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5475日の憂鬱
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「マイガール」

何年かに一度観たくなってさ、その度にかりるのもあれだし、500円で売ってたしで買っちゃった!
ベタすぎていまさら感想もいらないとは思うけど、今でもぜんぜんみれます。

多感な時期をむかえた11歳の少女べーダは、葬儀屋を営む父親と痴呆症の祖母と三人暮らし。ある日遺体に化粧をする美容師が雇われて来る。だんだん父親と親密になる女性が気に入らず、幼なじみのマコーレ・カルキンと妨害に出るが、まったく効果なし。そんな中カルキンとの間にも恋心的なものが芽生えだして。。。な話。

これだけ聞くとたいした映画じゃなさそうだけど、良いんです、70年代のアメリカ、マディソン。良いんです。
「自分の気分で色が変わる指輪」の話、まったく忘れてたので、油断して泣いてしまったよ。相変わらず涙腺ゆるい。
もし僕に子どもが出来たら、自転車のハンドルグリップにヒダヒダを付けよう。おしりに三角形の旗も付けよう。
もちろんデニムのオーバーオールをちょっとロールアップして、オールスターを履かせよう。

話は変わるけど、今日4月30日は相方のフジ暴の誕生日です。
僕らが知り合ってもう15年が経つということか。2人でここまでよくやって来たものだ。
あいかわらず僕は君が大嫌いでしょうがないけれど、これからもよろしくね、誕生日おめでとう。
そしてきみの誕生日はあの人の誕生日でもあるのか。。おめでとう。

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The End_492 羽根木 / Nikon F3 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「twitter」「Flickr」
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グーテンモルゲン・トーキョー
窪美澄さんの小説に出てきた美術の課題「赤ちゃん時代の思い出」
ぼくもそれをやってみようと思って、毎日ちょっとだけ意識してた
僕は独学の人間なので知識といえば自分で調べたことと、桧川さんの存在だけしかない
ましてや写真の学校に行った訳でもないので、課題なんて新鮮すぎて死ぬ

でも展示会で発表って訳でもないので、いいのが撮れたらこのブログにのせていこうと思います
これからどうなっていくんだろう、、自分でも分からないのでワクワクしすぎて死ぬ
僕のまわりの写真家さんにもやってもらいたいな。すごく興味がある。
リカちゃんなんか得意そうだし、たっちゃんは本領を発揮しそうだ。桧川さんなんて次元を越えそうだ。
そしてそして、こうゆうのこそフジ暴の出番なんじゃないかな。

まえに桧川さんと、たっちゃんと、フジ暴の4人で横須賀に行き、レンタカーで半島を一周した。
同じ場所に行ったのに、それぞれ違う視点で面白かった。なぜかみんなフィルムのカメラを持ってたなあ。
それと同じことができたら面白そう。みんなで同じ課題やって、点数増やしてグループ展、、、
おもしろいかもね。関係者各位、どうでしょう。

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赤ちゃん時代の思い出_01 「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「twitter」「Flickr」
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死について考えることは生きることだ
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「田口ランディ / ひかりのあめふるしま 屋久島」

とある女の子が屋久島に行ってきたらしい。それを聞いて思い出したように読んでみた。
10年くらい前にこの本を読んで、屋久島に想いを馳せてたんだった。
しかし10年経っても行ってないのは、その後屋久島がメジャーになり、なんとなくミーハーな感じがしたから。
でも今回もういちど読んでみて、また屋久島への想いが膨らんできたきた。

「コンセント」とかが有名な田口ランディ。
精神学的な見解と霊的な表現が多くて、それでいて砕けた文章が特徴の作家さんだと思う。
僕は聖地巡礼という本が好きだったなあ。その著者が屋久島で体験したことを綴ったエッセイ。
なかでも白谷雲水峡の文章は、すごくすごく印象的で、今でも良く覚えていた。
10年ぶりに読んでみても面白くてすぐ読み終わっちゃう良本でした。

ふだん自分の言葉だと思って放っているものが、いろんな文章の蓄積から成り立っているんだと思う。
僕が一人旅を好きな理由に、心が動く景色に出会った時ひとりでその景色と対峙する事。というのがある。
そこに誰かがいると、どうしても真正面から受け止められなくなる。「すごいね」「うん」で終わってしまう。
持論のつもりだったけど、この本のなかにそのような事が書いてあった。この文章に共感してたんだ。

以下その文章

私はたぶんこの景色を永遠に誰とも共有できないんだって思った。ああ、そうか。自然がせつないのは、自然と向かい合ったときに自分がたった一人だって、実感しちゃうからなのかもしれない。もしかして、この景色を誰かと見たとしても、その人が私とおなじようにこの緑を見るかどうかはわからない。世界は私という認識の中に成立してるんだ。一人、たったひとり自分だけが感じる美しさが私を救うことができる。それは夕焼けであるかもしれない、青い深海の景色であるかもしれない。あるとき、私が美しいと感じるもの、それは私だけに贈られた世界からのプレゼントなんだ。

パクリという訳でなく、本を読むことは心に貯金をするようなものだ。って事を再認識する。
読んだ本の中の知識や情報や想いが僕のなかに蓄積していって、今の僕を形成しているんだ。
だから読書ってやめられないし、やめちゃいけないんだと思う。
パリのノーコメント野郎と、この言葉で共感しあってた思い出がある。元気かな。帰国したら遊ぼ。

いまこの本は屋久島に行ってきた女の子の手元にある。
実際そこに行ってきた彼女に、この本の文章はどう写るんだろう。

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The End_491 自宅 / Nikon F3「tumblr」「THE END」「Trinograph.」「Facebook」「twitter」「Flickr」


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あめのはなし
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The End_490 洗足 / nikon F3

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孤独であることの楽しさを
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「セブンイヤーズ・イン・チベット」

なんかいつもの「旧作3本借りたら900円」でかりた3本。全てにナチスが出てきた。
「American History X」のネオナチ、「英国王のスピーチ」はドイツとの開戦声明のスピーチ。

そして今回はドイツに支配されたオーストリアの登山家が、ドイツの国威をかけてヒマラヤ登頂をしてる最中に開戦。そしてイギリス領に居る敵対国として拘束されることになる。その拘留所から脱走しチベットへ逃れる。自分勝手で人の気持ちなど考えないブラピだったが、チベットのラサで生活することになり、好奇心旺盛な当時14歳のダライ・ラマと親しく交流していくにつれて、荒れた心に変化が現れる。

昔、公開当時かな、観た記憶があるけど、半分も理解できなかったと思う。
その頃の僕はチベットの文化も知らなければ、この物語がノンフィクションだと言う事も知らなかった。
当時の世界情勢も今の方が知ってるからかな、また観てみたらやたら良い映画だった。

チベットという国はなく、この地方の高度が○○m以上の地域をチベットという。と教えてくれたのはヤシだ。
なんmだったかは忘れた。旗が風になびくたびに一度お経を唱えたことになる、とかもヤシに教えてもらった。
僕の中でチベット=ヤシになってしまっている。元気かしら。

現在も続くチベットの独立運動と中国政府との関係。
チベットが独立を求める背景やダライ・ラマが亡命を余儀なくされている背景はあまり表現されてなかった。
そういえば北京オリンピックの時も抗議デモが多発してた。
あんまり詳しくない僕だけどこれを機に勉強してみても良いかなと思っております。

何回も言うけど、僕はいったいどこに向かっているんだかたまに分からなくなる。

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The End_489 洗足池 / Nikon F3

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ビロードの庭
今朝、事務所の壁掛け時計が止まっていた。ただ電池が切れただけだけど。僕は腕時計をしない人間なので、普段のくせで壁掛け時計を見上げてしまう。その度に、そうだ止まってるんだ、と思う。いつもあたりまえに機能しているものが、いつもどおり機能していないとなにか落ち着かない。ねじまき鳥が世界のねじを巻かなくなるようなものだ。バット持って井戸に入らなきゃ。最近女子高生が出てくる小説ばっかり読んでるから、ちょっとロリコンと勘違いされるのも嫌なので、違う感じの読もうと思って外の雨を眺めてたらひらめいた!村上春樹の短編で雨のホテルに一人で滞在する話があったべ、すごく静かな短編だった印象だ。たしか中国行きのスロウ・ボートに入ってるハズ。ということで本棚を探したら中国行きのスロウ・ボートが無い。中国行きのスロウ・ボートだけ無い。僕は村上春樹の本は全部持ってるハズなのに、無い。ねじ巻き鳥の野郎、、もしかしたら事務所の時計が止まったのもそのせいかもしれない。泥棒かささぎをかけながらパスタ茹でてないのにな。。フジ暴、事務所来る前に単三電池買ってきて。

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The End_488 北千束 / Nikon F3

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愛のみだれうち
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「窪美澄 / リーメンビューゲル」

「あのころの、」というタイトルで、女性の作家さん6人の短編をまとめた小説。
そのなかに窪美澄さんの短編も入ってたので早速読んでみた。もう、おっかけです。

小中高とエスカレーター式の学校に通う透子と、高校から外部進学してきたハルカは、美術の授業で出された課題「赤ちゃん時代の思い出」で絶賛されてから共に行動をとるようになる。しかし距離を縮めながらも、お互いが本当の意味で聞いて欲しい話はできないでいた。

僕は32歳の男だ。登場人物は女子高生だ。年齢も世代も性別も違う。なのになにか共感する部分があるんだ。
すこしネタバレになってしまうかもだけど、終盤に透子が自転車で走るシーンがある。
僕は電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。32歳の男が、だ。

窪さんの小説は情景がすごく想像できて、物語の中に入り込みやすい印象がある。
それは僕の中で「好きな小説」と位置づけされるひとつのポイントなんだけどさ。
50Pくらいの短編なのに僕の頭の中には色んな情景が焼き付いてる。
自転車のシーンだったり、雨雲だったり、カラフルな傘だったり、そして課題発表とか。

こうゆう小説は何年後かにふっと思い出して、また読み返す小説なんだと思う。
そんな小説に出会えるのは、自分にとってすごくすごく嬉しいことです。
僕の中にふりつもる記憶。埋もれた記憶の中から見つかる自分も忘れてた記憶。
こんな事言い出すと、記憶の中の祝祭みたいなことになってくる。

ちなみに課題で出された「赤ちゃん時代の思い出」
この課題に僕も取り組んでみようと今考えてる。
小説の中に出てきた課題をやるのって、おもしろいかなぁって思って。
それは、またいつか。

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The End_487 東北沢 / Nikon F3

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押上行きのスロウ・ボート
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「FINAL FANTASY TACTICS -獅子戦争-」

ちまちまちまちまと夜のベッドの中でやってたのを、ようやくクリア。
懐かしのPS時代にやってたんだけど、いわゆる「詰み」があってヤキモキした記憶がある。
新しいジョブ(暗黒剣士とたまねぎ剣士とか)と新しいキャラにFF12のバルフレアとか
ちょっとだけ追加されてた。基本ストーリーが中世ヨーロッパなので前から好きだった。

「獅子戦争」とよばれる内乱の時代、貴族出身のラムザは平民出身のディリータと親友関係にある。
しかし平民だという事でいろいろな差別を受け、果てには貴族に利用され実の妹まで亡くしてしまう。
ラムザはそんな矛盾に嫌気がさし家を出て、孤軍奮闘する。
だがいちど離れてしまったディリータとの友情はすれ違いを続ける。

こんな内容の物語に、教会や家族の裏切りと悪魔的なものまでプラスされるお話。
もう、ぐっちょぐちょ。だけどすごく切ないエンディング。良いゲームだ。また10年後とかにやろう。

余談だけどこの「獅子戦争」は1450年代イングランドの「薔薇戦争」に基づいてるみたい。
ランカスター家とヨーク家の内乱。ゲームでもそんな雰囲気は出てた、いろいろ考えるなー。

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The End_486 新代田駅 / Nikon F3

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なんで最初にいわないの
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「大友克洋 / AKIRA」

読み終わった。短絡的な感想になってしまうけど、やっぱりすげえマンガだった。
とくに今さらなので、あらすじや感想はかきません。これはもう読んでみないと分からないと思うし。
大友克洋のGENGA展やってるけどもう行かなくてもいいや、ってくらいおなか一杯です。

漫画家の江口寿史が現代のマンガ批判をしてた。
浅野いにおの「おやすみプンプン」と花沢健吾の「アイアム・ア・ヒーロー」を名指しして
背景が写真や映画そのもののような漫画は死ぬ程うんざりだ。と言ってた。
その中で背景が写実的だけどマンガだ。と例にあげたのが大友克洋だった。(あとと松本大洋)

僕は「おやすみプンプン」も、アイアム、はわからないけど「ボーイズオンザラン」は好きだ。
だけど江口寿史が言ってるその視点では、大友克洋の描写力はやっぱ群を抜いて緻密で精巧だ。
そしてそれ以上にすさまじいスケールの世界観(一言でいっちゃえば超能力戦争だけど)が相まってる。
僕は、こんなマンガこれから先に出てくるのかな、と素直に思う。。大友克洋の新連載、楽しみだ。

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ちなみに金田って主人公なのに、いちばん普通の人間だよね?
それが良い所なんだけど。あ、主人公アキラか。。

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The End_485 西小山 / Nikon F3

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だいじょうぶだよと言うひと
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The End_484 武蔵溝ノ口 / Nikon F3

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アイスランド経由になります
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「英国王のスピーチ」

いちおう、イギリスは好きだし、なんか話題になってたし、アカデミー賞だし、レンタルで旧作にもなってたし。
でも見始めてすぐになんか苦手な映画だ、と感じてしまった。とくに前半の感じっていったらもう苦手。
演技はみなさん良かったのよ、でもちょいちょいギャグが入ってくるのは嫌だ。ロバート・ダウニー・Jrよりは良いけど
なんか入り込めない、なんか。なんだったんだろう。。

1926年、父である英国王の代理でスピーチをすることになった王子は、幼い頃から持っていた吃音の影響で残念な結果に終わり国民を失望させてしまう。妻エリザベスは評判のセラピストのもとに夫を通わせる事に。そのセラピストとやんややんやありながらも、信頼関係を築きトラウマを克服していく、史実をもとにした物語。

なんかさ、史実をもとにしたって言うのは置いといて、なんかそれってすごく軽い話じゃない?
幼少時のトラウマを乗り越え、真の人間関係を構築していく話。そんなものはベタすぎに感じてしまう。
ラストなんてもう予告みるだけわかっちゃうもんな。ウォーターボーイズ的なニオイを感じてしまう。
ウォーターボーイズ、好きだけど。

トラファルガー広場とか、ピカデリーサーカスとか、実際見た場所が出てくるのが嬉しいのと
後半に入りドイツのポーランド侵攻、第二次世界大戦へとすすむあたりの緊迫感は良かった。
でもこれ、そんな賞を取るような映画には思えなかったです。趣味じゃないってだけかもしれないけど。
最近みた映画2作続けてヒトラーが出てきてる。なんだろ、シンドラーのリスト観ろって?やだよ重いよ。

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The End_483 野毛 / Nikon F3

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縁石をかむ
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The End_482 夜のさんぽ / 写ルンです

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ぷりぷり怒る人
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「American History X」

フジ暴がなんか言ってたなと思って観てみた。

白人至上主義の映画つってたからKKKの話なのかなと思ってたんだけど、完全にネオナチの映画だった。
あんまり詳しくないけど、ヒトラーが純血を守るためにしたユダヤ人の迫害、その信念を受け継いでる運動なのかな。
KKKとは違う雰囲気だったもんな、あっちの方がカルト臭がプンプンする。
みんなハーケンクロイツのタトゥーしてたけど、ヒトラー万歳ってわけじゃないみたいだし。

エドワード・ノートンが演じるデレクは、黒人に父を殺害されたことにより白人至上主義の活動を始め、リーダー格になる。しかしある晩自宅を襲った黒人に対し発砲、2人を殺害してしまい3年の禁固刑になる。弟のダニーはそんな兄を崇拝しつつ自分も白人至上主義に身を染めていた。だが刑期を終え帰ってきた兄は以前とはまるで違く、穏やかな人間になっていた。。

人種差別の問題は「よくない事だからやめよう」って短絡的に解決できない歴史や怨恨があるんだろう。
劇中でも「奴隷解放から140年、やつらは我が物顔で街を歩き、白人から仕事だけでなく議会の席まで奪う!」
と叫ぶシーンがあってすごく印象に残った。そんなの肌の色なんて関係ないじゃん、って訳にはいかないんだろう。
ヒトラーだってアーリア人の純血を守るため、とかゆうけどユダヤ人の金儲けの上手さが嫌だっただけって話もある。

そうなると人種差別の根源って、、肌の色とか、血とかよりも
不満や怒りとか感情的なものの方がよりも大きいんじゃないかなって思う。
でも黒人の先生が服役中のデレクに言うんだ

わたしも若い頃全てに腹を立てていた。私たち黒人に対する差別や侮辱、いわれのない苦しみ。
私は白人を恨んだ、神や社会を憎んだ。だがいくら怒っても、答えは出ない。
きみがなぜ狂信的になり暴走したのか、原因は怒りさ。
だがなにをしても怒りは消えなかった。2人の人間を殺してもだ。なんの変化もなかっただろう?
そしてその怒りは君を幸せにしたか?

まったく良いこと言うわな。
最後、なにかあるんだろうなと思ってハラハラと観てたけど、まぁビックリしたわ。
久しぶりに「ええっ!」と声が出た、想像もしなかった。
刑務所でなにがあったか、なにが彼を変えたのか。観てみてください、すごく考えさせられる映画です。

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The End_481 東松原 / Nikon F3

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スローモーション日和
まだあなたの名前すら知らない頃、ぼくのジメジメとした陰鬱な心は
あなたの太陽のような笑顔で日光消毒される思いがしたんだ
時はたち、今あなたの心に陰りがあるのならば、僕があなたを照らしたい
それはあの時はありがとう。とゆう恩返しのようなものなのさ
あいかわらず強烈な日差しとは言えないけれど、あの頃よりかはマシだと思うよ
ちょうど今ぐらいの季節の日差しくらいかもね

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The End_480 渋谷 / Nikon F3

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黄金色の雨
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「有川浩 / 塩の街」

映画になった阪急電車の原作を読んだ時すごく好印象だったので、処女作のこれも期待して読んだ。
ある日突然空から降ってきた塩の塊。その日から塩は着々と街を浸食し、塩は人体にも影響し体が塩と化して人間がバタバタ死んでいく。そんな東京で暮らす男女、元自衛官の秋葉と、塩害で両親を亡くした真奈という女子高生は助け合いながら生きていく。そんな彼らの前に現れるいろんな人びととの関わりを経てふたりの関係にも微妙な変化が生まれる。

あんまり面白くなかった。

前半は重松清の二番煎じ的なゆるい言葉で少女の心の葛藤を描いている。
でも後半になると急に軍事的な話になり、SFも入ってきて言葉もなんだか専門的になって堅くなり
最終的には踊る大捜査線みたいな雰囲気で、やんややんやと終わってしまった。
最後はハッピーエンドなんだろうけど、これで感動する人がいるのならぜひ説明してもらいたい。

難しいことばをわざわざ使ってる雰囲気があった。「揶揄」って言葉をいっぱい使ってた。
あんまりいっぱい出てくるのでそのうち「揶揄」って言葉が出てくるたびにイライラした。
話は違うけど、塩の街につづく「空の中」「海の底」なんてシリーズがあるみたい。
絶対に読まない。

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The End_479 自宅 / Nikon F3

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