DATE:2012/01/31(Tue) 15:05 No.846

「新海誠 / 星を追う子ども」
旧作になってたから観た。「秒速5センチメートル」が結構好きだったし、いつか観るんだろうなとは思ってたけど。
感想を一言で言うと「ここまで隠さずジブリとうか宮崎駿要素を前によく出せたな。でも結構おもしろいね」です。
ジブリ要素は本当にあげれば数え切れないくらい、ツッコミ所満載でした。
そのいくつかをあげると
やたら食事が美味しそう・シシ神の首的な気持ち悪いドロドロ・「ミミ」という猫?がキツネリスのテト・先生がムスカっぽい・主人公と男の子が滝を落ちるとこは千尋とハク・光るペンダントなんてまんま飛行石・主人公をさがしに村を出るシーンはアシタカの旅立ち・イゾク(イ族?)はシシ神みたいな登場する、歩き方はルパンに出てきたラムダ・モンスターの死骸から芽が生えるのは、もののけ姫・涙の粒がでっかいデフォルメ表現。思うだけでこんなにある。たぶんもう隠す気が無い。あと、黒い球はGANTZ・アガルタの入り口はAKIRAの幼稚園。亡念のザムドも入ってるな。もういっぱいいろんな雰囲気がある。
ってここまでかぶると面白くない?って思うかもですが、これがまた意外と物語は面白い。
失ったものを取り戻す的な冒険劇かと思ってたんだけど、結構ウジウジしてて中2病的な話かも。
それと流血要素もあるので、それほど「子ども向け」ではないんだろうな。ぼく苦手だけど。
そして何よりも背景は本当に劇的できれい。秒速5cmからそうだけど、これだけで観る価値あるかも。
専門用語とか、宗教絡めた用語とか、説明ないけど細かい所にちりばめられてる。
旅のゴールの名前は「フィニステレ」=スペインにあって、聖ヤコブの道、巡礼者の最終的な目的地だったり
他にもグノーシス主義とか聞いたことはあるけどなんだかよく分からない単語がちょいちょい出てくる。
そうゆうの詳しい人とか、好きな人は、そっちでも楽しめるんじゃないかな。

The End_411 洗足 / Nikon F3
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