象に尽きる。もっとお話してみたかったです。

その先生がオススメしていた本があったので早速読んでみた。

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「ポール・ランド / デザインの授業」

「デザインってなんだ」とか「デザインとアートの違い」とか「表現とはなにか」とか
学生時代にとどまらず社会に出てからも、事務所を構えてからもしつこく考えていたりする。
そんな事考えないで早く手を動かしなさい。と言われそうですが考えちゃうんだからしょうがない。
そしてたぶんこの問題は「ある一つの答え」しかなくて、完璧な答えなんてないんだと思う。

ポール・ランドという人は知らなかったけどグラフィック界ではけっこうな巨匠らしい。
IBMのロゴをデザインした人だって。その人は知らなくてもロゴは知ってるってすごい事だ。
ま、そんなことはどうでもいいんだけど、その本には「デザインとはなにか」の一つの答えが書いてあった。
ひとこと「デザインとは関係である。形と中身の関係だ」だって。

グラフィックとかインテリア。ウェブでもファッションでもアクセサリーとか。
デザインと名のつくものはいろいろあって、それぞれ仕事の進め方や、業界や、ツールなどいろいろ違うと思う。
だけど根本には共通するものがあって、そこにひとつの「高み」みたいなものがあるのかな。。
それが分かったからいいデザインができるかっていったら、実際そうでもないんだろうけど。

それでもたぶん僕は、これからも考えながらデザインの仕事をしていくんだと思います。
僕には他にやれることが無いってのもそうだし、続けて行くことに意味があるとも思ってるので。
学生時代にこんな話に付き合ってくれた人たちや、批判してきた人たち。彼らはいまでもデザインしてるのかな?
続けてくれてればいいけどな。。そして今どう思ってるのか話したい。あの頃のように討論したい!

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The End_642 四谷三丁目 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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歩きまわる金


生命保険のCMで流れててすごく懐かしかったので。「Derek and the Dominos / Layla」のアウトロ。
この動画は映画「Goodfellas」のサントラだけど、アウトロだけうまい具合にあったからさ。
ロバート・デニーロの映画のジャケットいつもこんな感じよね。ほくろ!

小学校高学年の時みんないっせいに音楽に目覚め出した。こぞってCDを学校に持ってきだしたのだ。
僕も初めて買った小田和正の「ラブストーリーは突然に」と井上陽水の「少年時代」を持っていった。
そんな時、中学入る前かな?小さい頃から友達だった永瀬くんに「洋楽」という存在を教えてもらった。
僕は初めて聴く、それもまわりの友達が聴いてるようなものじゃない音楽を聴いて、すぐに好きになったんだ。

それからエリック・クラプトンやビリー・ジョエル。イーグルスとか、マライア。その辺の音楽聴いてた。
結果敵に成長するにつれ僕の趣味は、アメリカのポップスやロックとかからは離れてしまった。
だけどそうゆう子どもの頃の経験が、今の僕の趣味を作っていたりするんだろうと思う。
積み重ねてって今の僕があるんだろうと思おう。そう考えれば年を取るのもそんなに悪くない。はずだ。



このMDのCM懐かしい!MDウォークマン出たとき衝撃だったな。しかし7万5千円。。笑

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The End_631 羽根木 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「Flickr」
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僕だって嫉妬くらいする
ちょいと更新サボっていました。元気です。
慢性的な体調不良、二日酔い、仕事少し忙しい、でちょっとつらかった。
でも今日は元気元気!昨日はワイワイ楽しかったし、今日は大好きな雨だし!

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「藤原新也 / 台湾 韓国 香港 ー 逍遙遊記」

好きな作家は?と聞かれたら、村上春樹か藤原新也と応えると思う。
学生の時の先生におすすめされて読んだ「印度放浪」からのファンだ。
いわゆる旅モノっちゃあ旅モノなんだけど、写真がものすごく良いのだ。
知らなかったが彼はこの本で木村伊兵衛賞を受賞していた。1978年のことらしい。

写真はすごくぶれてたり、極端にアンダーだったりオーバーだったりする。
本の印刷自体すごく荒いし、きれいとは言えない写真。だけどすごく良いんだよ。とにかく良い!
生々しくて、グロくて、世の中はきれいなものだけでできていない事をすごく感じる。
それは文章と相まって、あたかもその場所に行ったかのような気になる。旅モノとしては最高だ。

逍遙(しょうよう) ー 気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。

旅モノってなると著者がその場に行き、感じたことを書く訳だ。
それは商業主義の匂いがプンプンする物も少なくない。女優がどこそこに行きました!的な。
一時のインドブームの時なんてそんなものであふれてたような気がする。くそくらえ。
旅モノといえば妹尾 河童とか、椎名誠とか、沢木耕太郎とか大好き。だけど藤原新也は全然別物なのだ。

まず特に彼は観光地に行かない。台湾編なんて坂道を行ったり来たりするだけだ。
しかも「淡水」という地名だけに惹かれ、なにも調べずにとりあえず行くのだ。
そこで出会った人々、観察した物をあくまで主観で語るのみ。
ごく普通の光景の生活を日本の旅行者の目で見ただけ。それだけ。

それだけなのに読んだ後に、僕自身もそうゆう体験がしたいと思ってしまうのだ。
藤原新也の文章と写真には、そんな不思議な力があるんだと思う。
「メメントモリ」が一番有名なのかな?僕も持っている。でもあれはきれいすぎ。
死体を食べる犬とかじゃんじゃん出てくるけど、きれいすぎなんだ。ああ言葉にできない。

原点に戻り「印度放浪」読んでみようかな。文章で暑さが伝わってくるあの本を。

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The End_640 山手通り / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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露骨に顔に出る人
とある事情で、3日間にわたり実家から仕事場に向かう状況でした。
久しぶりのチャリ通に懐かしさを感じたり、地元もなんだか色々変わったなあと思ったり。
帰ってきたらあたりまえにご飯があって、お風呂が沸いていることの素晴らしさを感じたりでした。
早朝から子どもが遊んでる、ドン!ドンっ!という音で起きるのには少し辟易したけど。

、、で無事に仕事も終わり、自宅に帰ってきていわゆる日常の生活に戻った。
その日は午後から打ち合わせの予定だったので、午前中をお休みにして洗濯や掃除を片付け
野菜や納豆とかいつも冷蔵庫にあるものを買いに行き、新しい麦茶を煮出したり、昼ご飯作ったり。
受け取れてなかった荷物も全部受け取れて(3っも!)3日間で出来なかったことを全てやった。

頭の中でパズルのピースがカチカチくっつく感じで気持ち良かった。
そして、もう僕にとって実家が日常じゃなく、非日常になっていることを実感する。
それは淋しいことではなくて「あたりまえにご飯があること」ってことに感謝ができるし、
そうゆう事に新鮮でいれるので、僕にとってはすごく良いことだったりする。

いま仕事もうまい具合に片付いて来て、無事にオープンになったり、長かった工事が終わったり。
いろんな事が片付いて来ている。だからかすごく今精神的に軽い自分でいられてると思う。
たぶん年末にかけて大きな山があるけれど、しっかり乗り切ろうと思う。
それを片付けて、また正月に帰ります。

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The End_639 四谷三丁目 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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官能的雪かき
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「婚前特急」

村上春樹スイッチがオフになり、最近あんまり観てなかった映画でも、と。
そんな重いのやだなってのと、気軽に観たいってのがあって、じゃ、どうせなら普段観ないような。
それもものすごく、くっだらなさそうな映画を観ようと探してた。で、この映画。
吉高由里子って意外と好きだし、加瀬亮は好きだし、サケロックのハマケンさん出てるしで。

5股だか6股だかしている女性が「結婚」を目標?にいろいろ整理しようとしたけど、みんなに意外と愛されてない自分に気付き、一番底辺だと思ってたパン工場勤務の男(ハマケンさん)に別れを切り出すと「僕たちはもともと付き合ってないでしょ?だから体の関係だけはつづけましょう?」と言われ、怒り狂い、それが嫉妬に変化し、ギャーギャー騒ぐなんとも本当にくだらない映画だった。

前半はなんとなく面白かったんだけどね、中盤の中だるみがひどい。
ラストなんてくだらなすぎて笑っちゃったよ。「くっだらねえ」と声に出た程だ。
本当に気軽に、適当にコーラ飲みながら観れて、久しぶりに楽しかった。
こうゆうのもたまには必要よね。文化的雪かき。なのかな?わからないけど。

という訳でとりあえず思惑通りだった訳です。

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The End_638 四ッ谷 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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もったいないお言葉でごわす
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「FINAL FANTASY V」

前に風邪で一日寝込んでいたときにやってたら、はまってしまった。
PSPゲームアーカイブスでダウンロードした。懐かしかったなあ。当時ぼく12歳。小6。
今でも人気が高いFF5は、ジョブシステムが人気の理由だけど、ストーリーもすごく面白い。
物語はあれよあれよとどんどん進む。結構休ませてくれない感じだった。

すごくベタな話かもしれないんだけど、仲間の一人に老人がいてさ。それは異世界から来た人間なの。
記憶喪失だったんだけど記憶が戻り、故郷の世界の危機を知り元の世界に戻るんだが、
やはり他の仲間も一緒に行くと言うんだ。けどその老人は拒否する。行ったらもう戻れないかもだから。
残された仲間は話し合い、一人で行ってしまった老人を追いかけてその世界に行くんだよね。

「なんできたんじゃ、、、」「あたりまえだろう?仲間なんだから」
という本当にベタな事だけど泣きそうになってしまうのだ。というか泣いた。

ドットのグラフィックでも、20年以上経って今プレイしても、面白いと思えるゲームってすごい。
今日のグラフィック優先で内容スカスカのゲームを作ってるメーカーに見習ってもらいたい。
今のスクエニかもしれないけど笑。そんなゲームは1年後にはプレイしたことすら忘れてしまうんだ。
もちろん「懐かしさ」で評価があがっている所は多いかもしれないけど、良いゲームでした。



このBGMでテンションがあがるのは僕だけじゃないはずだ!画像は変わりません。

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The End_637 四谷三丁目 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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ふがいない僕は酒をのむ
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「窪美澄 / クラウドクラスターを愛する方法」

無事に村上春樹スイッチがオフになって帰還したあと、最初に読んだ小説。
「ふがいない僕は空を見た」「晴天の迷いクジラ」とずっと読んできて、大好きな作家さん。
前の2作みたいなインパクトはあんまりなかったかも。坦々と静かに日常が流れる感じ。
しかしこの人の小説は毎回いろいろな物が食べたくなる。今回はたこ焼きでした。

窪さんの小説に出てくる人たちは、いつもなにか重い荷物を背負っている。
それも目に見える荷物ではないので、背負っている本人もどうやって下ろせばいいのか分からない。
でもその荷物を下ろせたときの「ホッ」としたような気分がすごく伝わってくるのだ。
着慣れないスーツを一日中着て、家に帰って部屋着に着替える時のような「ホッ」とする気分。

それと、窪さんの小説に出てくる女の子は、僕の頭の中で美化されている。
その女の子は大体がろくな男と付き合ってなかったり、弱々しく、まあ不幸めいている。
読んでいて感情移入してしまい「僕だったらこんな思いさせないのに」とか、
「僕が守ってやる!」とか思ってしまう。完全にストーカーの初期症状だと思う。

ああ、小説の内容を全く描いていない。でもすごく良い本でした。すらすら読めたし。
表題とは別に「キャッチアンドリリース」という短編も収録されてて、個人的にはこちらの方が好きだった。
そして僕はサンキャッチャーをamazonで買った。読んでみれば理由がわかると思います。
でも実は僕が一番好きなのは「リーメンビューゲル」という短編なんだ。ああ、課題やっていない。

「ふがいない僕は空を見た」の映画観るか迷う。好きな小説が映画化されるとがっかりする事が多いので。
なんでだろう?考えてみると、やっぱり映画は色んな要素があってできるものだからだと思っている。
監督、脚本、キャスト、音楽、予算。。原作者の思いが良い意味でも悪い意味でも変化する。
やっぱりいちばん純粋に作家の思いが表現されるのは、文章だけなのだ!と思う。文学ばんざい!

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The End_636_渋谷 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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たこ焼きをかってちょうだい
朝晩のニュースと、なにか映画をやる時くらいしかテレビをほとんど見ない。
久しぶりにゴールデン?と言われる時間につけてみたら、コニー・フランシスが流れてた。
うるさいからあんまり好きじゃないテレビだけど、意外と悪くないじゃない。
しかし若いな。御年74歳だそうだ。1960年代初頭。その頃に生まれても良かった。





くねくねくねくね

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海に降りそそぐ雨
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「村上春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下)」

最後まで読み終わった。結果から言うと、やっぱりポカーンとしたよ。読破感もありで。
風の歌を聴けから読み直してきたけど、思い返してみると結構時間かかったなあ。という印象。
前にはまったときはもっとのめり込んで読んでた気がする、10年前。ぎゃんぎゃん読んでたもんな。
歳をとったのか、単純に仕事が忙しかったのか、自分の時間が減ったのか、時間の作り方が下手になったのか。

母親においてきぼりにされた、13歳のユキと一緒に札幌から東京に戻ってきた「僕」は、たまに映画俳優の五反田君や、ユキらと東京で会い、来るべき時をただ待っていた。ある日ユキの提案で母親が滞在するハワイに同行することになる。休暇を楽しんでいた僕だが、ホノルルのダウンタウンでずっと探していた「耳の美しい女」を見かける。車をほっぽらかして追いかけた先の、とある雑居ビル。その中で僕は6体の白骨死体を発見する。「耳の美しい女」は僕に何を伝えようとしてるんだろう。その後、僕は東京に帰ることになるが、そこから物語は怒濤の展開をみせる。

上巻から個性的なキャラクターが多かったけど、下巻もいろんな人が出てきた。
ユキの母親アメ。アメの恋人で片腕の詩人、ディック・ノース。高級娼婦のジェーン、文学と漁師。。
いろんなキャラクターが出てきて、そして彼らは少しずつ物事に関わってくる。それはもう暗示的に。
そしてそしてドルフィンホテルの従業員の女の子「ユミヨシさん」。。

、、相変わらずネタバレしています。ネタバレになるのかな。でも一応。

羊をめぐる冒険までの話で「僕」は喪失し続ける。そして今作もやっぱりいろいろ失ってしまう。
だけどすべてではない。結果的にはハッピーエンドなんだろうと思う。珍しいのかな?そんな気もする。
なかでもユミヨシさんと、ユキに関してはすごく良かった。安心した。すごく魅力的な二人だった。
中でも僕はユミヨシさんに恋をした。好きになってしまったのだ。メガネのブリッジを上げる癖とか、大好きだ。

最後になにか一つを守れた僕は「社会」と「自分の世界」の関係性を回復しているんだと思った。
今までの鼠や、耳の美しい女、羊男とのやりとりは、完全に内的な話。深層意識ってゆうの?ま、そうゆう話。
インにインに。メンタル!自己!な話。だけどユキとの話はあくまでも外に向けた話だ。
だからユキはすぐ「あなたって変な人ね」と言うんじゃないかな。ユキもじゅうぶん変な人だけど。。

物語は村上春樹的な「現実と非現実」を行き来するが、最後はうまくダンスのステップを踏めたんだと思う。
そして羊男も、うまいぐあいに結び直せたんだ。そして僕は社会にとどまる決断をする。
それは力に満ちた決断によるものなんだけど、少しだけ切なさを伴ってる所がグッときた。
社会の仕組みがだんだん分かって来て、整理をつけてしまっている自分に腹が立つような気持ち。

引用
嫌でもみんな成長するんだ。そして問題を抱えたまま年をとってみんないやでも死んでいくんだ。昔からずっとそうだったし、これからもずっとそうなんだ。君だけが問題を抱えているわけじゃない。僕は顔を上げて、枕もとの目覚まし時計の針が現実の時間にあわせてゆっくり回転するのをじっと見ていた。少しずつ少しずつそれは前に進んでいた。現実だ、僕はここにとどまるのだ。

これを機に他の作品も読み直そうと思ったけど、他にも読みたいのがたまっているのでやめた!
前ほど病まなかったぞ!と言うわけで、村上春樹スイッチ、OFF!

かっこう。

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The End_635 渋谷 / Nikon F3 「Trinograph.」「tumblr」「THE END」「Facebook」
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ハラホロヒレハレ〜
ちょっとね、ばたばたしてるのだな。
昔と比べキャパが狭くなったのかな?少し大きな波が来るとすぐてんやわんやになる。
せっかちな自分に、落ち着いて、と言い聞かせるけどうまくいかない。
そうゆう時にこそどっしり構え、コツコツと仕事を片付ける人間で居たい。
あんまり焦ってあたふたしてる人間って、かっこよく見えないから。
心にゆとりを。できるのならば大海原のような。

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The End_634 洗足 / Hasselblad 500CM 「Trinograph.」「tumblr」「THE END」「Facebook」
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僕がきみに親切にするわけ
時間を飛び越えるものがあるということ。
それは音楽だったり小説や映画。絵や写真でも、なんでも。
なにかのきっかけで昔の記憶や空気や雰囲気、匂いや感触を取り戻す。
例えばずっと昔の雨の匂いをもう一度感じる事ができる。しかも僕のすぐそばに感じる。
それがどれほど素敵なことかというのは、たぶん君にもわかるはずだ。

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The End_633 渋谷 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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もう手遅れよと彼女は言った
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「PARIS, TEXAS」

うまく寝付けない夜になんとなく見ていたら、最後までみちゃった。
大好きなヴィム・ベンダースの代表作。やっぱり色の使い方がすごくおもしろくて、ドキドキする。
砂漠を歩いてる男は背広に真っ赤なキャップだったりする。その赤と、真っ青な空と、砂漠の黄色。
主張する色ばかりなのにすごくきれいなのだ。建築家のルイス・バラガンみたいだ。

テキサス砂漠を一人の男が思いつめたように歩いている。彼はガソリン・スタンドで水を飲むと、そのまま倒れ病院にかつぎこまれる。男はトラヴィスとゆう名で4年前に失踪していた。病院から逃げ出したトラヴィスはまた荒野を歩き出す。迎えに来た弟のウォルトがトラヴィスを追うが、トラヴィスは記憶を喪失している様子だった。車の中でウォルトは失踪してた4年間の事を聞くが何も答えない。ただ「PARIS,TEXAS」という、自分がかつて買った土地のことを呟いた。そこは砂しかないテキサスの荒地だが、父と母が初めて愛をかわした所だとトラヴィスは説明するだけだった。

僕はロード・ムービーが大好きだ。退屈だと言う人も多いけど、僕は退屈な映画が好きなのだ。
「おもしろい」というのは、どこまでも主観な感情だと思うけど、僕の中でそれは「心えぐられたかどうか」なのだ。
アクションシーンがすごいとか。殺しのトリックがどうとか、そうゆうのは二の次なのである。
そうゆう上でこの映画は全然トリックなんかないし、坦々と物語は語られていく。それはもう退屈に。

トラヴィスはなくした家族を再生させようとする。そして弟のもとで育った実の息子と一緒に母親を捜す旅に出る。
いわゆる「アメリカ」的な風景が延々と続く。果てしない荒野、ハイウェイ、夕焼けの町に浮かぶモーテルのネオン。
その映像だけでもう十分な映画だと思う。そしてそして母親役のナターシャ・キンスキー。
この映画を観るたびにぼくは恋に落ちる。もうそれは強制的に落ちるのだ。そしてロマン・ポランスキーを恨むのだ!

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ネタバレになるのであまり言わないけど、トラヴィスも、母親のジェーンもすごく無責任な大人。
子どもにしてみればたまったものではないが、それでも子どもは純粋に親の愛情を求める。
無くして気付くものや後悔を乗り越え家族再生しようとするけど、最後トラヴィスが取った行動はもう泣いた。
子どもを持ってる人だったら、僕よりも心震えるんじゃないかしら。特に女性は。

またいつか観るんだろう。大好きな映画。

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The End_632 西小山 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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革命的な足音
FBでは言ったけど、こないだ久しぶりに渋谷で職務質問された。
最近されなかったんだよなあ、今年になって初めて。しかしやっぱり毎回へこむのだ。
キャスケット被って、マスクして、ヘッドフォンしてたからかな。
それに一眼レフが後押ししてるのもあると思うが、基本的には変態オーラが出てるんだろう。

その時だけではなく毎回思うんだけど、なんで警察官ってタメ口なんだろうか。
「バックの中みせてくれる?」とか「なんか変なものもってないよね〜?」とか。
仕事関係で消防署に行く事も多いんだけど、消防官もタメ口の人多いんだよな。
「そこ特定防火設備だよね?」とか「きみさ、学校で習わなかったの〜?」とか。皮肉満載である。

言ってしまえば、そんなにおぬしは偉いのか!と、そんなに僕は底辺っぽいんか!と、思ってしまう。
職務質問に関しては、向こうも仕事だしこっちもなにもやましい事はないし(少しあるかもしれないが)
丁寧に接してくれれば気持ち良く応じるのに(そうゆう警官もちゃんといる)わざわざ頭にくる言い方するのはなんでだ?
消防だって無知な僕でごめんだけど、知らない法律が分かれば感謝もする。けどそんな言われ方したら腹も立つだろ。

なんかそうゆう丁寧さが見えないから、こいつ税金で食ってるくせに偉そうに!!と悪口になるのだ。

でもね、、警察官が僕のバックの中からブロアー(カメラのレンズのホコリ取ったりするシュポシュポ)
を取り出し「これなに〜?」ってシュポシュポして見せてきた時は、少し笑っちゃった。もう馬鹿らしくて。
「シュポシュポするやつです。」って変な説明した僕自信にも、あとで思い出し笑いしちゃった。
笑うと、プンスカした気持ちも消えてなくなり、どうでも良くなった。平和だ。

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The End_631 代々木上原 / Nikon F3 「Trinograph.」「tumblr」「THE END」「Facebook」
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世界のすべての11月へ
僕がまだ13歳の時。わけもわからずとにかくいろんなことに悩んでいた頃。
いわゆる思春期で、このままずっと悩み続ける人生が続くんじゃないかと思っていた。
僕の人生はストップしてしまい、この状態が永遠に続くような気がした。
でもそんなことはなく問題は何とかうまくいき、女の子に恋とかだってした。
それはもちろん上手く行かなかったけれど、僕を少しだけ大人にした。

僕がまだ13歳の時。なにも分からない僕だったけど、もっと世界は単純で僕に近かった。
太陽の光も風も、公園の木々や川の流れ、雨ですら僕のすぐそばにあった。
中学校までの憂鬱としか言えないほど長い通学路でさえ美しかった。
その頃、想いは報いられるはずのものであり、言葉は保証されるはずのものであり
美しさはそこに留められるはずのもだった。その小さい世界はすごく美しかった。

今では、あの頃より色んな事が分かってきた。
いろんな事を知っていろんなものを見てきた。でも世界は僕から遠くなった。
遠くなったというより、近くに感じられなくなった。
あの時の感覚はもう戻らないのだろう。そう考えるとすこし寂しい気もする。
そして時間は暴力的に流れ、世界はどんどん加速度的に僕から離れていく。

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The End_630 古市場 / Pentax 645 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」
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入口と出口
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「ダンス・ダンス・ダンス(上)/ 村上春樹」

「羊をめぐる冒険」から4年後の物語。毎晩のようにいるかホテルの夢をみる「僕」。僕はいなくなってしまった「耳の美しい女」に求められている気がし札幌のいるかホテルに向かう。しかしそこには以前のいるかホテルの面影はなく巨大で美しく清潔な「ドルフィンホテル」になっていた。僕はそのホテルの従業員の女の子から奇妙な話を聞く。16階でエレベーターを降りると真っ暗な暗闇が広がり、その暗闇の奥の部屋からは「人間ではないものの足音」が聞こえたという。いろいろあって僕もその暗闇のフロアに行くことができその奥の部屋で出会ったものとは。。。

34歳になった「僕」がなぜ社会や人間とうまく関係を作れないのか?
それは羊をめぐる冒険の世界からまだ帰って来れてないから。という感じの話。
その割には仕事もそつなくこなし、札幌に行ってからは貯金で暮らせるほどの裕福ぶり。
ぜんぜん生き方うまいじゃない!というツッコミも少しありました。そんな事はどうでもいいが。

登場人物が魅力的で、ホテルの従業員の女の子や、母親においてきぼりにされた13歳の女の子ユキ。
そして中学校の同級生だった映画俳優の五反田くん。とさまざまで、しかもリアルなキャラだ。
その「リアルなキャラ」ってのは語弊があるかもだけど、今までは鼠や羊男や羊博士。それに耳の美しい女など
なんだかよく分からない人(人?)であふれてた。だから「映画俳優の五反田くん」なんて言われるとすごくリアル。

なんかどっしりとした小説だという印象。物語もなミステリーに近い雰囲気があるし、殺人事件も刑事も登場する。
刑事は大柄の男と小柄な男のコンビで、ある日突然自宅にやってくる。あれ?と、記憶がまざった。
他の小説でもこんな雰囲気あったよな。男二人組が来て(刑事ではない)大柄の方が部屋を完全に破壊する話。
なんだっけ?世界の終わりとハードボイルドワンダーランド?ねじ巻き鳥クロニクル?

後半は13歳の女の子ユキと共に東京に戻ってきて、これからどうするかを考えている。
札幌である人物に言われた「踊るしかないんだよ、それもとびっきり上手く踊るんだ」の意味を考えながら。
はたして下巻(最終巻)で僕は耳の美しい女に再会できるのか?
村上春樹の小説のパターンだとだいたい見当が付くけど、ワクワクはするのだ。

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The End_629 四谷三丁目 / Nikon F3 「Trinograph.」「tumblr」「THE END」「Facebook」
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