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酒屋の隣で人生論
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「Down In The Valley」

キラキラした恋愛映画だと思った。観てる僕も頬が緩んだ。
エヴァン・レイチェル・ウッドはとにかくカワイイ。
反抗期っぽさがすごく出ててカワイイ。そして色白すぎて死ぬ。
エドワード・ノートンが原作に惚れ込み、プロデュースまでした作品。
この人、ファイトクラブ以降見たことなかったけど、カッコイイ。

本当に前半はニヤける程の恋愛映画。テンポも良いから世界に引き込まれた。そして色白。
だけど、相手男性(ノートン)の正体が明らかになるにつれて、だんだんと狂気を帯びて
なんだか不気味になってくる。ニヒルな笑顔さえもなんだか怖い。
こんなキャラどっかで、、、と思ったら浦沢直樹の漫画に出てきそうなんだ。

後半焦点がずれ気味だけど、70年代の映画っぽくて良いんじゃないでしょうか。
余談ですが、女性の弟役はカルキン一家の末っ子。ローリー。

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The End_289 運動会 / Hasselblad 500CM

「Trinograph.」「とりあえずの場所」「twitter」
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運んでもらえるけど
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「INVICTUS」

パーフェクトワールドに続き、クリント・イーストウッド作品
南アフリカのアパルトヘイト政策を廃止して大統領に就任したマンデラの話。

映画とは関係ないけど、僕の中での3大恩師の一人
小学5・6年担任の小椋先生の授業で、アパルトヘイトが取り上げられてた。
遠い遠い世界での人種差別の話。それを小学校の授業で議題にする先生。
今考えても、柔軟な思考を持って教育に励んでくれてたんだなと思う。
それが良かったかどうか分かりませんが、僕はこんな風に育ってます。

映画はというと。
ネルソン・マンデラの偉業はすごく前に出てきてるけど
ラグビーと政治を絡めたうえでの感動はイマイチだった。
話だけで聞いていた事が、映像になって頭に入ってきて
黒人と白人との間でこんな空気だったんだ。
ってゆう空気は勉強にはなったけど。

でも、なんだかんだいってクリント・イーストウッドの映画好きみたい。
グラントリノも好きだったし。
でも結構ヨボヨボ。あと何本撮れるのかな。
また惜しい人が居なくなってしまいそうな予感がする。

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The End_288 鶴見 / Nikon F3

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何度かの話し合い
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「ある、子供」

2005年のカンヌ、パルムドール賞。
この「ダメ男」っぷりはTREDICIのヨッピーに是非観て貰いたい。
細かい所のダメさはもう、通り越して笑ってしまいます。
親の低年齢化は日本だけじゃなくて、世界的な兆候なんだそうだ。

20歳のブリュノと18歳のソニアに子どもが生まれます。
父親のブリュノは父親としての実感が全くなく、定職にも就かずその日暮らし。
挙げ句の果てにはソニアに無断で、子どもを売って大金を手に入れる。
ソニアに詰められたブリュノは

「え?また作ればいいんじゃないの?」

と、なにも悪気がない調子で言い放つ。
そのほかにも一言一言が子どもすぎて、ほくそ笑んでしまう。
この映画を観ると、自分に自信の無い僕でもまだまだ大丈夫だ。と思える。
ある意味自己啓発的な映画だ。

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The End_287 鶴見 / Nikon F3

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目を合わせられない
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「中島らも / 白いメリーさん」

悼む人の後なので、もう軽いのが読みたくて。
ってことで、らも。しかも短編。軽~いの。胃に優しいの。

基本的に「読ませる」作家さんだし、ユニークさも持ち合わせた文章なので
あまり深く考えすぎないで、良い気分転換になる。
表題の「白いメリーさん」は伝説の娼婦、横浜メリーさんを題材にしてるんだろう。
昔ドキュメントを観たことを思いだす。馬車道のランプってバー。懐かしい。

9節あるうちの一つ「白髪急行」だけはなんだか雰囲気がいつもと違い
なんだかシリアスな印象だったので珍しかった。
言葉に引き込まれてしまった。10Pの超短編だけど、印象深い。
これも酒飲みながら書いてたのかな、、、だとしたらすごいぞ。

引用
私はいつの日にか、自分がこの世での役目を果たし終え、老いたみすぼらしいこの
肉体を脱ぎ捨てて、すがすがしい無に還る瞬間を夢に見る。その時こそ私は、これ
らの無人の聖なる国の住人となって、ただただ静かな光を浴びていられるのではな
いか。そう考えるのだ。
きしみをあげる老残の肉体を忘れ、恥に満ちた自分の人生を忘れ、自分がかつて存
在したことすら忘れ、涼しげな無となる。眠りが訪れるまでのこうした夢想に、い
つも重なってくるのが、あの車庫に帰る無人列車のイメージなのだった。

息抜き本のつもりが、結局こんな文章が目についてしまうのね。

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The End_286 実家 / Nikon F3

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なんで写ったんだろう
地震から3か月くらい経って、みんな忘れて来たのかな。
まるでブームのように、去っていくのかな。
自分たちにできることをしよう。とみんな口をそろえてた。
どんなに小さい事でもゼロではない。とみんないきまいてた。

僕のまわりでもそうゆう人がいっぱい居た。
義援金や、物資集めに声をかけてる人
何かを作って売って、寄付金にする人
イベントをやって売り上げを寄付する人
すごいよなあ。と思う。心から。僕できないもの。

だけど、みんな「収益のすべて、または一部を責任持って寄付致します」
と言うだけで、実際いくら売り上がっていくら寄付しました。
ってのが全く出てこない。その透明度って重要だと思う。個人なら特に。
自分のお金じゃなくて、他人のお金を預かるって事だからさ。
ちゃんとやらないと疑念を生みかねない。しかも好意のお金だから。

一番大事な所が出来てないから、浮ついたチャリティにしかならないんだよ。
個人でやるチャリティなのに透明性が無い。寄付した側も実感が無い。
結局は主催者の自己満足だけでしかなくなっちゃう。残念な話だけど。
すでにそこには地震も被災者の事も、関係がなくなってしまうのだ。

言い出しっぺになるという事は、責任は生じる。続けるという責任も。
なのに、どんな小さな事でもゼロじゃない。という便利な言葉で濁す。
そこまで出来ないのなら、そんなものやらない方がマシだ。と率直に思う。
だまって募金箱に小銭を入れていた方がよっぽどマシなんだから。

その時の勢いで「チャリティしなきゃ」ってなったのかな。流行かな。
そして飽きちゃったのかな。そもそもそこまで考えて無かったのかな。
あの日、あの時、何かしなきゃと、助け合わないとと、地球はひとつ、と発言するの

そうゆうのかっこいいもんね。

僕は今でも、かっこよくは無いけど
自分に出来ることをコソコソやってます。

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The End_285 古市場小学校 / Nikon F3



全然関係ないけど。texas / Say What You Want。
懐かしすぎる。当時僕17歳。ながとも君も好きだったハズ。
Methodmanと一緒に歌ってた。Wu-Tangか。

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小山お腹パンパンズ
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「天童荒太 / 悼む人(下巻)」

終わった。もう辛くて早く終わらせたかった。胸がザラついてしょうがない。
こうゆう時、文章力があって読ませる作家さんで良かった。
それでも何度となく本から目をそらし、ため息をついて、また読み出す。
その繰り返しをしながら読み進めるしかない小説だった。

結果的に、僕はこの本を二度と読まないだろう。
だけど、僕の人生において強烈に存在する小説になった。
だから読んで良かった。
こんなに感情移入して苦しかった小説も珍しい。

僕が思うに。死ぬ瞬間、自分が幸せだったと思う為には。
「自分が生きていた事を覚えていてくれる人が居る」という事に尽きる。
だからまだ生きている僕らは、死んでしまった人の事を「忘れない」という事が必要なんだ。

そして、特別じゃない死なんて無い。
みなが特別な生き物なんだから、すべての死が特別なんだ。
どこか遠くの国で死んだ何万人という事が、ただの何万人という数字ではなく
その人が確かにそこに存在していた、という特別な事として記憶しておくこと。
やっぱりそれには想像力も必要だし、精神的にもきつい事だと思う。
でもそうならなければいけない事なんだ。極論だけど。

最後の書評で重松清先生が言っている。
遠くから聞こえるその声は
あなたには自分のことを悼んでくれる人が居ますか?
あなたが悼みたい相手はいますか?
と、繰り返し問いかけてくるのである。

さすがである。

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The End_284 浅野 / Nikon F3

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忘れてもしょうがないもの
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「Perfect World」

1993年のクリント・イーストウッド監督作品。
中学生の時に観たのは覚えてるんだけど、内容忘れてたので観てみた。
ケビン・コスナーは当時絶頂期だったんじゃないかな。
この作品の後ワイアットアープ、ウォーターワールドと、低迷した印象。
フィールドオブドリームスとか良かったもんな。腹出すぎだが。

いちおう悪役とういう設定なんだけど、最初から悪いやつなんていない、というテーマなのかな。
愛情をかけるということはどういったことか、を含めて描かれている良作だと思う。
テキサスのドカンと抜けた景色の中を、フォードで駆け抜ける絵は
一周回ってすごく新鮮。ある意味新鮮。

にしてもこの頃の映画は、みんなタバコをブカブカ吸う。
タバコ吸いながらハンバーガー食べる。もちろんポイ捨てる。

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The End_283 渋谷 / Hasselblad 500CM

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夏の午後の丘の上
孤独が嫌でしょうがなかったのに
孤独が埋りそうになると孤独になりたくなる
ぼくだって幸せな生活を作りたいのに
目の前にぶら下がってる幸せをつかめない
分かっててつかもうとしない
ぼくは誰でもない。なら
できないんじゃなく、やらない
そんな美学、捨ててしまえばいいのに
そもそも僕は、いったいなにがしたいんだ

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The End_282 二子玉川 / Hasselblad 500CM
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草むらにしけこむ
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「ハルフウェイ」

北川悦吏子が監督ってのはどーでも良いんだけど
岩井俊二がクレジットされてるから、観なきゃなあ、とは思ってた。
TSUTAYAに借りに行く度に貸し出し中。4回目に、今日無かったら一生観ん!
と思ったらあった。

そんなに期待はしてなかったんだけど、懐かしくて感情移入してしまう。
高校生の頃ってそうそう、面倒くさい人間だった!僕!
と郷愁にも似た歯がゆさが蘇る。青臭さも。
そのくらい、こっ恥ずかしくなる程に高校生してます。
高校生の時の自分の気持ちの記憶なんて、正確には覚えてないけど。

岩井効果なのかな、やっぱり撮り方とかはキレイだ。
北海道の景色もすごくキレイだし。空が。
グルグル回すカメラワークは少し分からない、というか酔う。
けど、観ても損でない映画だと思います。

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The End_281 実家 / Hasselblad 500CM

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