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もう手遅れなこと


J・ケルアックの「オン・ザ・ロード」の映画、なんかもめてたけど今年フランスとイギリスで公開だって。
これモーターサイクル・ダイアリーズの監督なんだよな。すげく観たいけど日本公開はいつになるんだろ。
ちなみに僕はオン・ザ・ロードどころか、J・ケルアックすら読んだことはない。あ、地下街の人びとは読んだ。
ビートジェネレーションが流行った学生時代、流行ものに素直に乗れない自分が居て、それ以来タイミングがない。
一応持ってはいるんだけどね、なんか、ね。こうゆうのは、たぶん、映像の方がいいよ。

サム・ライリーかっこいい。

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The End_451 渋谷 / Nikon F3

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いいだしっぺのくせに
まだまだブログはサボり気味

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The End_450 東古市場 / Nikon F3

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L字形の中庭
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The End_小澤祥太 / PENTAX Optio NB1000

多摩川沿いで生まれた僕は今でも多摩川が大好きで、実家に帰ると小1の甥っ子と河川敷によく行く
彼は僕がプレゼントしたPENTAXのデジカメで僕の真似をして写真を撮っている。
プリントしたファイルがあったので見せてもらったんだけど、なんか負けてる気がした。
なるべくクールに「まぁまぁかな」と言っておいたけど、内心穏やかじゃないよね。

その夜彼と「DSのゲームをひとりでやってないで僕にもやらせろ」という低レベルな事でケンカした僕は
なんと今日で32歳になりました。また1年頑張ります。ちなみに今日の予定は確定申告作業です。

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僕はちょっとずつ逃げている
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「窪美澄 / 晴天の迷いクジラ」
楽しみにしてた新刊、読み終わった。

前作の「ふがいない僕は空をみた」と比べられる事が多いみたいだけど、僕は今回の方が好きだったかも。
というより前作よりも映像化されやすそうな設定だったかも。なんか映画みたいな小説だった。
新潮社のyomyomで読んでた「表現型の可塑性」と「ソラナックルボックス」がこの単行本の1章と2章だった。
短編かと思ってた。それに3章のまた違う人物の「ソーダアイスの夏休み」があって、最終章にまとまっていく。

北関東生まれの由人は、祖母の死、恋人との別れ、殺人的に多忙な仕事が全て重なりやがて鬱状態になっていく。。デザイン事務所の社長野乃花は、幼い頃貧乏だった家庭で生まれ育つが、絵の才能を見いだされ絵の学校に無料で教わりに行く。そして初恋に落ちてから。。そして、赤ちゃんの時に亡くなった姉のため、異常な程の過保護な親のもとで育つ正子。やっとできた友達は骨の病気で片方の足が動かなかった。その友達と音楽を通して仲良くなるが。。

今回も思ったけど、村上春樹っぽい文章。似てるとか、言い回しが、とかではなくて、なんとなく「っぽい」
そこがすごく好きなんだけど、共通点はたぶん「表面的に流れる物語には本質がない」って事かもしれない。
この小説も3人の生い立ちや、つらさとか痛さがたんたんと語られている。でもたぶんそれは本質ではないんだよ。
3人がクジラを見に行く事も本質ではない、最後の一行の由人の言葉がすべてなんじゃないかな。
すごくオススメの本です。

僕らは辛くて恐い人生を生きて行かないといけないけど、たまに嫌になったり、もうどうでもよくなっちゃう時はある。
それでも世界はあたりまえに動いているし、僕らもあたりまえに生きていかなくちゃならない。
辛いし大変だけど、そうゆう時に深い意味で近くに誰かがいて、ひとりじゃなければなんとかなるんじゃないか。
そんな僕の気持ちを代弁してもらったような気分です。

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The End_449 代々木公園 / Nikon F3
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それでもやっぱり変わらない
ちょっとブログをサボり中

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The End_448 三ツ池公園 / OLYMPUS OM-2n

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あなたの横顔
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「ミケランジェロ・アントニオーニ / BLOW-UP」

寝る直前に来たメールで心臓がドキドキして止まらなくなり、まったく眠れなかった夜。
寝るのを諦めてもう何度目になるかわからないけど観た。絵がきれいであればあんま考えないヤツの方が良いかなと。
結局最後まで観ちゃって、もう白んできちゃったくらいに眠りについて、寝坊。
こうみえて実は早寝早起きな人間だから、そうゆうの久しぶりだった。

一応あらすじ、あらすじ?
1960年代ロンドンの人気カメラマンの主人公。とある公園で撮ったある写真。引き延ばしてみるとそこには死体が。にそれから彼のまわりでおこる奇妙な出来事を描いてる。当時のイギリスの若者のムーブメント、スウィンギング・ロンドンっつーのを交えて表現したってのは初めて知った。サスペンスなんだかミステリーなんだか、なんだかよく分からない映画なのに何回も観てる。

もう感想はいうまでもないかな。何回か書いてるし。なんか文章が元気だ、2年前か、、まぁいいや。
あのカメラがハッセルブラッドだって事とか35mmはニコンFってゆう事とか桧川さんに教えてもらった。
そんなに昔の事じゃないのになんか懐かしく感じるなあ。
それから僕もハッセル使うようになって、35mmはニコンF3。
なんかこの映画がきっかけみたいに思えちゃうけど、そんなことはありません。

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またしばらくしたら観るんだろう。
次は何年後だろうか。

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The End_447 新丸子 / Hasselblad 500CM

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やかん娘あらわる
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「真夜中のカーボーイ」

初めて観たのは高校生の頃だと思う。たぶんレインマンとクレイマークレイマーを観てダスティン・ホフマン好きになった
そこから掘って真夜中のカーボーイに至る的な流れだで観たんだとおもう。。
今でもダスティン・ホフマン好きだもんな。トッツィーもパピヨンも。
アメリカンニューシネマの代表格な映画ですが。この歳になって観てみると意外と新鮮、ザッピングの表現とかが新鮮。

テキサスからニューヨークに出てきたカウボーイ姿の青年は、金持ちのマダム相手に売春をし儲けようと夢見る。しかしうまく行かず、都会で待ってたものはこれ以上ない現実と孤独感だけだった。そんな中知り合ったラッツォ(ネズ公)とチームを組み金を稼ごうとする。その中でうまれる友情と、ラストの切なさ。

この頃のアメリカ映画みてると、犯罪者はメキシコに逃げようとする。そしてバカンスといえばマイアミだ。
当時のメキシコは他国の死刑囚の引き渡しをしていないかららしい。メキシコに逃げちゃえばとりあえずOKみたいだ。
そして後進国のため警察機関にも予算があまり行き届かず、賄賂がはびこっていたみたい。当時。
3日以内の短期滞在ならパスポート無くても入国できたみたい。すげえ国だ。テキーラ飲むとそうなっちゃうのかな。

でもラッツォはメキシコではなくマイアミを目指した。そこにはなにか希望を求めてたラッツォが居たんだと思う。
単純にニューヨークから近い方を選んだだけかもしれないけど。

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The End_446 羽田 / Nikon F3

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迷子な僕たち
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The End_445 新丸子 / Hasselblad 500CM

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かき氷とのあいだ
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「アレハンドロ・G・イニャリトゥ / 21グラム」

ショーン・ペン主演で探してたら「BiUTIFUL」のイニャリトゥ監督だったので観てみた。
前情報からは時間軸がバラバラなので1回で理解するのは大変、とあったので食い入るように観てたけど
全然そんなこと無かった。頭の中で色んなシーンが繋がっていく爽快感すらあった。編集がうまいんだろう。
しかしショーン・ペンは「死」ってゆうものを匂わせる演技させたらもうあれね。すごい俳優さんだ。

人が死ぬ直前と後では体重が21g減るらしい。その「魂の質量」を計ろうとしてた医者が実際居たらしい。
余命1か月と宣告された数学教師と、二人の子どもを育てながら幸せな生活を送る女性。
前科者だが出所後更正し、神の信仰を生きがいに社会に貢献しようと努力する男性。
この出会うはずのない3人の運命がひとつの事故により、思いもしない結末へと向かう。

イニャリトゥは相変わらず重いテーマを突きつけてくる。寝れなくなっちゃうよ。
魂というのもに重さがあるかないかは置いといて、その「なくなったもの」にはなにが詰まっているんだろう。
劇中に「何があろうとも人生は続いていくのです」と言う言葉が何回か出てきた。
あと「BiUTIFUL」と同じく「鏡」の表現と「ムクドリ」の表現。なんなんだろうあれ。メタフィジカルだ。

観たあと考えた。生きることはやっぱり辛いことで、生きるより死ぬ方が楽だと思うこともあるかもしれない。
でも、それでも生きていくということは、人生の中にはいいことも悪いことも全て含まれていて、
幸せな瞬間ばかり続くのが人生ではない。もしかしたら生きることでの苦さや痛みが、より人生を魅力的にするのかも。
そんな厳しい人生(原罪)から開放される瞬間、それが21グラム。ため息か?
それでも21グラムは1セント硬貨5枚の重さで、チョコバーの重さ。そんなものだよ。ということかしら。

すごく印象深い映画になった「BiUTIFUL」に続いて。イニャリトゥいいな。ムクドリ、、きになるなぁ。
自分の息子さんをなにかで亡くしてるみたいなんだけど、処女作のアモーレス・ペロスの時のインタビュー。
「人は失ったもので形成される。人生は失うことの連続だ。失うことでなりたかった自分になるのではなく、本当の自分になれるのだ。」
だって、すごくポジティブだけど悲観的だなぁ。。。好き。

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The End_444 沼辺 / Nikon F3

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壊れたiPodのゆくえ
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「ウディ・アレン / それでも恋するバルセロナ」

ちがうのちがうの、ちょっとミーハーすぎるかなとは思ったの、だけどちがうの。
監督ウディアレンだし「BiUTIFUL」がすごく良かったハビエル・バルデムだしで観てみたの。
BiUTIFULよりもバルセロナの観光スポットが前に出てくるから楽しめた
サン・パウ病院の正面口から、ガウディ通りをまっすぐみるとサグラダファミリアがそびえ立ってた。もう、懐かしい。

そんな懐かしさ熱で多少あがるけど、映画自体はなにが言いたいのかさっぱりわからなかった。もうさっぱり。
ハビエル・バルデムのナンパ具合と、ペネロペ・クルスのメンヘラ具合はおもろいけどね。
このふたり実際この映画で出会って、今では現実の夫婦だもんな。なんでだろ。
ハビエル・バルデムはかっこいいけど、ノーカントリーのイメージが付きすぎて笑顔が怖い。

ペネロペ・クルスもアカデミー賞の助演女優賞取れるほどの演技か?と思ってしまう。
ペネロペさん、最初出てきたときはえれえ美人だと思ったけど、今みるとなんか鳥女ね。
あんまり重い映画ばかりだとあれなので、息抜きにはちょうど良かったかも。
アルファロメオのスパイダー。たぶんシリーズ3だったと思うけど、それはすんごく風景にマッチしてた。

原題「Vicky Cristina Barcelona」が「それでも恋するバルセロナ」になってしまう日本人のセンスは
ノーコメント。。。パリに留学中のノーコメント藤田くん、元気かな。

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The End_443 目黒 / Nikon F3

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ポケットに入ってたあたりの棒
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闇がまとわりつく暗い夜
なんだか胸の奥がワナワナしてくると
永遠という化け物が僕を包み込む
それはもう、恐怖以上の恐怖なんだ
けど、永遠が怖いわけでも
無限とかが怖いわけでもなく
なんなんだかよくわからないことが怖い
結論が無いことがとても怖い
そして朝を迎えるんだ
昨日となにも変わらない朝を

The End_442 新代田 / Nikon F3

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そういえば心が暗い
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「村上春樹 / ランゲルハンス島の午後」

難しいというか重いテーマの本を読んだ後なので、名前の通り昼下がりのようなエッセイを読んだ。
久しぶりの村上春樹の文章はやっぱり良かった。エッセイは結構出してるけどこれが一番好きかもしれない。
毎回思ってたんだけど安西水丸の絵ってマティスっぽい。上手いような下手なような、下手なような上手さ。
表題のエッセイに大好きな文章がある。ので抜粋。

頭上の白い雲はじっとひとところにとどまっているように見えたが、目の前に指を一本立てて測ってみると、ほんの少しずつ東に向けて移動していることがわかった。頭の下に敷いた生物の教科書からもやはり春の匂いがした。目を閉じると、柔らかな砂地を撫でるように流れていく川の水音が聞こえた。まるで春の渦の中心に呑みこまれたような四月の昼下がりに、もう一度走って生物の教室に戻ることなんてできやしない。1961年の春の暖かい闇の中で、僕はそっと手をのばしてランゲルハンス島の岸辺に触れた。

そんな中学生いるかーい!

ランゲルハンス島って言われるとどこかの地名だと思ってしまいがち。なんか片田舎の馬車が走ってそうな。
ちょうど赤毛のアンのプリンス・エドワード島みたいな風景をイメージしちゃうのは僕だけか。
しかし世界中どこにもそんな島は存在せず、膵臓のなかにちらばる細胞だかなんだかの名前なんだって。
村上春樹の比喩ってのはもう、すごいんだかなんなんだかよくわからん。もちろん好きだけど。

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The End_441 沼辺 / Nikon F3

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青魚と白いカーテン
トランプにはエースからキングまで、すなわち1から13まであってそれが4セットある。
トランプにある数字を1から足していくと1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12+13=91
91×4種類で=364。それにジョーカーを1枚足すと365。1年間の日数になる。
そしてもう一枚、予備のジョーカー1枚を加えると366で、うるう年を示している事になる。
らしい、完全に後付けだけど。

今日は目がまわる忙しさでブログ書けないからこんなネタでごまかす!

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The End_440 吉祥寺 / Nikon F3

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記憶の中の祝祭
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関ちゃんリカちゃんの展示会を観てきた。ふたりとも相変わらずな世界観で良かった。
初めて思う事じゃないんだけどさ、今回のリカちゃんの言ってる事、素直にいいなぁ、そうだなぁ、と思った。
ポートフォリオとも言えない、チラシとも言えない、いい意味で簡単な小冊子(適切な言葉がみつからない、、)
それに書いてあった言葉。それが僕にはビンビン来たんだよ。もう、ビンビン。

写真でも小説でも絵でもデザインだろうがアートだろうがなんでもかんでも。自己表現という名の下で
他人に伝える事はとても大切なんだけど、すごく根源にある思いとかはいまいち言葉にしにくいものでさ。
言葉にした瞬間にウスバカゲロウのようにヒラヒラ舞って、違うものになって伝わってしまったりする。
でももしそれがうまく伝わった、もしくは伝わったような気がした時、それは奇跡に近いような気がして。
それがあるからやめられない中毒のようなもので、でもその一瞬のために頑張ってるって所は多いような気がする。

もちろんお金とか、お金とか、お金とかも、、、あるけれど!

そのなんだかわからない言葉じゃないなにかって、リカちゃんと僕はなんだか近いような気がするの。
そんなにべらぼうに古い仲ではないんですが、、、いつだっけ?
女の子と男の子だから撮る写真は全然違うんだけど、なにか、ね。
僕の勘違いだったらごめんなさい。なんせ言葉にできないことなので!

関ちゃんのことまったく書いてない!
ランプ相変わらずかっこよかった。リカちゃんのにも貼ってあったけど、油紙みたいなのアレ良かった!
恋人同士で展示会とか憧れちゃうなあ。僕には一生そんなのできなさそう。ケンカになりそうで!
あなたたちカップルはまったくいつだってオシャレ!

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以下、そのいい意味で簡単な小冊子から無許可で引用させて貰っています。

忘れてしまった風景
忘れてしまったことすら忘れてしまったこと

忘れられない光景

わたしのなかに確かにふりつもる
日々の記憶
記憶のなかの祝祭

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